2023.03.14

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

アカデミー発表の前にどうしても観ておきたかったので

えらい騒がれてるけどどんなもんじゃい

と思って観たらぶっ飛びました!

作品賞は当然、

助演男優賞、助演女優賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞、監督賞

納得の七冠です

誰の真似でもない

誰も想像できない圧倒的なストーリーと映像力

面白さが未体験過ぎて追いつけなくなりそうだけど

この面白さを絶対手放したくないと

必死で付いていったら

途中で突き放されたり、ギュッと抱きしめられたり

「トップガン」が消し飛んでいきました

主人公はコインランドリーを経営する中国人のおばちゃんで

ある日、パラレルワールドに引きずり込まれて

世界を救うという…

なんのこっちゃ分からんでしょ?

でも、笑えるし楽しいし最後ホロッとさせる

エンタメに必要な全要素をこれまで観たことないやり方で

観せてくれるのがこの「エブ・エブ」です

いったい、監督の頭の中はどうなってるんだろうと調べたら

あの「スイス・アーミー・マン」(←こちらも超ぶっ飛んでます)

を作ったダニエルズだったんですね

ミョーに納得!

これまでどちらかというとヒューマンタッチの映画が作品賞を

獲りがちでしたが

コメディで“作品賞”を獲ったことも快挙

1ミリの文句もございません!

5シネマ