ニュースのウラカタ#17「語り継がれる伝説の中継」

ニュース解説

ニュースのウラカタ#17「語り継がれる伝説の中継」

南海放送テレビの60年を超える歴史の中で、
南海放送に関わる人なら誰もが真っ先に思い浮かべる
「伝説の生中継」が存在します。

ときは昭和45年。
「生中継」自体が、高度な技術だった当時、
瀬戸内海を舞台とした重大事件が発生しました。

昭和45年5月12日、午後5時前、
広島の宇品港で、宇品発今治行きの定期客船「ぷりんす」が、
ライフル銃を持った二十歳の男に乗っ取られました。

客船には、乗員・乗客合わせて44人が乗っていました。

出港後、客船は進路を松山へと変更、
午後9時40分 松山観光港に入港しました。
そして、3時間以上が経過…

※事件発生の翌日に放送された特別番組から生中継部分を抜粋

まさに命がけの中継、命がけの実況、
語り継がれる所以です。

人質の乗客は無事解放されましたが、
犯人の男は、時折ライフル銃の威嚇発砲を繰り返し、
警官隊とのにらみあいが続きました。

犯人は、乗員7人を乗せたまま翌日、
「ぷりんす」で宇品港へ舞い戻ったところを
警官に狙撃され死亡し、事件は17時間ぶりに解決しました。

次回のニュースのウラカタは、#18「西日本豪雨、そのとき」

ネコに子分。

記者プロフィール
この記事を書いた人
宇都宮宏明

西予市宇和町出身、1996年 南海放送入社後、主にテレビ番組制作部門。
「もぎたてテレビ」のディレクター・プロデューサーなど担当。
2018年~「ニュースCH4」デスク(自称”世界で一番優しいニュースデスク”)。

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