五輪男子の金メダル・・・行けるでしょう!

オピニオン室

先週土曜日、FC今治も

トレーニングマッチを公開しました。

相手は県1部リーグ所属、福山シティFC。

2つ下のカテゴリーとはいえ

先の天皇杯ではJ1 ・清水エスパルスと

渡り合った実力チーム。

ボールキープは向こうに分がありましたが

しっかりと結果は出せたようです。

30分×3本。①2-0(*東家、有間)

②1-1(*武井)、③1-0(*飯泉)

*は得点者

抽選で選ばれたサポーター約300人が

炎天下の練習試合を楽しんでいました。

「今日は個の力を上げることに

フォーカスしました。

相手ボールキープは

後ろでやらせたので問題ないのですが

格下相手なのでもっと1対1で圧倒しないと」

前期絶好調、

名実ともにチームを引っ張る橋本英郎選手(42歳)。

ここまで14試合全先発出場というのは

24年という長いキャリアの中でもおそらく初?

(「ガンバで一度あったかも…?」とご本人)

「試合には出させてもらってるのですが

結果が出てないので結果迷惑をかけてる」

長い中断期で

自分の調子が変わってしまうのではと

心配していましたが

好調はキープできてるようで一安心です。

日本代表など経験豊富な橋本選手。

当然、五輪についても聞いてみました。

「やっぱり同じボランチの遠藤と田中を

見てますね~。

(1対1での)強度、奪ってからの推進力とか

同じ意識、彼らとやってるイメージを持つことで

レベルアップできると思うので」

年下だろうが関係ない。

絶える事の無い向上心が今の彼を支えています。

橋本選手はプレーだけでなく

サッカースクールの主宰や

ヨガチャリティー開催など幅広く活動中。

今回の五輪も解説記事

(サッカーダイジェストWEB)を書いてます。

これがまたわかりやすい。

先日の準々決勝ニュージーランド戦も

「格下と思ってると心の隙が出来る」

と予想した通りの展開になってましたね。

「ただ受け身なのは今日

(ニュージーランド戦)だけ。

あとはチャレンジャーとして

パワーを出し切れると思う。

…優勝してほしいですね!」

一方、

Jリーグの6月度月間ベストゴールにチームとして

初選出されたのが、地元出身の有間潤選手。

10日間のオフは

故郷宇和島でゆっくりできたそうで。

「選手ともいつも五輪の話してます。

特に男子サッカーは

タイプは違うのですが

同じFWの林選手ですね。

前線からのハードワーク。

守備でのプレスは僕の持ち味でもあるんで」

今日のTM1本目の得点はまさにそれ、

キーパーへの守備からボールを

かっさらって決めた得点でした。

「後半は最低でも1試合1点は取りたい。

あれ(月間ベストゴール)だけだと

思われたくないんで」

月間ベストゴールに選出された得点は

今見ても惚れ惚れします。

“まるでアニメのような素晴らしいゴールだ”と

原博美選考委員も手放しの褒めようで

まさにワールドクラスのゴラッソでした

(ググったら見られます)。

「嬉しいんですが、その後取れてないのが悔しい。

まぐれみたいになるのが嫌なんです」

チームはこの中断期で

主に守備を徹底的にやっているそうです。

ディフェンスの改善は兆しが出てきました。

後は得点を取ること。

点を取らなければ、

引き分けても勝利は出来ません。

チーム浮沈の主な重責は

フォワード陣が担っていることは

本人たちが一番わかっています。

「前半戦上手くいかない事が

多かったんですけど

この中断期でレベルアップして1個ずつ順位を

上げていたいと思います!

・・・男子サッカーの金メダルですか?

・・・行けるでしょう!」

(今日のおまけ)

脱臼骨折の大怪我から復帰を目指す

レオ・ミネイロ選手。

「アト1カ月半クライデスネ…」とのことでした。

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

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