🏀バイクス tip off❕

オピニオン室

愛媛オレンジバイキングスの新シーズンは
上々のスタート、いや
まあまあ最高のスタートと言っていいでしょう。

先週金曜、ホームで開幕となったGAME1は
ギリギリで落としましたが(69⁻72)
GAME2で今季初勝利(98-72)!

しかも相手香川ファイブアローズは
昨年西地区優勝、プレーオフ(以下PO)3位の強豪。

この相手にどこまでできるかが
今年のバイクスの指標になると
思われていいただけに
この四国ダービー1勝1敗のスタートは
素晴らしいことです。

しかもGAME1の内容を調整し
GAME2でやり返したことに
大きな意味があります。

スコアが示す通りGAME2は
完勝でした。

早くもプレーオフの期待が高まる
今季のバイクス。
Bリーグ7年目で最強チームと
言われています。

最大の理由は
外国籍3選手の残留に成功した事。

2試合共25得点で安定したオフェンス力を発揮した
若きビッグマン、ライアン・クリーナー選手。

リーグ最多58得点を記録したことのある
人気者、アンドリュー・フィッツジェラルド選手は
2試合ともダブルダブル(得点&リバウンドが二桁)。

GAME1は大人しかったのですが
GAME2で30得点17リバウンドと大爆発。
Mr.ダブルダブルことユージーン・フェルプス選手。
(八幡選手とともに今季キャプテンを務める)

地元出身の俊野佳彦選手や
司令塔の古野拓巳選手ら日本人選手の
活躍ももちろん必要ですが
優勝やプレーオフ進出するには
どうしても外国籍選手に頼らざるを得ません。

因みにチーム間移籍の激しいB2リーグ。
外国籍選手全員がそのまま残留したのは
愛媛オレンジバイキングスだけです。

最初に残留を決めたのはユージーン選手。
次にライアン選手、そしてアンドリュー選手
だったそうで
「彼ら3人は仲がいいですし、
この愛媛で
B1昇格したいと思ってくれてるんです!」と
フロントも大喜び。

チームスポーツの中でも
“連携”の重要度が特段に求められるこの競技で
気心の知れた3選手が留まってくれたことは
計り知れないアドバンテージとなります。

ブースター(ファン)が
今年に期待するのもよくわかります。

「昨シーズン(コロナ影響で外国籍の合流が
遅れた)出だしは悪かったが
皆がそろった終盤は良くなった。
あのままならPOに行けた。
悔しかったので
3人で話し合って愛媛残留を決断したんだ」

手ごたえを感じている新キャプテンのユージーン選手。

「良いチームが出来た。
行けると思う。
でもバスケットは何があるかわからない。
1試合1試合を戦っていきたい」

大きく(198㎝)てタトゥーも多いので
怖い印象を持つかもしれないけれど
気軽に話しかけてほしいと
優しく笑ったユージーン選手。

B2リーグは4月23日までの全60試合。
東西カンファレンスの上位3チームと
ワイルドカート上位2チーム、計8チームがPO進出。
うち2チームのみがB1昇格(下位2チームはB3降格)。

長いシーズンが始まったばかりですが
初めてのPOへの道とはどんなものなのか


危ぶむなかれ 危ぶめば道は無し
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ!

 

 

 

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

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