2016.06.25
ロッベンのイッペン読んでみ!
「関ヶ原(上・中・下巻)」「城塞(上・中・下巻)」司馬遼太郎著
読み直すのは何度目でしょうか
今回は「真田丸」きっかけで幸村目線で読みました
ほとんど覚えていないので何度読み直しても面白い笑
「関ヶ原」は父昌幸
「城塞」は幸村がよく出てきます
一貫しているのは家康をディスりまくっていること笑
司馬さんが書かなければ江戸幕府を開いた
凄い偉人としてリスペクトする人が多かったのではないでしょうか
それに日本史の授業では関ヶ原より冬&夏の陣のほうが地味に扱われていましたが
ゼンゼン逆じゃないですか!
って完全に“司馬史観”に感染していますね
家康は奸物界の大ボス、ダース・ベイダーとして描かれてます
大阪出身の司馬さんにとってはホントに嫌いな人物なんでしょうね~
でもそういうわかりやすいヒールがいるこそ
三成や秀頼、幸村が引き立つ
幸村の最後がまたカッコいいんです
夏の陣で家康をあと一歩のところまで何度も追い詰めながら
疲れ果てフラフラ、ボロボロになったところを
あっさり殺られるんです
まるでショーケンが演じたマカロニ刑事のように
そして敵の武将達が武運にあやかりたいと
幸村の髪を一筋二筋争うように切って懐中におさめたと結ばれています
完璧なヒーローとして戦国を躍動し
乱世の終わりと共に死んでいく
今回のドラマではどんなエンディングを迎えるのでしょうか
4.5ブック