映画監督や
ラジオプレゼンターとして
幅広く活躍する
杉作J太郎さん(愛媛県出身)が
初めての詩集
『杉作J太郎詩集』を出しました。
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『コロナ時代に心に響く詩集~杉作J太郎』
J太郎さんは
「コロナ禍の今、
とても生きづらいと感じている人に
届けたいと思って出版した」と
話します。
◆オモチャ箱のような詩集
私の場合、
J太郎さんの作品と聞くと
「どんな詩が飛び出して来るんだろう?」
と”感動”よりも
”ドッキリ!”に期待してしまいます。
恐らく
”珠玉の一篇”を求めて
J太郎さんの詩集を買う人は
少ないと思います。
そういう期待は
裏切られることはありません。
いろんな「オモチャ」のような詩が
飛び出してきます。
楽しいゲームのようなオモチャ
考え込む知恵の輪のようなオモチャ
スピード感あふれるオモチャの電動カー
抱きしめたくなるぬいぐるみ
そして、時に
全く遊び方の分からないオモチャも・・・。
◆オモチャ箱には時々、お菓子も・・・
時々、”当たり”のように
お菓子?のような詩も含まれています。
(食いしん坊のJ太郎さんの
食べ物の詩は独特の魅力)
一つだけ、紹介します。
【チャーハン】
宝石ばらまいた
夜景のように見えたけど
食べたら
チャーハンだった
焼き飯ともいう
赤いニンジン
黄色いたまご
緑はネギ
水晶のようなタマネギ
もうこれでいいよ
これがいいよ
私の宝石
食べたらなくなった
お皿に油が
てかってる
宝石はどこへ行った
夢のようだ
◆なぜ今、詩集か?
20歳になる前、種田山頭火の
「私は砕けた瓦だ」という言葉に衝撃を受け、
「ポツポツと詩を書いていた」(J太郎さん)
といいます。
世に出すことは
全く考えてなかったそうですが、
コロナ禍の今、ほぼ毎日、
ラジオでリスナーと接する生活を
送っていると、
届くメールの内容がギスギスし、
言葉づかいも
荒んでくることに気づいたといいます。
「この分断、生き地獄、
エゴが試される時代に
今こそ詩集を出さないといけないと
思った」(J太郎さん)。
J太郎さんがコロナ時代に生きる人々に
”叫び”たかった作品であろう
【やるべきこと】で
記事をしめたいと思います。
絶対に
やらねばならないことというのは
ない
自分で決めたことは
自分で変更することができる
いちど決めたことに
ふりまわされてはならない
決めたのは自分で
その判断は絶対ではない
自分の正義も絶対ではなく
すべては思い込みと
自己正当作業かもしれない
それでは話にならない
思い込むな
推理するな
断定するな
力を抜いて
全方位に可能性を見出して
大きく息をしよう
そこに明日がある
出版社:よるひるプロ
価格 :1,500円+税
販売 :全国の書店