2020.03.24

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「BUTTER」柚木麻子著

なかなか名著に出会えない今日この頃…

いわゆる毒婦として一昔前世間のワイドショーを賑わせたあの女性を

モチーフに主人公の女性記者が

その毒婦にのめり込んでいくという

それだけ聞くと面白そうだと思ったのですが

軸が女性記者で毒婦側じゃないのと

料理や調理の表現に力点が置かれているので

ちょっと肩すかしの感じでした

なんであんなブ○な女が男たちを虜にしていったのか

というのを読みたかった

だったら小説ではなく「別海から来た女」などのノンフィクションを読むべきでしたね

2ブック

2020.03.03

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ミッドサマー」

デビュー作「ヘレディタリー 継承」をヒットさせた

アリ・アスター監督の第2弾

カメラマンM君が「今までで一番怖かったです~」と

震えていたのでDVDで「ヘレディタリー」を予習してから観ました

カルトが超好きなんですね~この監督

こんな気持ち悪いことよう思いつくわ!と唸るところだらけでした

どっかでホントにありそうな危なすぎる世界に

主人公たちがいつの間にか引き摺りこまれ抜け出せなくなります

「ヘレディタリー」は全体的にダークな色合いですが

こちらはカラフルな明るいトーン

それが新しくて逆に気持ち悪い

ただのホラーじゃなく

作品として評価されてるのがよくわかります

例えば

殺しや死人がこれでもかと出てくるのではなく

2作品とも1回しか登場してないんですよね

ってなところです

“ニューホラー”っていうのか

変な表現ですが

この監督のホラーって“オシャレ”なんです

4シネマ

2020.02.23

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「1917 命をかけた伝令」

よかったです

メチャクチャよかった

アカデミーさん、

やっぱり作品賞はこちらじゃないですか…

ゴールデングローブの影響が大きすぎて

「パラサイト」に票が流れていったとしか思えない

「パラサイト」が悪いわけではないけれど

構成、キャスティング、撮影手法

どれをとってもこちらのほうがワンランク上です

ワンカット撮影をすることがどれだけ大変か

でもそれをすることで

観ている側はまさに主人公と同じ目線で没頭することが出来ます

ストーリーとしても完璧

こちらがオスカーを獲ると

またSO WHITE!とか文句を言われるのが嫌だったんでしょう

主人公2人が無名なので余計な先入観なく観られますし

最初にコリン・ファース

最後にベネティクト・カンバーバッチという

豪華スターのチョイ出しサンドイッチがこれまたニクイ!

戦争ものはやりつくしていて作るのも勇気がいると思いますが

まだまだやり方ひとつ、撮り方ひとつでこんなにも迫力ある映像になる

しかも、第2次ではなくマイナーな第1次世界大戦で勝負したところもかっこいい!

全くいらないでしょうが

私から作品賞と監督賞をサム・メンデス監督に贈呈します!

5シネマ

2020.02.19

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「パラサイト 半地下の家族」

これがオスカーパワーでしょうか

平日にもかかわらずルナティックが満席でした

観終わった後にウォー!からのスタンディングオベーション…

というテイストではありませんが

格差社会をユーモアでとらえたポン・ジュノ監督らしい作品でした

前半はちょっと笑わせに来てる感が強く

これが作品賞か?と思いましたが

終盤へ向かうごとに良くなっていきます

後味も悪くない、少しニヤッとするエンディングは

アカデミーっぽいなと

ただ直前までの「1917」高評価が

「パラサイト」へ流れたというアカデミー会員の天邪鬼気質が透けて見えます

追記

あの佐久間宣行があの忙しさの中でこの1週間でかなりの映画を観ていたと知り

負けずにキネ旬邦画ランクイン作品を観まくりました

「新聞記者」「半世界」など

特に「半世界」メチャクチャよかったです

エンディングのサンドバッグシーン、秀逸です

キネ旬は信用できます

観る作品観る作品全部いいです

あとは「火口のふたり」「宮本から君へ」「凪待ち」「1917」…

そんな中、群を抜いて酷い「CATS」が逆に魅力的なのニャー

4シネマ

2020.02.18

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「i  アイ」西加奈子著(文庫版)

西加奈子に外れなしの定説は続きます

シリア生まれの主人公、アイ

養子、同性愛、不妊、地震被害、自然災害、テロ…

見なかった事にしていた

聞かなかった事にしていた

身近にある残酷な現実を西加奈子ワールドを通して

しっかりと見せつけてくれます

こういったストーリーを

押しつけがましくなく

説教臭くなく

小説に出来るのが天才たるゆえん

海岸に打ち上げられたクルディ君の写真を

見て何も思わない人はいないでしょう

嫌なことも沢山ありますが

それでも日本人である我々は恵まれていると再認識できるはずです

読む本が無いのなら西加奈子を読め!

4ブック

2020.02.16

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「キャッツ」

あまりに下馬評が低くて逆に観に行ってやるぞと

意気込んだらやっぱりレビュー通りでした

やっちまったなあ~の完全クールポコ状態です

どうしちゃったんでしょう

ミュージカル素人なので良くわかりませんが

「レ・ミゼラブル」も「ラ・ラ・ランド」もメチャクチャ面白かったです

人が猫になっただけで名作がこんなにつまらなくなるのでしょうか

何が原因でしょう

分かってる人を対象に作りすぎた?

ずっと歌い続けてるのが苦しい?

せっかく映画にしたのだから

歌わない普通のシーンが観たかった

猫同士の日常から、ああ人間も一緒やなあ~

で歌に行くのならわかるのですが…

キャストは豪華なのに

いやあ、やっちまったなあですね

1.5シネマ

2020.01.28

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞」門田隆将著

「甲子園への遺言」「なぜ君は絶望と闘えたのか」「死の淵を見た男」

彼の著書で外したものを読んだことがない

本書は「死の淵~」と同じく東日本大震災のドキュメント

ただこちらは地元新聞社の記者を主人公にしています

しかも

一人は津波に襲われる人を助け自らは亡くなった若手記者

ともう一人は

津波に襲われる人を救いきれず後悔する若手記者

映画「新聞記者」やドラマ「チャンネルはそのまま!」など

最近はメディアを新しい視点で描き注目されている

本作も是非、映像化を望みたい

しかも“チャンとこのまま”作ってほしい

出張帰りの機上で本作を読み終えました

終盤に向けても大いに感動しますが

一番泣いたのは【文庫版用のあとがぎ】で中学生が本書を劇にしたというところ

松山空港に着く直前は涙でほとんど周りが見えませんでした

今回も筆者の圧倒的取材力にただただ感服です

4ブック

2020.01.12

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「フォードvsフェラーリ」

この手の作品を嫌いな男はいないでしょう

マット・ デイモン と クリスチャン・ベイル

自動車レースのル・マンで絶対王者フェラーリに挑んだ

フォードの奇跡の実話

偏屈なドライバーをやらせたらクリスチャン・ベールはハマりますね

役作りの為なら自由自在の体重激変振りも圧巻

今回は“痩せ”の方ですw

ストーリーは単純で予想通りの内容ではありますが

そんなことは関係ない

弱い方が知恵を絞って強い方をやっつける

判官びいきの極みです

まるでコックピットに座ってるような重低音のエキゾーストノート

を聞かされてオチない男子はおりません

3.5シネマ

2020.01.09

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「騙し絵の牙」塩田武士著

著者の「罪の声」がベラボウに面白かったので手にしました

大泉洋が表紙で彼を主人公に想定して“あてがき”したそうで

特に彼のファンでもないが新しい試みは楽しかったので

読み進めていけました

が、内容がデジタル化に追いやられる熱血雑誌編集長という

そんなに新しい試みではなかったので

途中で止めようかな~と思い始めたところで

最後の最後にどんでん返しがきます

どうぞラストまで諦めないでください

してやられます

塩田ものは骨があります

4ブック

「ジョーカー」「グリーン・ブック」「天気の子」を外して

あくまでも超個人的ランキングです

まず«ベスト»から

第3位【クリード 炎の宿敵】  

   ロッキーは不滅

第2位【ビューティフル・ボーイ】

   ドラッグ依存の息子を救うお父ちゃん
   美しさに泣けます

第1位【Girl】

  トランスジェンダーのチョー美男子がバレリーナに
  ラストに心も体も痛ッ

そして«金返せ部門»

第3位【ターミネーター/ニュー・フェイト】

   名作は触るべからず
   敵が2つに分離したらいかんやろ!

第2位【It/THE END それが見えたら終わり】

   名作は触るべからずパートⅡ
   「ドクタースリープ」の方はGOOD

第1位【アリータ】

   だ・か・ら
   名作は触るべからずなんだよ!
   大火傷を負ったジェームズ・キャメロン
   まあこれからも触りまくるんでしょうハリウッドは…