子育て世代を支える
学生服リサイクルの取り組みが
県内で広がりを見せています。
※詳しくは動画で!
必需品の学生服
ある県立高校の学生服は
新品価格で約4万5000円。
(冬服・上着とスカート)
しかし、これを
リサイクル品でそろえると
6分の1の
7,500円で購入できるのです。
リサイクルの学生服を購入した
親子に聞きました。
■子どもが高校に進学する女性
「ベストと体操服を選びました。
新品と比べて値段はだいぶ安いです。
『新品じゃなくてもいいと』と
言ってくれるので、
家計は助かります」
■高校に進学する男性
「こういう店で安く買えると
家計も助かるから、
自分も気持ちが楽になります」
変わる家族の形
子育て世帯を全国で見ると、
ひとり親世帯が増えています。
2020年の国勢調査によると、
“夫婦と子ども”の世帯は
直近の5年間で2.4%減少しています。
その一方で、
“父親と子ども”の世帯は5.0%、
“母親と子ども”の世帯は5.4%
それぞれ増えています。
所得の詳細までデータがありませんが、
特に“母親と子ども”の世帯では
“夫婦と子ども”の世帯と比べ
一般的に所得は低いとみられています。
※※※
一年でもっとも出費が増える春
入学金や学費、そして学生服と
何かと出費がかさむこれからの季節を
リサイクル品の活用で
”お得”に乗り切る術を取材しました。
①自動車教習所で学生服をリサイクル
今月、県指定自動車教習所協会に
加盟する18か所すべての教習所で
学生服の回収がスタートしました。
キーワードは“若者”
■城西自動車学校 岡百合子主任
「元々、教習所は
若い方がたくさん訪れます。
春は、高校を卒業したばかりの
若い教習生が多いので、
『来たついでに制服を寄付して
もらいやすいかな』と思いました」
寄付された制服は洗濯と修繕した後、
リサイクル品として販売されます。
■城西自動車学校 岡百合子主任
「新型コロナの影響で
家計が苦しい方もいると思うので、
そうした方の助けになればと思います」
※※※
②未就学児や園児の衣類をリサイクル
新居浜市で去年10月にスタートした
子育てグッズのリサイクルプロジェクト
co‐any(コ・エニー)の
取り組みです。
妊娠期や産後など
女性を支援する活動を行う
野田明里さんが中心となって
メンバー6人で運営しています。
家庭で使わなくなった
服や本、おもちゃなどを回収し、
その場で譲渡会を開催しています。
譲渡会には、誰でも
子育て関連グッズを
持ち込むことができ、
誰でも、気に入ったグッズを
持ち帰ることができます。
■孫が保育園に入る女性
「リサイクルは資源を大切にする
とてもいい活動です。
使わなくなった物は他の人に譲り、
自分たちも使える物なら
新品でなくていいと思います」
“思い出”も引き継いでほしい
■co‐any 野田明里代表
「子どもの成長スピードは早く、
子育てグッズを使える期間は
とても短い。
譲渡会を通じて
誰かが大切に使ってくれると思うと、
自分の思い出も一緒に
引き継いでくれるような気がして、
それが保護者の喜びになるのでは
と感じています」
譲渡会はワクリエ新居浜で行われます。
曜日や時間帯などの詳細は、
co‐anyの
インスタグラムに掲載されています。