第52回「道後アート ラブリさんからのラブレター」

ニュース解説

■【道後アート2019・2020】

日本最古の温泉として知られる愛媛県松山市の「道後温泉」。
この道後のまちをアートを通じて盛り上げていこうと、アーティスト日比野克彦さん監修のもと、「道後アート2019・2020 ひみつジャナイ基地プロジェクト」が開催されています。

その一環として、松山市出身のモデル・アーティスト「ラブリ」さんがこのプロジェクトに参加しています。

■【白濱イズミ】として

「ラブリ」さんは、雑誌やテレビ、ラジオ、広告などのメディアで活躍していますが、近年では、【白濱イズミ】としても活動の場を広げています。
【白濱イズミ】としては、詩や朗読、執筆、音楽など、形に捉われない様々な展示方法を使って“言葉”を表現しています。
その【白濱イズミ】さんが監修したのが、道後アートの【道後ショーケース】です。
昔を生きた文豪や現代を生きる人々の「ラブレター」をテーマに、独自の世界観による愛のメッセージを道後のまちに展開しています。

■4通のラブレター
【道後ショーケース】では、【白濱イズミ】さんが、4通のラブレターを選んで道後のまちに独自の感性で表現しています。
★1通目のラブレター/差出人:正岡子規(道後温泉第4分湯場)

★2通目のラブレター/差出人:白濱イズミ(道後温泉別館飛鳥乃湯泉中庭)

★3通目のラブレター/差出人:白濱イズミ(道後温泉椿の湯北側壁面)

★4通目のラブレター/差出人:夏目漱石(道後温泉空の散歩道西側板塀)

1通目のラブレターは、白濱イズミさんが正岡子規の短歌を選びました。
2通目、3通目のラブレターは、白濱イズミさんのオリジナルラブレターです。
そして、4通目のラブレターには、夏目漱石が妻・夏目鏡子に送った手紙の一部を白濱イズミさんが選んでいます。

この4通のラブレターが展示されている場所は、若い女性を中心に人気の撮影スポットとなっています。 

■【一遍上人の生誕地】でトークイベント
2月には、ラブリさんのトークイベントが道後で行われました。

会場は、時宗の開祖、一遍上人の生誕地として知られる宝厳寺(ほうごんじ)。
募集定員は、先着順に120人でしたが、わずか1日で定員に達しました。

トークイベントでは、ラブリさんが、道後に展示されている4通のラブレターについて紹介。
このうち、夏目漱石が妻に送った手紙については、海外にいる漱石が離れて暮らす妻に対し、遠まわしに手紙が欲しいと伝えている様子を「ツンデレだよね」と微笑んだ上で、「私はストレートに好きと言われたい」と自身の恋愛観を披露しました。
また、自身のオリジナルラブレターについては、「言葉を読むこと聞くこと、その文化を楽しんでほしい。自分の思いを伝えるために手描きの文字を使用した。」などと作品に込めた思いを伝えました。
そして、「作品はSNS映えするので、是非、カップルや友達同士で写真を撮って、拡散して欲しい。」と呼び掛けました。

ラブリさんの気さくで優しい人柄がギュッと詰め込まれたラブレターが楽しめる【道後ショーケース】。
道後温泉で身体を温めるとともに、心も温めてみてはいかがでしょうか。

※次回の記事更新は、3月19日(木)の予定です。

記者プロフィール
この記事を書いた人
御手洗充雄

1976年松山市生まれ(現在43歳)、 1999年南海放送入社、2008年~報道部(記者として愛媛県警記者クラブ、松山市政記者クラブ、番町クラブなどを歴任。
現在はデスクとして活動中)
約10年の行政記者経験を基に県政・市政ニュースなどを分かりやすくお伝えます。
 

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