岩松川は鰻で”そうめん流し”できる?

ニュース解説

宇和島市津島町のある料理店からメールで
「岩松川には
ウナギでそうめん流しができるくらい
一杯いる」という情報をもらい、
面白そうなので取材しました。

◆解説動画『岩松川はウナギで
そうめん流しできるってホント?』(5分30秒)

メールの差出人は「田むら」のご主人、
田村寿一さん。

田村さんは、津島町の豊かで個性的な
食材を活かした料理で、
地域の活性化を目指しています。

津島町で有名な食材の一つが
厳冬に春の訪れを知らせる”しらうお”。

そして実は、
夏には天然ウナギが豊富に獲れます。

ただ問題は、岩松川には天然ウナギが
たくさんいるのは分かっていたのですが
それを料理して食べさせる料理店が
ありません。

そのため、例えば鬼北地域など
他の地域の料理店に持ち込まれ料理されるか、
獲った個人が自己流に料理し、
自家消費するしかなかったといいます。

それはもったいない、ということで
地域の人が考えたのが
地元の食材を、地元の料理店で料理して、
そして、”地元に来て”食べてもらう、
という地域活性化策です。

田村さんはユーモアあふれる
アイデアマンで
考え出したのが『映(ば)える!?鰻桶』。

どうせなら、豊富な天然ウナギを
せっかく津島町まで来てくれた人に
タップリ食べてもらおうと、
2人前は十分あるウナギの桶をつくり、
それをシェアして食べてもらう方法を
思いつきました。

(「映える」というからには
女性客を意識したと思われるが、
果たして、このボリュームを
女性が食べられるかどうかが不安・・・)

肝吸いや骨せんべい、コーヒーも付いて
5,500円。

貴重な”天然モノ”で、この値段。

私も撮影で試食しましたが、
(味の感想などは解説動画をご覧ください)
もちろん、一人では食べ切れませんでした。

今度は家族で行って、完食したいです。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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