えさシネマ倶楽部
「インディペンデンス・デイ リサージェンス」
大統領のあの名スピーチが印象的な第1作からもう20年たつのですね
より巨大に、より凶暴になった宇宙船と宇宙人が地球侵略にやってきます
今回は太平洋を覆うくらいの母船が登場します
いろんな宇宙人侵略ものがあるのでどんどんエスカレートしてるんですよね
次は地球を飲み込むくらいになるのでしょうか
(ここからネタバレ&偏見満載です注意!)
こうなるとどうやってオチをつけるかがキーポイントとなりますが
ハリウッドが無計画に敵を肥大化させた結果
結局、悪者宇宙人のトップ(女王または王様)をやっつけたら
他のみんなが動かなくなってしまうというのがパターンになってます
いやいやいや
人類を凌駕する超高度な文明を持つ彼らが
それぐらいのことで毎回毎回やられないでしょう笑
今のところそれ以上の撃退法が思いつかないのでしょうね
あ、今気付きました
パート1とまったく同じ内容だと…
2シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「広島カープ 最強のベストナイン」二宮清純著
広島ファンじゃなくとも
赤ヘル最強だったら
1番高橋慶彦でクリーンアップは山本浩二と衣笠祥雄は不動
投手は北別府と江夏で決まり
じゃあマエケンは黒田は…などなど
40~50代の昭和親父なら4,5人は直ぐに出てきます
特に山際淳司に魂を射抜かれ
沢木耕太郎の文章に没我し
また同じこと書いてるわ~と苦笑いしながらも
野村克也の本を手にしてしまう
“江夏の21球・信者”の我々にとってはタマラナイ内容です
知ってたこともたくさん有りますが
そこは名うてのカープウォッチャーである著者
外木場や水谷、果ては木庭スカウト、関根潤三まで押さえているのは流石
一番印象に残ったのは意外にも古葉監督のエピソードでした
にしても“21球”話は誰のエピソードを聞いても面白い
今回は高橋慶がらみで「あのプレーが無かったら江夏の21球は無かった…」みたいな
話も登場します
そこまでいくか!と突っ込みつつも
そういうのがまた面白い
そのうちボールボーイとかビールの売り子から見た21球エピソードまで書かれそうですね
まあそれも読みますけど笑
旬なので本作を書かれたと思いますが
稀代のボクシングウォッチャーでもある著者
次回は是非、“歴代最強チャンピオン編”を上梓していただきたいと個人的には思っております
いかがですか清純さん?
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 Ⅰ」(J.K.ローリング著)
著者は「ハリ・ポタ」シリーズのあの人です
この新作に魔法学校はまったく出てきません
現実の現代での話
イギリスの田舎町で突然空席となった議員の椅子を巡り
住人達が欲望を丸出しに嫉妬やら足の引っ張り合いやら
ドラッグやらセックスやらロックンロールやら…の陰謀渦巻くドロドロ劇!
と帯に書いていた(そこまでは書いてません笑)ので
これは絶対面白い!と手にしたら…
魔法や呪文が出てこないとJ.K.は厳しいのかなあ
表現が回りくどく
もっとテンポアップしてくれないとだれてしまう
後篇(Ⅱ)を読めばグッと変わるのかなあ
でも続きを読みたい!と思わせるのワクワク感も無く…
向こうではドラマになるそうで
「ハリ・ポタ」を最初に読んだときのような衝撃を期待するとガッカリします
ハーマイオニー、この小説を面白くする呪文をお願い!
3ブック
第40回JAバンクえひめカップ少年サッカー!
【決勝:石井東フットボールクラブ3-1帝人サッカースクール】
松山ダービーとなった今年のFINAL
記念の第40代王者は石井東FCでした
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は2得点1アシスト
全得点に絡んだ2沖宮君で文句なし
*同点弾は8大野君と間違えで実況してしまいました ゴメンナサイ 反省中
松山北高校グラウンドで開催された昭和52年の第1回大会と同様(おそらく)
激闘となった今年のファイナル(第1回 松山1-1 PK5-3 新谷)
両チームの特徴を出し切った白熱の好ゲームは
どうしても攻撃陣が目立ちますが
助演男優賞は敗れてしまった帝人の2バックコンビ、4日野君と3山下君でした
絶対に行かせないスッポンディフェンスや
シュートコースに入る的確な読みは放送席を呻らせました
3バックが主流のこの年代で二人きりで最終ラインを任されている意味を証明
今日流した悔し涙の苦さを忘れなければやり返すチャンスは直ぐにやってきます
我々世代になるとそんな機会が圧倒的に少なくなるので
君達が羨ましくて眩しかったです
石井東の初優勝を称えつつ
今回敗れた全てのチームを冬の最大ビッグトーナメントでお待ちしております
尚、大会2日間の様子は7月24日(日)15時~南海放送テレビでONAIR
えさシネマ倶楽部
「マネーモンスター」
主演がジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツ
監督がジョディ・フォスターという何とも豪華なラインナップ
なのにほとんど話題になっていないのはなぜかを探る為に観ました
理由がわかりました…
全部がイマイチだからです
ジョージ・クルーニー司会の株投資番組が
生放送中にジャックされる
犯人は番組で勧められた株で大損したブルーワーカー
でもホントは家族思いのいいやつ
既にこの手の作品での“あるある感”が満載
また番組を放送しながら救おうとするチーフ・ディレクターが
ジュリア・ロバーツで
彼女の指示は小型の補聴器みたいなので伝わり
ジョージとジュリアだけが犯人にナイショで繋がっている
これもあるある!
全ての設定がどこかで見たようなあるあるパターンの連続なんです
さらに爆弾チョッキを着せられた司会者のジョージが冷静すぎ!
一応同じギョーカイ人として
拳銃と爆弾を持った犯人が居座ったあとも
あんな完璧に番組を続けられるわけがないというツッコミがありまくり
悲しいかな事件自体はNYならありそうだけど
結局、犯人は警察の特殊部隊に狙撃されるぞ~
ジョージもジュリアもギリギリのところで助かるぞ~
という予想通りのまんま終わります
なんのどんでん返しもない
ノーどんでん返し、ノーシネマです
どうしたジョディ!君はIQ132の天才なんだろ!
我々は「タクシー・ドライバー」や「羊たちの沈黙」のような
ヒリヒリとする傑作を君に夢見ているんだ!
って、そこまでじゃないか笑
来たか今年の金返せNO.1…
ただ“ユーロ・ショック”真っ只中だけに
今現在、こんな感じで株で大損したり大儲けした(してる)人が
いるんだなあというリアル感はありました 頼むよ英吉利!
3シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「関ヶ原(上・中・下巻)」「城塞(上・中・下巻)」司馬遼太郎著
読み直すのは何度目でしょうか
今回は「真田丸」きっかけで幸村目線で読みました
ほとんど覚えていないので何度読み直しても面白い笑
「関ヶ原」は父昌幸
「城塞」は幸村がよく出てきます
一貫しているのは家康をディスりまくっていること笑
司馬さんが書かなければ江戸幕府を開いた
凄い偉人としてリスペクトする人が多かったのではないでしょうか
それに日本史の授業では関ヶ原より冬&夏の陣のほうが地味に扱われていましたが
ゼンゼン逆じゃないですか!
って完全に“司馬史観”に感染していますね
家康は奸物界の大ボス、ダース・ベイダーとして描かれてます
大阪出身の司馬さんにとってはホントに嫌いな人物なんでしょうね~
でもそういうわかりやすいヒールがいるこそ
三成や秀頼、幸村が引き立つ
幸村の最後がまたカッコいいんです
夏の陣で家康をあと一歩のところまで何度も追い詰めながら
疲れ果てフラフラ、ボロボロになったところを
あっさり殺られるんです
まるでショーケンが演じたマカロニ刑事のように
そして敵の武将達が武運にあやかりたいと
幸村の髪を一筋二筋争うように切って懐中におさめたと結ばれています
完璧なヒーローとして戦国を躍動し
乱世の終わりと共に死んでいく
今回のドラマではどんなエンディングを迎えるのでしょうか
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「グランド・フィナーレ」
洋題は「YOUTH」
セレブ達がリタイヤ後に集うような超高級リゾートホテルが舞台
お金持ちの執事役イメージが強いマイケル・ケインが珍しく主役
そちらではなく
「Smoke」や「レザボア・ドッグス」などでお馴染み
マイフェイバリット俳優、ハーヴェイ・カイテルが出ているのでチェックしてきました
さらにジェーン・フォンダらシブ過ぎるキャストが集います
イタリア・フランス・スイス・イギリス4ケ国の合作映画なので
ロケ地が美しい
特にメインとなるリゾートホテルはハイジが出てきそうなスイスの広大な山の中にあります
あと歌も美しいです(もちろん美女も出てきます)
とにかく出てくるもの全てが美しい
カットもBGMも編集の仕方も美しい
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」でオスカーを獲ったイタリアのパオロ・ソレンティーノが監督
タイトルの通り「若さ」って問答無用で美しいのですが
80を迎えた男女も美しいと思わせてくれます
まあ登場人物たちは生活に余裕がありまくるからでもありますが笑
あと時々出てくるマラドーナが笑えます
3.5シネマ
決勝進出校決定! ~NICE GAMEにGOOD LOOSERあり~
準決勝:【松山工業3-0新居浜工業】
“アイアン・ダービー(勝手に命名)”は
昨年の選手権チームに一日の長がありました
前チームほどの完成度はまだありませんが
1、2年生を中心とした新チームに楽しみなルーキーがいます
⑫GK伊藤君と⑭FW向井君
「バレーボール一家なんですが何でかサッカーに…」
188センチの大型守護神・伊藤君
今日は横っ飛びのナイスクリアーに1対1での飛び出し
さらにはエリア内でのドリブルまで披露!
いろんな意味で目立ってました笑
二人とも「四国プリンス(リーグ)の経験があるので特に緊張するとかは…」と堂々としたもんです
新工もまったく歯が立たなかったわけではありませんでした
大きな展開のダイナミックなサッカーとFKで見せ場を作りました
ただ両チームとも3日連続3試合目の疲れと
酷すぎるピッチ状態に本来の力が出せなかったのが可愛そうでした
準決勝:【松山北4-3*延長今治西】
今大会、私が見た中でベストゲームです
いい試合には必ず“美しい敗者”がいる
それが今治西でした
実績面でも伝統面でもチャレンジャーは今治西
ワンサイドになるかとも思われた戦前の予想を見事に裏切りました
前半13分に⑩田中君のスーパーゴールで松北が先制
⑧稲井君の左クロスをトリモチトラップ、からの~即シュート!
愛媛FC・瀬沼選手が昨年の四国ダービーでぶちこんだ
伝説のビューティフルゴールを彷彿とさせる圧巻のゴール
3点目もキーパーの前にスルスルと抜け出して決めるなど
2日連続で田中君の忍者ショーかと思っていたら
今日の男は左MF⑧稲井君でした
なんと1得点3アシストで全4得点に絡む大活躍
選手採点するならば8.0ですね8.0!
決勝点となった延長でのFKは
今だから言うわけではありませんが
外から見ていても絶対入るだろうなと思ってました、マジデ
「あそこしかなかったです!」と本人も自賛
「やっと稲井の“稲妻”が光り始めた~」とか「松北の“稲妻”なんです!」と
観客席や女子マネから冷やかされていました笑
ウソのようなホントの話
帰りに取材車のカーラジオをつけると
“先ほど県下全域に雷注意報が出されました”とベテラン女子アナが告げてました
今度の土曜日も発表されるのでしょうか稲井君の雷注意報笑
とまあ試合内容は取ったり取られたりのシーソーゲーム
午前中とは変わって躍動感のある見応えあるゲームでした
ただここまで松北を本気にさせたのは
今治西の実力が本物だったから
35分ハーフの短期決戦で先制されると負けが決定的と言われる総体で
後半早々に追いつきなんと逆転までしたのは天晴れ
延長終了1分前まで攻め続けたイケイケサッカーを冬にも見たいけれど
「3年生は皆これで解散なんです…」
試合後、やり切った表情の主将・宇都宮君に涙はありませんでした
次の進路に向けても今日のサッカーのように突き進んで欲しいものです
にしてもこうして社に戻りPCに向かっていても
今西サッカーの“蛍雪魂”が瞼に焼き付いて離れません
このまま解散するのは余りにも惜しすぎるチーム
そういえば蛍が光るのはこの時期だけですもんね…
しょうがないか
冬に光る蛍も見たかったなあと未練タラタラになるくらいのGOODLOOSERでした
さあ気を取り直して
いよいよ5日後が代表決定戦!
広島(インターハイ)にいけるのは松山工業か松山北
数多の名勝負数え歌を演じてきたライバルチーム同士
誰が考えても激闘になるのは容易に想像できます
しか~も!
意図的にしろ偶然にしろ
4日間という最長期間が設けられ両チームともコンディションは100パーセントに回復している(はず)
さら~に!
ニンスタという県内最高のピッチで決勝が開催されるということは本当の勝負が見られる(はず)
しか~し!
私には丁度その時間に担当している大事な番組がありまして…
誰でも良いです、生放送中で結構です
速報メールを携帯までお願いします! 究クエ!
ベスト4決定!
準々決勝:【松山北2-1済美】
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ):⑩田中宏武(松山北 3年生)
2点共に絡む活躍
2年前の全国選手権
日本で唯一2トップ共1年生先発だった(たしか)
あの時のスーパールーキーコンビがはやいもんで最高学年になってるんですね
(あ、⑤栗田君も忘れていないよ)
少し前に⑪村上君が張って、衛星の役を田中君がこなすスタイル
ゼブラ時代から入れるともう6年ですか
2点目アシストのドリブルも圧巻でしたが
1点目きっかけのミドルシュートにビックリ
かなり思い切った選択肢だったのではと聞いてみたところ
「いや2年前、先輩が総体で同じような位置からミドルを入れたのを
思い出したので打ってみたんです!」
ってそんなことがあるんですね
これも最高峰の選手権を知っているからこそなのでしょうか
済美はなんとか終盤に個人技で1点を返しました
怪物・藤本君(現ファジアーノ岡山)達が選手権を獲ってから5年
オレンジ軍団にそろそろビッグタイトルが欲しい…
ベスト4以上に残るにはやっぱり守備力が大事
松北の守備は新婚のだんなのように“戻り”がメチャクチャはやい笑
「いや守りが弱いのを皆自覚してるからですよ~」
渡部監督は笑ってますが
済美のカウンターに対してあっという間に7~8人がゴール前にブロックを形成
これが出来るのはもの凄い練習をしている証拠
次は新田を破って勢いに乗る今治西との対戦です
明日までの連戦はまさに総力戦
そしてタイトルもチラついてきますが
浮き足立たずに地に足を付けられるかも試される準決勝&決勝
新居浜工業なら20年振り4回目
松山工業なら4年振り11回目
松山北なら2年ぶり4回目
今治西なら3年ぶり2回目
冬の大本命の為にも絶対に獲っておきたい夏の全国切符
全国大会って人生変えますよ
でもまだ駄目ですよ意識しちゃ
まだですよ~
愛媛高校サッカー、夏の陣開幕!
2回戦:【今治工業1-1(PK3-0)宇和島東】
やっとサッカーの話題です笑
しかも生放送を終えて会場に飛び込むと
いきなり新人戦チャンピオンが敗れる波乱
第1シード宇東の前に立ちはだかったのは
本日の殊勲、今工GK①渡部君
PKの1本以外でも決定的な2本を防ぐなどベスト8進出に貢献
「今日はたまたまです!センターバックの二人ががんばってくれたので笑」
と遠慮気味にはにかんだが、聞くと午前中の松山聖陵戦でもPK2本止めたらしい
勝ち上がっていくにはこういう選手が必ず必要だ
“たまたま”を“波”にして“勢い”がつけば
即ちそれが“風(旋風)”となる
明日は新居浜工業との工業ダービー
こっちも盛り上がりそう
(盛り上がるといえば今工応援席のチャントはレベル高いよ!)
一方、
有間・富永らレジェンド10年組以来
6年ぶりの総体チャンピオンを狙った宇和島東
⑦門田君を中心に⑪清岡君、⑨森君の強力アタッカーで
攻め続けたが力及ばず
コンディションの悪さ、初戦の怖さ以上に
エース⑩東海林君の不在(怪我で欠場)が響いてしまった
伝説を残した先輩達も苦しんだが
そこを乗り越えなければビッグタイトルは掴めない
このまま解散するには惜しすぎるチーム
冬に暴れまわる姿を見てみたい
次はどこに行こうか
明日も高校サッカーが見られるぞ!