”金”の価格が急騰している。インフレ、戦争、国家債務の膨張など歴史の転換点で、個人の資産を守るのに頼りになるとされる金。金の延べ棒を持っている人は少ないと思うが、もし今、自分の身の回りにある指輪やネックレスなど金製品を現金化したら、どの程度の金額になるのだろうか?
82歳になる私の母親が大掛かりな”断捨離”を始めた。もしかして…終活?とも思ったが、装飾品の金製品をまとめて「これ、お金になるかなぁ~」と私に相談してきた。
どうやら「今、金が高い」という噂を耳にしたようだ。
かなり数があったが、中でも有望な金(つまり本物と思われる金)製品の指輪、イヤリング、ネックレス、ブレスレッド合わせて14点を2人で選抜した。
GWのある日、「信頼できる」と知り合いから紹介された鑑定士を訪ねた。貴金属を鑑定してもらい、現金化するのは初めてのことで手順や気をつける点など全く分からない。しかし結果は強烈だった。思わずのけぞった…。金、恐るべし。
【オピニオン室 三谷隆司】