超速報!~高校サッカー県総体観戦記~

ニュース解説

先ほど終わったばかり!準決勝第1試合「帝京第五-今治東」。

新人戦で初の愛媛制覇を成し遂げた第1シード・帝京第五と

岡田メソッドの今治東という優勝候補同士の一戦でした。

「最初の15分、全力で行け!」

帝京第五・植田監督の作戦を遂行させたタイガー軍団。

コーナーキックから⑩金坂君のヘッドで先制し

まずは帝京第五のラッシュが成功します。

しかし「失点したことで逆に落ち着けた」と振り返った今東の谷監督。

これが“勝者のメンタリティ”ってやつでしょうか、

まったく慌てることなくボールを繋ぎ、得意のサイド攻撃で

自分達のリズムを取り戻すと

こちらもコーナーキックから④石山君のヘッドで1-1の振り出しに。

追加点も今治東のサイド攻撃でした。

右サイドバックの②矢野君から糸を引くようなクロス

(江刺セレクト・ベストクロス賞選出)から

⑨高橋君の折り返しを真ん中で待っていた⑦高須賀君が押し込んで

今治東が1-2の逆転に成功します。

こういった大事なゲームで試合を決めるのが本当のエース。

今東のサイド攻撃に手を焼いていた帝京第五の注意が

サイドに行ったところで、

逆に空いていた中央に切り込み⑩十亀君が見事なミドルシュート

(江刺セレクト・ベストゴラッソ賞選出)をぶち込んで1-3。

これで勝負ありでした。

35分ハーフの短期決戦(選手権は40分ハーフ)では

先制したチームが圧倒的に優位なのですが

それでも逆転した強さは流石です。

済美、松山北、そして帝京第五と

厳しいゾーンを勝ち上がってきた今治東。

どのポジションにも穴が無く、すでに完成された感がありますが

決勝の相手は第2シード・新田です。

⑪日浦君、⑩青野君、③白石君など全国選手権を知っている選手が

残ってますし、

なんといっても新田のアリソン・ベッカー、GK㉓田中君

(江刺セレクト・ベストセーブ賞選出)がいます。

昨日の今治西戦では神セーブを4回も披露!

この牙城はちょっとやそっとじゃCAN’T GET LOVE(古っ)です。

新田が勝てば2年振り7回目。

今治東が勝てば20年振り4回目のインハイチケット。

FINALのキックオフは今週土曜日(6/12)11時ですので

お間違えなきよう!

 

PS:AIカメラ中継の評判は保護者の皆様から上々のようで一安心。

南海放送公式YouTubeチャンネル(or愛媛CATV)で

最後は実況解説付きでお楽しみください!

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

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