高校サッカー、夏の王者決定❕

オピニオン室

全国インターハイへの出場をかけた
県総体予選が先週土曜(11日)に閉幕。

愛媛代表決定戦は
今治東中等教育学校
(ピンク・ユニホーム)が
帝京第五高校
(黄と黒・ユニホーム)を
2-1で下し
21年ぶり4回目の優勝を決めました。
(中等教育学校になってから初)

今年度の愛媛高校サッカー、
3月開催の新人戦は
コロナで
一時は中止としてましたが
大人たちの頑張りで
なんとか県総体シードが決まる
ベスト4まで開催↓

史上初めて準決勝以降を
実施せず。

で、その新人戦4強チームが
今回の県総体でも
ベスト4に勝ち残りました。
(他、松山工業と新田)

で、最後まで生き残ったのが
今東と帝京第五。

これは昨年の選手権決勝と同カード。
(その時は今東3-0帝京第五)

最近の愛媛高校サッカー勢力図は
この2校を筆頭に構成されています。

先日の県総体決勝は激戦で
今治東が先制しますが
帝京第五が追いつき
延長になるかと思った試合終了1分前。

コーナーキックからの
ヘディングが決まります。

いいショットが撮れました。

連続写真でご覧ください。

こうなって…

こうなって…

こう

2番竹内君(3年生)のジャンプ力、
エグイですね(;’∀’)

惜敗の帝京第五・植田洋平監督。
試合直後にベンチを訪ねると
開口一番、
「江刺さん、
どうやったら今東に勝てるんですか⁉」

「勝ち方がわかりませんよ❕」。

チョー負けず嫌いの植田監督。

心中お察しします💦
(凄い経歴の持ち主です。
興味ある方ググって下さい)

実際、ここ最近帝京第五は
愛媛では今東にしか負けていません。

選手権王者を
あと一歩まで追い詰めたのですが
「あそこで
あのコーナーキックに合わせる
訓練をしてるのが
今東の凄いところです」
と勝者を称えました。

今東の強さは谷健吾監督という
全国屈指の指導者と
週1回、FC今治のコーチ指導を
受け入れていることです。

これはFC今治の
「自分たちだけが強くなるのではなく
地元地域も一緒に」という
クラブ・フィロソフィ「今治モデル」の一環で
今東以外にも
今治市内の高校や中学などにも
巡回を指導を行っています。

きっかけは違いますが
忙しい中学校の先生の代わりに
地元Jクラブの指導者が部活を見る。

その先駆けといえるでしょう。

優勝した今東・谷監督。
「去年の全国選手権経験者3人が
中心になってくれてるのが
頼もしいね。
(今大会初失点ですが?)
今の帝京第五に
無失点は無理だよと
ハーフタイムで
選手らに伝えたら
割りと皆、冷静だった。
(相手の強さも感じたのでは?)
これからのライバルだってのは
間違いないね」。

憎らしいほど強いチャンピオンがいて
なんとかして倒してやる❕
というライバル達が
あの手この手を使ってしのぎを削る。

愛媛の高校サッカーが
強かった時代の勢力図に
少しずつ近づいている
手ごたえを感じました。

もちろん“ストップ・今東”は
帝京第五じゃなくても大歓迎。

今年の全国インターハイは
7月下旬から四国各地で開催。

男女サッカー競技は徳島で行われます。

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

江刺伯洋をフォローする
オピニオン室