何の集まりかというと
愛南町にある「紫電改展示館」をリニューアルするにあたって
より色んな人に来てもらうためにはどうすればいいか。
皆でアイディアを出しあいましょう。
という集まりです。
そんな重要なチームになぜ江刺が?
ですよね
2019年に制作させてもらった
ラジオドラマ「紫電改 君がくれた紫のマフラー」。
紫電改の搭乗員と交流のあった
大街道の食堂「喜楽」の女将・今井琴子さんとの
エピソードを描いたものでした。
そこからテレビ特番になってミュージカルにもなりました。
そのことを愛媛県土木部の日野友さんが
気付いてくださり(この人がメチャクチャ熱い!)
まあ、江刺なら何か面白いアイディアを出してくれるかもしれない。
一応、末席に置いておくか。
くらいに思い声をかけていただいたのだと
勝手に想像しています。
その分、他のメンバーは精鋭ばかりです。
弊社の番組審議会でもお世話になっております
愛媛大学ミュージアム准教授・德田明仁さん。
ラジオドラマでも出演していただいた
愛媛大学人文社会科学研究科大学院生の竹中義顕さん。
他、宇和島市観光物産協会事務局次長の水野琴美さん。
愛南町教育委員会教育委員の上原京子さん。
愛媛県教育委員会義務教育課長の小池達士さんの6名です。
マスコミ各社も来ていたので
キンチョーの2時間でしたが有意義な意見交換が出来ました。
新しい紫電改展示館が完成するのは令和8年度を予定しています。
この委員会は今のところ来年3月まで2カ月に一度程度開催されます。
先日、番組の自転車ロケで久しぶりに「紫電改展示館」に行きました。
同行したのが40代の男性でした。
「僕初めていくんですよ~紫電改ってゼロ戦ですよね~」
と朗らかに言われ
まあ、普通の人はそんなもんだよな~と思ってました。
「着いたら(紫電改の)コックピットに乗って前枠撮りましょう!」
とか言ってた彼が
入口にある紫電改を見た瞬間、
「えッ!」と絶句したんです。10秒ほど黙ってしまいました。
本物の紫電改から放たれる威圧感というか
畏怖の念を感じたのでしょう。
これが実機にしかないパワーです。
世界で4機だけ、日本にはここにしかない本物の紫電改。
なぜ愛媛にあるのか。
紫電改とは何なのか。
これまで戦闘機ファンやマニアにはアピールできていたと思いますが
我々委員会が目指すのは、ほとんど知らない“ライト層”を
どこまで呼ぶことが出来るか。
ここに来てさえもらえば
本物を見てさえもらえば
そして、この物語を知ってさえもらえば
若い人も年齢性別(国籍)関係なく
心を動かされない人はいないはずなんです。
もちろん、搭乗員と関係者へのリスペクトを忘れることなく
どれだけの人にアプローチ出来るか。
皆で知恵を出しながら
ゴールを目指して行けたらと思っています。
今度はどこまでできるのか。
琴子さん、また見守っていてください。