繁華街にお客戻る、感染リスクも戻る? 

ニュース解説

先月末、酒類を提供する
飲食店を対象にした
「営業時短要請」が解除されました。

営業時短最終日と
解除後初めての週末の二回、
松山市二番町周辺を取材して
私自身が感じた
”感染リスク”の「今」です。

取材1日目
5月31日午後6時

県が独自に設けた
警戒レベルのうち、
もっとも高い感染対策期と
営業時短要請が
最終日を迎えた先月31日。

日没前で、まだ明るい
午後6時過ぎの
松山市二番町では、
約7割の店が休業していました。

これから街に
繰り出そうという人はまばら。

静まりかえった
繁華街という印象です。

午後9時までの営業は
認められていますが、
なぜ、店を閉じているのか?

ある飲食店経営者は
「深夜帯の営業が
売上の多くを占めるので、
9時まで開けていても
かえって経費が売上を上回り、
赤字だから」と
話しました。

休業期間の従業員への給与や
電気・ガス、水道、
これまで仕入れていた
食材などの支払いも必要で、
金融機関からの借り入れで
なんとか乗り切っている店も
あるといいます。

営業時短要請の時間である
9時を過ぎた街は
静まり返っていました。

二番町通りと八坂通りの交差点は
通行量も少なく、
人通りもほとんどありません。

6月4日
時短解除後の初めての週末

感染対策期から
感染警戒期へと警戒レベルが
引き下げられた6月。

まだ明るい
午後6時半の二番町界隈には、
たくさんの人が戻ってきました。

コロナ前ほどではないものの、
人々が戻った街からは
活気も感じられました。

午後10時過ぎに前回、
31日と同じ交差点を
撮影したところ、違いは明らか。

しかし・・・

人出とともに
感染リスクも戻ってきた?

午後10時をまわると、
通りには
酒に酔った人たちが
目立ち始めます。

特に目についたのが…

マスクをせずに歩く人です。

取材中、昼間とは違って、
かなりの確率で
マスクなしの人と遭遇しました。

気になるマスク率。

繁華街で
働く人たちからはこんな話が・・・

■代行運転業者
「とってもマスク率が、
町を歩いている人たちの
マスク率が下がったのと、
代行運転で帰っている時に
マスクを外している方が
多くなりました。
もちろん怖いです」

■インタ 飲食店店長
「元々コロナの意識が高い方は、
たぶん飲みに
出られてないと思うので、
やっぱりもう避ける。
町を避けて
自粛されていると思いますね」

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取材して
感染対策のない生活では、
感染が再拡大してしまう恐れが
常にある
という危機意識を
強く持ちました。

感染のレベルが
どんな状態にあろうと
守るべき感染対策は常に同じ
という意識を持つこと、
啓発することの重要性を
再認識しました。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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