ニュースのウラカタ#11「編集と編集機」
現在、テレビ番組の編集作業は、
撮影してきた映像を一旦パソコンに取り込み、
編集ソフトを使って行うタイプが主流です。
この編集スタイルを「ノンリニア編集」といいます。
これに対して、撮影してきた映像の必要な部分を
別のメディアにダビングしていく編集スタイルを「リニア編集」と呼びます。
ビデオテープからビデオテープにダビングします。
筆者が南海放送に入社した当時は、「リニア編集」しかありませんでしたが、
ここ15年くらいは「ノンリニア編集」が主役です。
もっと昔はというと…
現像したフィルムを、物理的にカットしてつなぎ合わせる方法だったそうです。
興味深いですね。
ちなみに当時のラジオの編集風景。
ハサミが登場!まさにカットしていたんですね!!
現代に戻って、こちらがニュースCH4で使っているノンリニア編集機です。
パソコンはアップルのマッキントッシュ、
編集ソフトもアップルの「Final Cut Pro(ファイナル・カット・プロ)」です。
現在、地上波テレビ局では、ほぼ使われていないというレアな編集ソフトです。
キーボードがカラフルで、使い勝手も最高なのですが…
テレビ番組の編集の基本的な考え方は、
時代や編集機が変遷しても変わりません。
撮影してきた膨大な映像素材の中から必要な映像を抜き出し、
これを組み合わせてストーリーを完成させる作業です。
イップントー(1分10秒のニュース)のストーリーのため、
だいたい20分~30分の映像を撮影します。
つまり、ほとんどの映像は使わないことになります。
もったいないと思われるかもしれませんが、
テレビで放送できるレベルの
情報性、芸術性、おもしろさなどを確保するためには必要な”犠牲”です。
次の動画は、
コロナに対抗して松山の老舗メーカーが繰り出した斬新な一手を特集したものです。
まずはご覧ください(放送されたものを筆者が短く再編集しています)。
次回のニュースのウラカタは、
この2分ジャストの「素麺戦隊ゴシキメン」の動画を題材に、
テレビの編集をフカボリする、#12「続・編集と編集機」。
ネコシンメトリー。