学生ビジネス最前線②「地元密着」起業家

ニュース解説

コロナ禍で
飲食店の厳しい状況が続く中、
松山市に学生が経営する
新しい店舗がオープンしました。

「コロナ禍ではサンドイッチなど
テイクアウトに向いた
食べ物が売れると考えました」

経営者は現役大学生

松山大学の2年生、岡田翔偉さん。

「幼い頃からビジネスに挑戦したいと
考えていました。
時にはトラブルや壁にもあたりますが、
それらを乗り越えながら頑張っています」

開店費用は自前で準備

岡田さんは徳島市の出身。

愛媛に知り合いはいませんでしたが、
6月、念願の自分の店を
松山大学前にオープンさせました。

賃貸料や厨房機器など開業にかかった費用、
約90万円はすべて自己資金で、
これまでの貯金を使いました。

メニューにアイデア しかし…

看板メニューは県内産の水菜を添えた
ベトナム風サンドイッチ“バインミー”。

コロナ禍での消費者ニーズを
しっかり分析したはずでしたが…

「男子学生の声を聞くと、
米や肉などガッツリしたものが
食べたいという声が多く、
あまり売れませんでした」

思惑通りに進まないのが
ビジネスの難しいところ。

1人きりで経営する限界に気づいた
岡田さんはネットワーク型の
経営に切り替えました。

キラリ光る若者目線 

名古屋大学の現役学生で
現在はリモート授業のため
松山市で暮らす藤岡祐太さんです。

藤岡さんは市内の畑で野菜を育て、
岡田さんの店にも出荷しています。

こうした同世代の若者たちと
より結びつきを深め、
アイデアを共有するなど
経営の”厚み”を増すことにしたのです。

その結果、開発されたのが
“長茄子の和風鶏丼”です。

試食の結果、評判も上々、
500円のワンコイン丼での
販売が決まりました。

「暗中模索にはなりますが、
コロナ禍に対応したビジネスを
若い力で成功させたい」と岡田さん。

社会人に負けないやる気と行動力で
夢の実現を目指す岡田さん。

愛媛で産声をあげた学生ビジネスに
期待が高まります。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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