ニュースのウラカタ#33「カウント」

オピニオン室

ニュースのウラカタ#33「カウント」
今回のウラカタは、内容もボリュームもショートショートバージョンです。
秒の話です。

アナウンサーやキャスターにナレーションの録音をお願いする際、「これ10秒で読んでね」とか「13秒以内で…」といった注文をつける場合があります。この仕事をしていると、秒単位の話やシーンが頻発します。そこで、秒を測るコツ。

みなさん、まずは10秒数えてください。
せ~の

いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーく、しーち、はーち、きゅーう、じゅう!

ほとんどの方は、こんな数え方だと思います。この数え方の10秒を実際にストップウォッチで測ってみてください。
せ~の(計測中)

結果は…、10秒より9秒に近い値ではないでしょうか?

では次に、カウントダウンで10秒を数えてみましょう。
せ~の

じゅーう、きゅーう、はーち、しーち、ろーく、ごーお、よーん、さーん、にーい、いーち、ゼロ!

同じくストップウォッチで…(計測中)
いかがですか?先ほどより10秒に近いのでは?

カラクリは単純です。1秒間は1~2、2~3、3~4…と数字と数字の間の間隔です。最初の数え方だと、間隔は9つ=9秒。後の数え方だと間隔が10あります。ゼロがあるかないかです。

そこで、〇〇秒を比較的正確に測るコツ=カウントダウン(もしくは最初の数え方の頭に「ゼーロ」を入れること)です。

ただし、鬼ごっこ鬼になった場合はゼロなしカウントアップがお得ですよ。

記者プロフィール
この記事を書いた人
宇都宮宏明

西予市宇和町出身、1996年 南海放送入社後、主にテレビ番組制作部門。
「もぎたてテレビ」のディレクター・プロデューサーなど担当。
2018年~「ニュースCH4」デスク(自称”世界で一番優しいニュースデスク”)。

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