JR松山駅周辺に“バスタ”建設へ 

オピニオン室

松山市の野志市長は30日、
再開発が進むJR松山駅周辺に
“バスタ”と呼ばれる
新たな交通ターミナルの建設を
目指す考えを明らかにしました。

■松山市 野志市長
「ぜひ、この松山で
“バスタプロジェクト”を
みなさん方としっかり連携しながら
実現させたい」

“バスタ”とは?

“バスタ“”は、
集約型公共交通ターミナルのことで、
国内では東京の“バスタ新宿”が有名です。

“バスタ”には、
バスターミナル機能のほか、
災害時に帰宅困難者に食料を供給する
防災拠点の役割も果たします。

さらに地域のにぎわい拠点など
さまざまな機能を持たせ、
国費で建設されます。

JR松山駅周辺は再開発ラッシュ

JR松山駅前周辺では、
県と松山市が4年後の完成を目指し、
駅を中心とする2.4キロを高架化する
再開発事業を進めています。

市は、早ければ今年5月までに
県やJR四国、伊予鉄道などで構成する
第三者検討会を設置し、
国の事業化を目指す方針です。

課題は「国道に接していない」こと

“バスタ”実現に向けては
大きな課題があります。

国が“バスタ”を建設するには、
建設地が国道に接していることが
条件です。

しかし、JR松山駅周辺の道路は県道のため、
国道に接しているという条件を
どうクリアするかが課題です。

市は、対応策として、
駅周辺の道路を国道に切り替える方法などを
検討する方針としています。

鉄道×バス×まちづくり
可能性に賭ける

コロナ禍の外出自粛などで
公共交通機関の利用者数は
大きく落ち込んでいて、
JR四国の運輸取扱収入(2020年度)は
前年度と比べ55%減の158億円と
過去最低となりました。

鉄道とバスを連結し、
さらには地域の防災や
にぎわい創出という
複合的な顔を持つ“バスタ”。

現時点では
国に事業化を求めるための
機運や計画作りの段階で
まだまだ乗り越えるべき壁は
多々ありますが
コロナ後を見据えた
街のにぎわい復活には
大きなインパクトとなりそうです。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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