ロスなんです

オピニオン室

しかもヘビーロスです。

この記事でも何度か書かせていただきましたが

ついに昨日

“終戦75年記念 ドラマティックミュージカル

紫電改 君がくれた紫のマフラー”が

千秋楽を迎えました。

(余韻を楽しむ間もなく

直帰でラジオ選挙特番ありましたが泣)

2日間で4公演。

決して大きなハコではありませんが

私らトーシロ人間にとってはブロードウェイも同じ。

2年前にラジオドラマ「紫電改 君がくれた紫のマフラー」を作らせ貰い

それを聞いた近藤誠二さんがミュージカル化。

南海放送としても“紫電改プロジェクト”と銘打ち

①ラジオドラマ、②テレビドキュメント、③ミュージカル

この3つを柱に進めてきました。

本来なら昨年上演だったミュージカルは

コロナで1年延期。

ので“終戦75年記念”です。

でも延びた分、製作者や演者の想いは熱くなり

お客さんにより深く伝わったと自負しております。

「もっと大きなところでやるべきだ!」

「上演の2時間10分があっという間だった!」

「戦争の話だけど子供たちにもわかりやすかった!」

「地元の愛南町でやってほしい!」

ご祝儀感想だとしても

来場者からたくさんお褒めの言葉を頂き

改めてやらせていただいて良かったと感じています。

南海放送からはアナウンサーやラジオプレゼンターも出演。

↓こちらは松岡キャスター。

「蒲田行進曲」の階段落ちクラスの迫真でした。

(が衣装のお尻が破れてしまいましたw)

これで足かけ2年の“紫電改プロジェクト”は終わりです。

大団円です。

あな寂し。

もうあの人たちとは会えないのか…

と一人黄昏ていたら

これで終わりじゃなかったのです!

©須本壮一/講談社

先日、某書店で↑こちらの漫画『紫電改343』を発見。

ラジオドラマやミュージカルと

ほぼ同じ世界を漫画にしているではありませんか!

知らなかった…

©須本壮一/講談社

もちろん松山基地が舞台で

紫電改の搭乗員が主役。

しかも、大街道の食堂『喜楽』の女将・今井琴子さんも登場してるんです!

©須本壮一/講談社

(琴子さん、か、かわいい♥)

ダメ元でいいから作者にインタビューがしたいと

出版社に電話すると

直ぐにご本人から

「いいですよ~」の連絡が!

お話しするとチョー気さくな方で。

作品のきっかけやエピソードなどはオンエアで

確認いただくとして

(11/5日金曜ラジオ『モーニングディライト』10:30頃放送予定)

©須本壮一/講談社

特に印象的だったのは

「入口はなんでもいいんですよ。

まず触れてもらいたい。

何か怖いなあとか。主人公がカッコいいなあとか。

それでなんで怖いだろうとか

歴史に触れるきっかけになればいい。

©須本壮一/講談社

戦争に行った人達が血みどろになって戦っただけじゃなく

調べてみると彼らも同じように輝いていたエピソードがある。

それを(漫画で)知ってほしい」

ですよね!

激しく同意します!!

しかも、↓こんな貴重なリスナープレゼントまで頂いて。

©須本壮一/講談社

ありがとうございます!

エエ人や~

ソッコーでファンになりました。

にしても流石、紫電改。

もうお別れかと思ったら

まだまだ

いろんな繋がりを作ってくれます。

©須本壮一/講談社

『あの人達にもあなた達と同じように

青春があったのに逝った。

家族や恋人を守る為に逝ったんです。

それは戦争という酷い事があったから。

戦争は酷いというのを語り継がなければ

彼らが無駄死にみたいになっては申し訳ない。

戦争は酷い。

してはいけないということを若い人達に語り継ぐ。

それが今の私の役目だと思っています』

琴子さん  

まことに勝手ながら

私なりに貴女の遺志を継がせていただいております。

いったいいつまで出来るのか

見守って頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

 

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

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