■【台北マラソン】に挑戦
突然ですが、12月15日(日)に台湾・台北市で開催された【2019台北マラソン】に初挑戦しました。
台湾・台北市には、愛媛県・松山市と同じ漢字を用いる「松山区」があります。
この「松山」繋がりの縁などをきっかけに、2007年から松山市と台北市の交流が始まりました。
その後、民間レベルでも絆を深めながら2014年10月、両市は、友好交流協定を結びました。
そして、2015年からは、日本国内で屈指の人気を誇る【愛媛マラソン】と、台湾を代表する【台北マラソン】で、相互に選手団を派遣しあう交流事業が始まりました。
僭越ながら、私は、その松山市選手団の一員として【台北マラソン】に参加してきました。
■直行便でわずか2時間半
今回の交流事業の日程は、12月12日から16日までの5日間。
移動には、もちろん、今年7月に松山空港に就航したばかりのエバー航空・台湾直行便を利用しました。
現在のダイヤは、木曜・日曜の週2便。愛媛・松山空港を出発するとわずか2時間半後には、台北・桃園空港へ到着したため、まるで国内旅行かと思うくらいのあっという間のフライトでした。(台湾風味の機内食も出ました)
2020年4月には、水曜・土曜が加わり、週4便に増便されることになっていて、さらに利便性が向上します。
■台湾1日目【熱烈歓迎に感動】
台湾に到着すると【台北マラソン】を主催する台北市政府が歓迎してくれました。
空港からその足で案内されたのが、2017年夏季ユニバーシアードの舞台にもなった台北陸上競技場。
この日は、台北市・西区の小学生陸上競技大会が開かれていて、その閉会式と表彰式に来賓として招かれました。(大会は台北市を東西南北に分けて地区ごとに2日間かけて開催)
残念ながら競技開催中には間に合いませんでしたが、小学生を対象にした競技会にも関わらず表彰式は大いに盛り上がっていて、台北市のスポーツに対する熱量が伝わってきました。
■台湾2日目【緊張の記者会見】
2日目は、朝から台北陸上競技場で、台湾の中高校生トップアスリートと合同トレーニングを行いました。(みんな足が長い‼︎)
中高生と言うものの、なかには、1,000メートル、2分27秒のベストタイムを持つ選手もいましたが、私たちのレベルに合わせくれて、交流を深めながら楽しいトレーニングができました。
国際大会基準のこの競技場、実は使用料が無料で、学生はもちろん仕事帰りのサラリーマンでも自由に使ってもいいということに感心しました。
また、この日の午後からは、我々選手団がなんと【台北マラソン】の記者会見に出席するということ。
普段、記者会見で取材することはあってもされる経験はないので、ドキドキしながら会場に向かいました。
私たちの座席の前列には、アフリカやヨーロッパからの招待選手が鎮座し、恐縮しながらセレモニーの開始を待ちました。
我々の不安とは裏腹に開催されたセレモニーはハイテンション。
ノリノリの司会者に紹介された主催者やスポンサーがハイタッチで登壇していきます。
結局、我々選手団が何かをするということはなく終了。
胸をなで下ろすとともにマラソン本番に向けて気合が入りました。
ところで、この会見会場では、【マラソンEXPO】が開催されていて、腕時計やサポーター、サプリメントなど最新のマラソンギアを扱ったテナントが軒を連ねていて、時間がいくらあっても足りないくらい興味をそそられました。
そして、夜には、【台北マラソン】の歓迎レセプションが開催され、我々選手団も招待を受けました。
ここで、とても驚いたことがありました。
台北市は、松山市のほか静岡市や千葉県などとも交流しているため、静岡市と千葉県からの選手団なども招待されていました。
しかし、これらの日本の都市の中で、最も人口規模の小さい松山市が、看板表示や来賓紹介など、何においても最優先されていたのです。
これまでに培ってきた松山市と台北市の交流の【絆の強さ】を身を持って体感しました。
※左から愛媛陸上競技協会・浜崎会長、台北市政府体育局・李局長、同・劉副局長、松山市大町参与
■ところで【台北マラソン】はまだ?
【台北マラソン】は、4日目の開催でした。
でも、まだ今回は、2日目までしかご紹介できていません。
ということで、続きはまた次回、1月9日(木)にお伝え致します。
※1月2日(木)の掲載は、正月のためお休みさせて頂きます。
皆様、よいお年をお迎えください。