ニュースのウラカタ#12「続・編集と編集機」
今回は、松山の老舗「五色そうめん森川」さんの
コロナに対抗する秘策、「素麺戦隊ゴシキメン」の動画(2分)を題材に、
テレビの編集をフカボリします。
一部(20秒)を編集画面上で再生してみます。
編集画面の下半分は「タイムライン」と呼ばれ、
ここに映像や音声、テロップ(スーパー)を並べていきます。
左から右へ時間が流れ、移動する縦線の位置が再生されています。
この編集では、映像①と②が主に取材・撮影してきた素材、
映像③より上はテロップです。(④⑤にテロップが隠れています)
同様に、音声①と②が取材・撮影してきた素材、
音声③と④がナレーション、⑤⑥がBGM、⑦⑧が効果音です。
(⑨⑩にも効果音が隠れいています)
タイムラインを拡大してみます。
映像の切れ目を編集点といいます。
編集点を入れることを俗に「カットする」といいます。
編集点と編集点の間のことを「カット」または「ワンカット」と呼びます。
この静止画の場合、ワンカットの長さは約3秒です。
ところで、「素麺戦隊ゴシキメン」の2分ジャストの動画に、
映像は何カットあると思います?
正解は…47カット
多いと思われるか、そんなもんかと思われるか、少ないと思われるかはお任せします。
単純計算で、ワンカットの長さは約2.5秒です。
テロップは18枚あります。
ちなみに、テレビでは1秒間の中に30コマの静止画が並んでいます。
パラパラ漫画の仕組みですね。
1コマを「フレーム」と呼びます。
編集はフレーム単位の細かい作業です。
次回のニュースのウラカタは#13「アーカイブス」。
南海放送テレビの60年を超える歴史の中で蓄積してきた
資料映像についてです。
実は、日々のニュースの中でも結構使用するんです。
ネコ LEGOに興味あります。