家族への感謝!ゴルフ河本結プロ県人初のツアー優勝!

ニュース解説

2019年3月31日(日)LPGAツアー4戦目アクサレディースゴルフトーナメントで松山市出身の女子大生プロゴルファー河本結選手(20)が愛媛県出身者(女子)として初となるレギュラーツアー優勝を果たした。優勝インタビューでは3日間キャディーを務めた弟への感謝。そしてゴルフを続けさせてくれた両親への感謝で涙が溢れた。

彼女に初めて会ったのは2010年のRNB杯アマチュアゴルフ選手権。伝統の松山GCに県内のトップアマが集い技を競うレベルの高いTVマッチだ。ジュニアゴルファーにとっては大人と同じ土俵で真剣勝負ができる大会としてあの松山英樹選手も小学生のころから参加している。

河本選手がこの大会にエントリーしたのは彼女が小学6年生の時。ここで大人顔負けの素晴らしいゴルフを展開した。予選を-1で通過すると、決勝ラウンドでは-3をマーク。トータルー4の大会最少スコアで最年少優勝を果たしたのだ。この中継で解説を務めた杉本英世プロは「この子はすぐプロになれます!」と興奮気味に話していた。このとき彼女は迷いなくこんな事を言っていた「私はディズニーランドよりゴルフが好き。世界に通用するプロゴルファーになりたいです!」

その後2012年四国中学校ゴルフ選手権春季大会で優勝。その年には早くも、LPGAの試合(マンシングウェア東海クラシック)に出場した。その後も四国女子アマチュアゴルフ選手権優勝。IMG世界ジュニアゴルフ選手権3位など、順調に成長し、ジュニアのなかで名の知れた存在となっていった。そして去年。ステップアップツアーで4勝をあげ賞金女王に輝き今年からレギュラーツアーに本格参戦している。

姉の背中を追いかけゴルフの腕を磨いてきたのが一つ下の弟・力(りき)選手。彼もまた「姉以上の才能を持つ」と言われてきた逸材だ。高校時代には世界ジュニアゴルフ選手権に2年連続で出場。久米中学―松山聖陵―日本体育大学と姉と同じ道をたどっている。結選手と力選手は小さい頃から2人でプロゴルファーになるために切磋琢磨してきた。

「弟は安心するためのお薬みたいなもの」

ツアー初優勝に向け結選手は弟にキャディーの依頼をした。苦労を分かち合ってきた2人にしか分からないこともあるだろう。ミスショットが出ればすぐに水を渡し、パットラインが合わなければ「伊予弁」で声をかけ弟は献身的に姉を支えた。

そして開幕4戦目にして初優勝を果たした。しかもー15は大会レコードのおまけつき。
「黄金世代」と呼ばれる熾烈な年代の中心選手に名乗りをあげた。

「この舞台で優勝することを目標に毎日頑張ってきたので夢は叶うんだと実感しました。3日間側で小さい頃から一緒にゴルフを続けてきた弟が支えてくれたのが心強かったです。私と弟2人にゴルフを続けさせてくれた両親に感謝したいです。」河本選手の目には大粒の涙が溢れていた。

そして優勝インタビューを小学生のころから言い続けてきた言葉で締めた。

「これから世界で通用するゴルファーになりたいです。」

この大会にはジュニア時代から四国で優勝争いをしてきた西条市出身の丹萌乃選手(22)が出場していた(29位T)。また、この2人に続けと、新居浜市出身の安藤京佳選手や今治市出身の高橋亜可里選手などプロテストに挑戦している。

今、愛媛県出身の女子ゴルファーが熱いのである。

記者プロフィール
この記事を書いた人
藤田勇次郎

1975年生まれ。奈良県大和郡山市出身。1998年入社。
高校野球・サッカー・日米大学野球・マラソン・トライアスロン・アームレスリング・駅伝・ボウリング・剣道・ビーチバレーなど各種実況担当。
「松山大学女子駅伝部」を10年にわたって取材。4本のドキュメンタリーを制作。

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