第73回「コロナ禍のお盆 愛媛土産も進化!?」

ニュース解説

■いつもと違うお盆の風景

全日空によりますと首都圏や関西圏などで新型コロナウイルスが感染拡大していることに伴い、帰省や観光を控える人が多いため、8月7日から16日までのお盆の期間中、松山空港発着の羽田便の予約率は、23.5%、伊丹便は24.5%にとどまっているということです。
これは、羽田便で、前年比マイナス55.1ポイント。
伊丹便で、前年比マイナス34.5ポイントと、前年を大きく下回っている状況です。
また、西日本高速道路は、今年のお盆時期の渋滞予測について、渋滞が発生しない可能性があるなどとして、2005年の民営化以来、初めて発表を見送りました。

■愛媛の進化系土産が台頭

こうしたコロナ禍のお盆において、愛媛の進化系土産が台頭しています。
まずは、慶応3年、1867年に今の西予市宇和町で創業した山田屋が、150年以上に渡って受け継いできた「山田屋まんじゅう」です。

食通で知られる吉田茂元首相もこよなく愛したという愛媛を代表する銘菓。
その、山田屋まんじゅうの進化系が山田屋まんじゅうのこしあんと四国カルストの湧き水を使って作ったおしるこ「きら」です。

北海道十勝産の小豆で作った山田屋伝統のこしあんに水を加えただけというシンプルかつプレミアムなおしるこ。
冷蔵庫でよく冷やし、氷をたっぷり入れたグラスに注いで飲むのがおススメです。
さらにおススメの食べ方というのが抹茶アイスを浮かべた特製おしるこ。

日本を代表する東京の高級ホテルのラウンジで、山田屋のおしるこがこのスタイルで提供されているそうです。
このおしるこ、以前から要冷蔵商品として販売をしていましたが、試行錯誤を重ねた結果、常温での保存に成功し、2020年6月から販売を始めました。
ちょうど新型コロナによる“ステイホーム”の時期と重なり、オンラインショップで、これまでの5~10倍程度の売り上げアップとなるなど、爆発的な人気を見せているそうです。

■続いても愛媛を代表する銘菓

“生”として進化したのは、およそ70年に渡って愛されている愛媛の定番土産、「母恵夢」です。
「“生”母恵夢」は、焼き上げる前の「母恵夢」の食感をイメージしています。
(“生”と表現していますが焼き上げています)

まずは、2019年11月に県内限定で販売を始めた「生母恵夢」。
愛媛銘菓「母恵夢」の進化系定番土産として、この春から県外の店舗やオンラインでの購入ができるようになりました。

1個180円と、通常の母恵夢と比べると60円高く、プレミアムな商品ですが、新型コロナの感染拡大に伴う帰省自粛の中で、県外の家族などに手土産代わりに贈る人も多く、オンラインでの売り上げが好調です。

■ステイホームを楽しむ

最後は、1635年創業の「五色そうめん森川」。
そうめんの老舗企業が今年発売した進化系定番土産とは、五色そうめんの「おどうぐばこ」です。

そうめんのお道具箱?
謎が深まりますが、その中身はというと…。
クレヨンのように見えるパッケージですが、こちらもそうめんです。

ユズ、梅、イヨカン、抹茶など全7色のそうめんの風味を味わえます。
五色そうめん森川といえば、そうめんのキッチンカーを走らせたり、ライオンやキリンなどに変身するそうめんの木箱を開発したりと、数々のアイディアで子どもたちのハートを掴んできました。
そして、今回、誕生したのがこの「おどうぐばこ」です。

箱の中には、黄色やピンクなど、7色の「いろいろそうめん」にデンプンで出来た食べられるアートフィルム。

さらに、ロックシンガーを描いたクッキングシートに、スケッチブック風の紙皿もセットになっていて、家族一緒にそうめんアートを楽しむことができます。
また、「おどうぐばこ」は、中身を取り出したあと、本当の“お道具箱”としても使用できるということです。

「NEWS CH.4」の青木キャスターも報道部の同僚記者と共に「おどうぐばこ」を使ったそうめんアートに挑戦。
番組パートナーの松岡キャスターを7色そうめんで描いたそうですが…。

いかがですか?
なかなかの出来じゃないかなぁと思います。

コロナ禍で迎えた、例年と異なる今年のお盆。
感染拡大地域からの帰省を控える方もいらっしゃるかと思いますが、思い思いのアイデアで、それぞれの夏を楽しむことができるといいですね。

※次回(8月20日【木】)配信は、お盆休みのためお休みさせて頂きます。

記者プロフィール
この記事を書いた人
御手洗充雄

1976年松山市生まれ。
1999年南海放送入社、2008年~報道部(記者として愛媛県警記者クラブ、松山市政記者クラブ、番町クラブなどを歴任し、現在はデスクとして活動中)
約10年の行政記者経験を基に県政・市政ニュースなどを分かりやすくお伝えます。

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