迫る総選挙に愛媛1区の新人は

オピニオン室

岸田文雄氏が新総裁に決まり、
衆院選の自民党の“顔”が決まり、
選挙区も熱を帯びてきました。

新人2人の立候補が予想される
愛媛1区で、
総裁選の結果や
今後の戦略を聞きました。

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愛媛1区 自民党・新人
塩崎彰久さん(45)

きのう昼前、
松山市の閑静な住宅街に現れたのは
自民党・新人
塩崎彰久さん(45)です。

リタイア世代など
日中に比較的自由な時間が持てる
中高年層の支援者を前に、
自民党の政策を訴えました。

塩崎さんは
松山市出身の元弁護士で、
父・恭久氏の引退を受け、
自民党愛媛県連が行った公募を経て
後継候補に決まりました。

「私は1人の党員として
改革の突破力に期待し、
河野さんに1票を投じました。

岸田新総裁には、
優れた安定力のあるリーダーとして
この国難を乗り越えていく
リーダーシップを
発揮してほしいと期待しています」

総裁選の県内の党員票の結果です。

「一般党員の思いも、
そして一緒に仕事をしている
仲間としての議員の認識も
バランスよく反映していくのが
今の総裁選の仕組みだと思います。

一回リーダーが決まった以上は
みんなで力を合わせて
この国難を乗り越えていくことが
大事だと思います」

Q. 総裁選の結果は衆院選に影響するか?
「そこはもう、一人一人の個人が
ちゃんと政策を訴えていくことに
尽きると思っています。

私としては、みなさんに
お伝えをしていくことは
変わらないかなと思っています」

Q. 気持ちに変化は?
「これまでは総裁選の議論を
みなさんしていましたが、
これからは新総裁のもとで、
“日本を本当にどうしていくんだ?”
そういう次のステージにつながる議論が
進んでいくと思います」

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愛媛1区 立憲民主党 新人
友近聡朗さん(46)

コロナで売上が落ち込んだ
松山市繁華街の雑貨店を訪れたのは、
立憲民主党・新人
友近聡朗さん(46)です。

友近さんは松山市出身の
元サッカー選手で、
2007年の参議院議員選挙では
自民党の現職、
関谷勝嗣さんを破り初当選。

参議院議員を1期務めました。

「岸田新総裁誕生は
想定通りだった」という友近さんに、
次期衆院選への影響などを聞きました。

「今回の総裁選では、
異なる意見・政策の人たちが
1つの党にいることが分かりました。

よく野党がバラバラだと言われますが、
自民党の皆さんも、
全く意見の異なる人たちが
何かの理由で
一緒になっていると感じました」

「総裁選の結果が
総選挙に影響するかは分かりません。
有権者の皆さんの声を
これまでと同じように
実直に聞かせてもらい、
その声を国政に届けたいです」

「私たちがこのコロナ禍で
1年半提案してきた、
“業種を問わず、事業規模に応じて
国が財政支援すべき”という政策と、
岸田さんが訴えている経済政策には
同じ部分があるので、与野党関係なく
ぜひ一緒に進められたらと思います。

県内を見ると、
大街道や銀天街、道後の商店街、
ホテルなどで観光客が減少しました。

こうした業種には飲食店と違って
協力金や応援金も届かないので、
総選挙の前に政策を講じるべきです。

政策は中身も大切ですが、
スピード感も大事だと思います」

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塩崎さんと友近さんは、
ともに40代半ばで
子育て中という共通点があります。

同世代の有権者に向けて
どんな政策や、
国会での働きをアピールするのか、
注目です。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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