コロナ禍の取水制限・・・「平成の大渇水」の記憶

ニュース解説

松山で雨の少ない状況が続いています。

去年12月以降は

2月を除き全ての月で

平年を下回っている状況で

特に4月は

平年のおよそ6割しか

雨が降っていません。

 

雨が少ない… と聞くと

特に30代後半から

それ以上の松山の方は、否が応でも

頭をよぎると思います。

 

カラカラに乾き

湖底がむき出しになった石手川ダム。

断水のため

理髪店ではじょうろでシャンプー。

貯水率0%という衝撃の数字。

 

1994年の「平成の大渇水」です。

(画像はいずれも1994年、当時のテレビ放送より)

 

きのう(4月30日)午後4時時点の

石手川ダムの貯水率は68.9%。

平年と比べると

20.4ポイントも低い状況です。

石手川ダム・29日午前撮影

実はこれ、平成の大渇水の年の

同じ時期と比べても…

およそ30ポイントも低い数値です。

 

28日に開かれた

石手川渇水調整協議会では

このまま雨が降らず

取水制限なども行わないままだと

6月13日頃には

貯水率がゼロになるという見通しが

示されました。

 

石手川ダムによると

4月に70%台あった貯水率が

60%台にまで落ち込んだのは

ダムができて以来、初めてだそうです。

 

そのため29日からは

川から浄水場に送られる水の量を減らす

取水制限が行われ・・・

上水道で5%の取水カットなどの措置が取られています。

 

気になるのが今後の雨…

ということで

 

“6時40分のマドンナ”

CH.WEATHERの

水口佳美・気象予報士に

聞きました。

 

 

松岡

水口さん、今後まとまった雨が

降るかどうかが気になります

水口

最新の1か月予報を
見てみると
5月は平年通り
高気圧と低気圧が交互に来て
天気は数日の周期で
変わる見込みです

ということは
決して晴れの日が
続くというわけではない?

晴れの日もありますが
前線の影響を
受ける時期があって
5月の降水量は
ほぼ平年並みか、
少し多い傾向になる
可能性があります。
5月中旬にかけては
雲が広がりやすく
晴れの日が少ない見込みです

 

ただ、今年は「平成の大渇水」時とは

ある大きな“違い”があります。

 

コロナ禍での渇水の懸念です。

 

松山市公営企業局の担当者は

新型コロナの防止対策に必要な水は
十分に使っていただいて
花の水やりなどには
風呂の残り湯を使っていただいたり
洗車の回数を2回のところを
1回にしていただくとか
ご協力をいただけたらと思っております。

としています。

 

“こまめ”な手洗いは

新型コロナの感染予防の基本ですが、

手洗いの際には蛇口も“こまめ”に閉めて

感染症対策と節水を両立させましょう!

記者プロフィール
この記事を書いた人
松岡宏忠

奈良県大和高田市出身。2005年に入社し2009年の「NEWS CH.4」番組開始とともにフィールドキャスターに。
2013年からキャスターを務める。
2021年春からはデスク業務にもあたる。
座右の銘は「毒蛇は急がない」。

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