なんと見応えのある熱戦だったでしょう。
取ったら取り返す、取ったら取り返す
逆転に次ぐ逆転。
伊予決戦第2ラウンド、結果は
愛媛FC3-2FC今治。
これで愛媛FCは6位浮上
FC今治は7位後退。
ただ“勝点”も“勝敗数”も“得失点差”も全く同じ
(勝点41 12勝5分け7敗 得失点9)
かろうじて総得点差2での順位差です。
(愛媛FC38、FC今治36)
守備がどうの。
攻撃がどうの。
FC今治は
守備のライン間が開きすぎている。
愛媛FCはシュートを打たれ過ぎだ。
(愛媛FC7本、FC今治14本)
それに両チームとも首の皮一枚で
昇格へ向けて
ギリギリなのは変わりないじゃないか。
んなこたぁどうでもいいのです!
(いやそれも大事)
なにより素晴らしいのは
試合内容に相応しいスコア。
勝てば天国、負ければ地獄。
これぞダービーマッチ。
贔屓目なしで
“2022ベスト・オブ・ダービーマッチ”に
認定です。
もちろん主役は選手たちですが
白熱したスコアの助演男(女)優賞は
“9,126人のお観客さん全員”です。
もちろん今季ニンスタでのホーム観客数最多。
そりゃあ1万人を軽く超えて欲しかったけれど
奔走したクラブスタッフの努力は
称賛に値します。
愛媛FCホーム戦歴代でも6位の動員数です。
(1位は1万2,851人2009年
“四国ダービー”対徳島ヴォルティス)
どれほど凄いことなのか。
ゲスト・おばたのお兄さんが説明します
(嘘です)。
今季J3リーグ、ここまでの観客動員1位は
5/15第9節“信州ダービー”となった
【長野パルセイロ対松本山雅】の
1万3,244人です。
2位は5/4第8節
【松本山雅対ギラヴァンツ北九州】の
9,813人。
先日の伊予決戦第2ラウンドは
それにつぐ今季リーグ3位の記録なんです!
しかも。
今年のJ3動員ランキングを見ると
トップ10のうち8つの試合が
人気チーム、松本山雅関連のゲーム。
(FC岐阜対鹿児島ユナイテッドが
7,827人で10位)
つまり松本山雅戦以外のゲームで
断トツで観客が入ったのが
先の伊予決戦第2ラウンドなのです。
しかも(ここ大事)。
今季のダービーマッチにおける
“スコア比較”です。
観客動員1位の“信州ダービー”
【長野パルセイロ対松本山雅】の
スコアは0-0。
2位の【松本山雅対ギラヴァンツ北九州】も
0-0。
初の“福島ダービー”で話題となった
【いわきFC対福島ユナイテッド】は
1-0と4-1で共にいわきFCの勝利。
(観客数は約4千人と約3千人)
他の神奈川ダービー、静岡ダービーなどの
観客数は少なすぎて
伊予決戦とは比較になりません。
つまり
今季の“J3ダービーマッチ”において
観客数もスコア(内容)も
最も“激アツ”だったのが
伊予決戦第2ラウンドだったのです!
「負けた監督が言うべきではないが
見ごたえのある試合だったのではないか」
(FC今治・橋川監督)
「併せて5点入り、僕は疲れましたがw
見ている人は楽しかったのでは」
(愛媛FC・石丸監督)
これで伊予決戦は1勝1敗のイーブン。
第1ラウンドの時も書きましたが
勝敗だけに目を奪われて
“愛媛ダービーマッチ”がある事の幸せを
忘れてはいけません。
しかも日本一のライバル対決なのです。
はやくも第3ラウンドが
楽しみで仕方がありません。
さて。
リーグ戦は残り10試合で
2位との勝ち点差が共に9となりました。
“残り試合数が勝ち点差を上回っている間は
逆転の可能性がある”
私はサッカー界のこの定説を
まだ信じています。