季節観測の大切さ

ニュース解説

イチョウが黄金色に染まり県内の紅葉も進んできました。

気象台では季節の遅れ・進みを知るための観測として動植物の季節観測を行っています。
例えばイチョウの発芽、イチョウの紅葉、イチョウの落葉。

写真は気象台の中にあるイチョウの標本木。松山のイチョウ黄葉の平年日は11月23日。

そしてうぐいすの初鳴き、つばめの初見、ホタルの初見など…気象台の職員が目視で観測をしています。例えばアブラゼミの初鳴きの観測は、職員が虫取り網を片手に気象台内を走り回るそうです。観測が自動化される中、ちょっとほっこりするアナログな観測だと思いませんか?

この季節観測のうち、令和3年1月から「動物季節観測」が全廃。そして「植物季節観測」の一部も廃止となります。環境の変化で観測が難しくなったということですが、あまりに寂しい決定です。

動物や植物が教えてくれる季節の移ろいや地球環境の変化。正式な観測はなくなっても大切にしていきたいものです。

 

記者プロフィール
この記事を書いた人
水口佳美

1982年生まれ。伊予市出身。
2014年10月、気象予報士の資格取得
「サタデリ」「Beans」でのお天気コーナーを経て、
2020年4月から、ニュースCh4の気象コーナー「CH.WEATHER」を
担当。空を見ることが何よりの息抜き。
天気マークだけでは分からない愛媛の空をお伝えします。

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