あすYahoo!ニュースと連携記事を配信

オピニオン室

あす午後4時の予定で、
南海放送とYahoo!ニュースとの
【愛媛から伝えたい
~西日本豪雨3年共同連携企画】を
Yahoo!から配信します。

タイトルは
『「ダムが守ってくれる」はずが
水没した全国で最も”ダムが身近な”町、
「川が逆流」して浸水する危機から、
命を守った最後の理由』

3,700文字の特集記事ですが、
取材テーマや記事の内容の一部を
一足早くご紹介します。

◆舞台は大洲市肱川町、全国的にも珍しい
ダムが”見えるほど身近な”町

地元の人は
ほとんど意識していないのですが、
ダムは通常、山間部に造られるため
「肱川町のように
ダムが見える位置に集落があるのは
全国的にも珍しい」(ダム関係者)ことです。

では、
その「ダム直下」という立地は、
町にどのような影響を与えるのでしょうか?

「ダムの効果も影響も
大きく受けるのは間違いない」
「放流にはものすごく
責任を感じる」(ダム関係者)。

つまり、
日常的な良い効果も大きいけれど
例えば、緊急放流のような
非常時の悪い影響も
大きく受けるといいます。

◆西日本豪雨の緊急放流で
肱川町を襲った予想外の危機

西日本豪雨から3年。

改めて、肱川町の被災者に話を聞くと
「川が逆流した」という声を多く聞きます。

一体、何が起こったのでしょうか?

実は
『バックウォーター(背水)現象』が
起きていたのです。

バックウォーター現象とは
どんな現象なのか?

メカニズムや
住民避難に与えた影響などを検証します。

◆情報不足に緊急放流そして「川の逆流」、
命を救った最後の理由は?

取材に対し、被災者は
避難情報はなかったと口を揃えます。
(「聞こえなかった」も含む)

そして、予想もしない「川の逆流」。

しかし、町の中心集落(旧役場周辺)から
犠牲者は出ませんでした。

なぜなのでしょうか?

特集記事では
2つの可能性について検証します。

1つは消防団の果たした役割、
もう一つは「逆流現象」がもたらした
意外な”時間的猶予”の可能性です。

西日本豪雨を教訓に
ダム側は「”伝える”から”伝わる”を
目指して取り組みを進めている」と
話します。

西日本豪雨で”すっぽり”と水没した
肱川町の中心集落の住民が学んだ
未来に伝えるべき教訓を追います。

◆さらに上流には山鳥坂ダムが建設中
完成すれば、2つのダムの直下に

昭和61年の実施計画調査から実に35年。

現在、建設中の山鳥坂ダムが完成すると
肱川町の中心集落は
2つのダムの直下に位置し、
さらに放流の合流点になります。

住民の不安や
ダム運用の課題などについても
取材しました。

*****

あす是非、読んでいただき
感想や意見などを
SNSで「#てや」発信していただくと
みんなに共有され、
私たちの今後の取材などにも
生かすことができます。

宜しくお願いいたします。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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