オミクロン株感染急拡大~現状と対策詳細

ニュース解説

年明け以降、
県内でもオミクロン株による
感染確認が急増し、
中村知事は昨日(12日)、
県独自の警戒レベルを
“オミクロン株感染拡大
特別警戒期間”
に引き上げました。

特別警戒期間への引き上げは
およそ半年ぶりです。
(前回の特別警戒期間は
感染警戒期から引き上げられた
去年7月29日~8月10日)

◆感染者100人超の衝撃

中村知事は会見で
「衝撃的な数字を
お伝えしなければなりません。
昨日、県内で新たに
112人の陽性者が確認され、
過去最大の危機的状況に
直面しています」などと述べました。

県内では39日間連続で
陽性者ゼロが続いていましたが、
今月4日、40日ぶりに
3人の感染が確認されました。

その後、わずか9日で37倍の
112人に急拡大したのです。

中村知事はオミクロン株の特徴として

▼従来のアルファ株、デルタ株と比べて
感染力が極めて強い
▼デルタ株と比較すると重症化率は
低い傾向が出ているが、
決して重症化しないわけではない
▼ワクチンを2回接種した後、
一定期間経過すると
感染予防効果は著しく低下

などを挙げました。

◆成人式での感染は?

感染の急拡大の主な原因に
オミクロン株の感染力の強さがありますが、
これに年末年始の人の流れや
今月9日に開かれた成人式に伴う
飲み会や同窓会などが重なったためだと
考えられています。

当時、感染ゼロが続いていた県内は
最も低い警戒レベル“感染縮小期”でした。

中村知事は、成人式が目前に迫った今月6日、
県内20市町とのコロナ対策会議で
「開催を再検討するとともに、
感染対策を見直してほしい」などと
呼びかけました。

最終的に9日に開催を予定していた
12市町すべてが成人式を開きましたが、
昨日の会見で中村知事は、
「松山市・西条市・今治市
久万高原町の成人式に
参加した新成人の中で
現時点で10人以上の感染が
確認されている」と明らかにしました。

◆感染ゼロが続き、緩みが生じていた?

おととい(11日)、
松山市の繁華街の様子を
ある中華そば店で聞くと…

■北山軒 森永良子さん
「年末年始、街はとても賑わっていた。
若者たちの中には、マスクを外して
路上で騒いでいる人たちもいました」。

感染の急拡大を受け、今、最も気がかりなのは
営業時短要請があるかどうかです。

「飲食店経営者たちは、みな真面目に
仕事をしているのに、
感染が広がることで、
また臨時休業するようになれば大変」

◆特別警戒期間の対策は

中村知事は“オミクロン株感染拡大
特別警戒期間”の県民への要請として

▼県外との不要不急の出張・往来は自粛、
また、県内であっても混雑した場所や
感染リスクの高い場所への外出を自粛
▼県立学校では、身体接触を伴う
活動などは極力控える
校外交流は県外だけでなく県内でも
目的や必要性、訪問先などを
よく考えて厳選する
部活動は、県内外問わず練習試合や
合同練習は行わない
▼県内宿泊旅行代金割引、
「新みきゃん割」の新規販売を当面停止
▼会食は、全県ルールとして
大人数・長時間を避けて、
1テーブル4人まで
テーブルの間隔を十分確保し
テーブル間を移動しない
感染が拡大している
松山市、今治市、宇和島市、
新居浜市と西条市に限り、
認証店でない店での会食は
「4人以下で、おおむね2時間以内」

などの対策を求めています。

◆コロナ検査の無料化で早期探知

県は今月5日、これまで
「ワクチン接種を受けていない
無症状の人」を対象に
無料で行ってきたコロナの検査を、
「感染に不安を感じる
無症状の県民全員」へと大幅に拡大しています。
(開設場所は県HP参照)

県によると、これまでに無料検査で
複数の陽性者が確認されているということで、
感染の実態を把握するためにも

無症状者は無料の検査を、
また、
発熱などの症状がある人は
医療機関に事前連絡の上で
診察を受ける

よう呼び掛けています。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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