コロナ禍の中、看護師目指す若者の今

オピニオン室

県内では感染者数が
減少傾向にありますが、
まだまだ
コロナへの警戒は続きます。

コロナ禍の今、
医療従事者を目指す
若い世代を取材しました。 

    会見する中村知事 5月27日 

新規感染が
減少傾向にある県内 

きょう県は新たに7人が
新型コロナに感染、
医療機関の入院患者数は
43人になったと
発表しました。

重症患者は5人。

医療現場の重い負荷は続きます。

******************

今後も役割期待される
医療従事者 

    県立中央病院 

コロナとの戦いで
医療従事者の
存在感が一層、高まり
数の面でも
充実が求められています。

役割について考えます。 

1つは医療機関でのコロナ患者への対応。

2つ目はワクチン接種です。

1つ目のコロナ患者への対応では、
入院患者数に比例して
医療従事者への負荷は
変わります。

現在は2桁の入院患者数ですが、
今後、インド株の拡大や
県外からのウイルスの
持ち込みなどが心配され、
再び増える恐れがあります。 

2つ目のワクチン接種は、
県民にとって今、
最も大きな関心事です。

ワクチンはコロナとの戦いの
切り札ともいえ
ここでも医療従事者は
大きな存在感を示します。

******************

医療従事者目指す学生たち 

こうした中、
県立医療技術大学で学ぶ
若者たちを取材しました。 

まず授業はオンラインが中心。 

この日は入学間もない1年生が
総論的な授業を受けていました。 

コロナで実習も大きく変化

上級生になると
実習が増えてきますが、
コロナで
その内容は様変わりしています。 

県立医療技術大学では
5月19日から
4年生の学生を
県立中央病院に受け入れてもらい、
急性期の病棟で
実習を行っています。 

これまでは
学生が入院患者を受け持ち、
技術やコミュニケーション能力の
向上を図ってきました。

 

しかし去年から、
現役の看護師が
患者に対応する様子を
見学する方式に留まっています。 

このため大学では、
不足する技術を補うため、
病室やナースステーションを
学内に再現し、
学生たちが
模擬実習に励んでいました。 

    学内実習の様子

時に危険も…
それでも患者のために 

今後も続くコロナとの戦い。 

現役の看護師からは
若い世代への期待が
高まっています。

県立中央病院
酒井淳子副看護部長
「コロナ禍の中でも、
医療水準の向上に
努めなければなりません。
私たちの仕事は
人の命を支え、
生活を支え、
人生に寄り添っていく仕事です。
大変ではありますが、
日々学ぶことも多いし、
泣いたり笑ったり、
色んなことを経験できる、
とても役割の重大な
仕事ではないかなと
思っています」

******************

県立中央病院
岩本悟志 感染管理認定看護師
患者さんを守るということも
大事なんですけど、
患者さんの感染症が
自分にうつって、
自分が感染してしまうかも
しれないっていうことを
考えないといけない。
特に看護師は患者さんとの
距離がやっぱり近いので。
そういったところが
この仕事の
怖いところだと思うんです」

******************

学生たちは…

県立医療技術大学 看護学科1年
長谷波比奈さん
「私が看護師になって
病院に入ることで、
救える命が
少しでもあるんじゃないか
と考えた時に、
コロナに対する恐怖より
働く意欲の方が大きい。
確かに感染するっていう
怖い気持ちがあるとは
思うんですけど。
患者さんも
怖いのは同じですし。
そういったことを緩和するのが
看護師の仕事だと思う。
勉強もしっかり頑張って、
人間面・精神面といったものを
ちゃんと
磨いていけたらなと思います」

******************

県立医療技術大学 看護学科4年
中村咲希さん
「出来るだけ早く回復して、
自分の帰りたい場所、
家とか退院したいっていう
気持ちをかなえられるような
看護師になりたいと思っています」

やがて医療現場の
最前線へ飛び立つ学生たち。 

   立医療技術大学(砥部町)

その頼もしい姿が、
未来の医療を支えると
感じました。

記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

中武正和をフォローする
オピニオン室