えさシネマ倶楽部
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 」
待ちに待ったオスカー作品賞
日本ではいろんな評価があるようですが
アカデミーの冠の強さはやっぱり強烈
素直に面白い!と思いましたよ
ワンカメで長まわしの発想もそうだし
思わず引き込まれるドラムの音もそう
メチャリアルなのに主人公は超能力を使えるというアンバランスさが
シュールで面白い
百点満点ではないけれど
興行先行でデートムービーばかり作ってると
ホント遅れるばかりですよ
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「博士と彼女のセオリー」
主演男優賞に相応しいのかエディ・レッドメインをチェック!
まあ私に評価されるまでもなくって感じです 当たり前ですが
元々博学な若者のようで
聞き取りにくいブリティッシュイングリッシュに
その品の良さが滲み出ています笑
ホーキング博士本人の闘いも壮絶ですが
彼のパートナーとなったジェーンの人生もまた同じ
“THERE IS LIFE,THERE IS HOPE”
声帯を失った後の機械音だからこそより胸に沁みいります
ただ
あの超難解なブラックホールのことは
方程式で解答できるのに
男女間の愛の方程式は天才学者でも不正解(離婚)になってしまうんですね
事実だからしょうがないですが
このカップルは別れて欲しくなかったなあ…
洋画で最後まで添い遂げる夫婦をこの10年見たことがありません笑
4.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「城をとる話」(司馬遼太郎著)
久しぶりに司馬作品を読みました
伊達と上杉の争う時代に
単身で城を乗っ取ろうとする快男子・車藤左の話
よりは
巻末に書かれた石原裕次郎のために書き下ろされた
という話のほうが興味深かったです
「俺の為に書いて欲しい!」
言える裕次郎も凄いが
「よし判った」と
書いてしまう司馬さんも凄い
そのシーンを見てみたいですね
3.5ブック
えさシネマ倶楽部
「アメリカン・スナイパー」
アカデミーで話題になりましたし
主人公を射殺した人に実際に終身刑が出たばっかりと
話題に事欠かなかった本作品を
ようやく観る事ができました
戦争物はどう描いても
日本人とアメリカ人では本質の捉え方が違ってきます
銃と戦争が普通にある生活を知らなければ
イーストウッドが伝えたかったことはわからない
重めの作品ですが
デートムービーで無駄使いするよりはおススメします
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
“100分中、20分がHなシーン!”
“主婦が書いたネット官能小説が1億部!”など
煽られるだけ煽られて乗っかっちゃいました…
初心な女子学生がSM嗜好の超金持ちに嵌るという
簡単に言えばエロい「プリティ・ウーマン」なのですが
期待しすぎてガッカリのパターンでした
Hシーンでモザイク代わりに黒丸が出てくるのですが
それが三流ポルノに見えてしまう
氷を使う愛撫も、ミッキー・ロークが数十年前にやってるし
若くして大富豪になった男が変態になった経緯がユルい
俺に逆らうな!といいながら
どんどん女子大生に妥協していく意味が良くわからん
結局二人はくっ付いているのか離れていくのかの展開ばかりで
普通のデートムービーと変わらんじゃん
オチにも目新しさが無く
(いろんな意味で)もっと奥までツっこん(チャレンジして)で欲しかった笑
ホントは真面目な奥様が欲求不満解消に想像で書き始めたら世間が騒ぎ始め
あらどうしましょうって感じが透けて見えてしまった
ううう、この欲求不満を解消する為に
私も官能小説を書いてみよう! かな
ただヒロインのヒップは途轍もなく美しいです!(なんじゃそりゃ)
3シネマ
えさシネマ倶楽部
「薄氷の殺人」
オスカー候補「グランド・ブダペスト・ホテル」と「6才のボクが、 大人になるまで。」
をおさえベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞の銀熊賞の2冠獲得!
に引っかかってしまった…
ドイツ人たちよ、何故にこれが良かったのだ
いやゼンゼンダメではありませんでしたよ
最初の足首だけの被害者のシーン
美容室でのいきなりの銃撃戦のシーン
お、これはと思わせてくれました
中国の田舎ってこんな感じかも
一人で行ったらめちゃ怖そうやん
これから後半どうなるのと期待をもたせてくれましたが
R指定にするほどでもなく
つながりが良く解らないままストーリーが展開していきます
ただ、さすが中国映画
肉まんなど出てくる飲茶はどれも美味しそうです
3シネマ
えさシネマ倶楽部
「6才のボクが、大人になるまで。」
たまたま入った東京の映画館で見ました
登場人物が本当に12年間経過する様を撮影したことは知ってましたが
まさか、ゴールデングローブを受賞するとは!
6才の子供の時からティーンエイジまで
「それわかる!わかる!」みたいなあるあるシーンが随所に散りばめられてます
どこかにありそうな日常で
派手かましい内容ではないのですが
これが年齢によって違う俳優が出てくれば
まったく面白くなかったでしょう
同じ子がホントに大人になっていくから引き込まれます
途中、少年がデブちゃんになりそうでヤバイな~って時もあるのですが
後半はチャンとイイ男に戻ります
そこも「おい、大丈夫か?」と親戚のおじさんのような心境にさせるのも
この手法ならでは
なんかいい感じで映画館を後にできます
ビッチリ満席でしたし(私は最前列で鑑賞)
こういうのを直ぐに観られるってのは流石TOKYO
アカデミーも獲るのか
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ソロモンの偽証」(宮部みゆき著 文庫版:第1、2、3部 各上下巻)
インフル中になんとか読破
中学生がある少年の死をめぐって学校内裁判を自分達だけで開催します
最初はユルめの「チョコレート戦争」的な感じで
いまいちかなあと思っていたのですが
ところどころに散りばめられたミステリー感が気になり
ついに最後まで読みました
ラストのところでは
オチが先に目に入らないように本の左側を紙で隠しながら
慎重にページをめくるなどガッツリはまってました
今回は細かいところまでちゃんと書くぞ!という
宮部みゆきの気迫と拘りがこの全6巻という大作になったのでしょう
ケチって文庫版にしたのですが
最後に書き下ろしで20年後の世界が書かれてあり
逆にラッキーでした
「へえ、あの中学生がこんな大人になったんだあ」って
そこで主人公が言うセリフが全てを言いえています
「強い意志を持つリーダーがいて共通の目的があれば
大人を仰天させるようなことをやってのけるのが中学3年生だ」
さて映画はどうなっているのやら
4ブック
松北の全国大会直前状況!
もちろん、松北の直前状況もチェック!
この日(12/23)は松山大学とのトレーニングマッチ
今年がラストとなる大西コーチが松大監督も務めていることもあり
対戦相手(矢板中央)を意識した練習で最後の調整をしていました
渡部監督&選手達の表情を見てください
県大会の歓喜はどこへやら、すっかり全国モードで気合充分です
30分2本で3-3
大学チームはレギュラーが抜けていたとはいえ
GK岡田(元済美)、DF百合田(元宇和島東)、SB知葉(元大洲)、MF平本(元松山工業)、
西村(元松山商業)、FW越智(元今治東)などなど
綺羅星のごとく愛媛大会を彩った高校サッカーOBばかり
久しぶりに会った親戚のおじちゃんのように目を細めて見とれていました笑
さて肝心の松北です
“残留組”となった4人の3年生(原田、上東、藤岡、村上正)が
どうしてもよく取り上げられますが
個人的には田中、村上拓の“ルーキー・ツートップ組”にも注目しています
ふと気になって調べてみると(こういうの見つけると嬉しい!)
今大会出場する48チームで予想される2トップの中で
“二人とも1年生”というのはやはり松山北だけでした!
(1トップや2トップの一人が1年生はあり)
このビッグトーナメントに1年生で出場するだけでもおおごとなのに
攻撃の最前線が二人ともルーキーってのはかなりの異例、超抜擢です
過去にもほとんど無かったでしょう
しかし、心配ご無用
「どんな大会でも緊張はしないほうです」
気負うことなく堂々と言うのは⑩田中君
「残りたかった3年生の分も自分が決めます」
渡部監督曰く上級生に対しても臆することなく要求出来る選手だそうで
「そうしないと自分がしたいプレーが出来ないですし、それがチームにとってもいいと思い
ますから」とサラリと言ってのけました
これぞ“ザ・ストライカー”ですね(私も見習います)
相棒の⑪村上拓君は実直な印象
大洲から1時間の電車通学
しかも朝練を一度も欠かしたことがありません(⑭村上正君&②立花君も)
「感謝の気持ちを持って、チャレンジャーとしてぶつかります!」
名門・FCゼブラ出身でプレースタイルも性格も好対照な二人が見せる
大舞台での“松北ルーキー・ケミストリー”
放送席での密かな楽しみがまた一つ増えました
◆詳しくは、南海放送高校サッカー特設ページで。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/report/team21.php
◆松山北高への応援メッセージも募集中!
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/hs2_message/index.php
決定!~えさシネマアワード2014~
毎年恒例の独断と偏見、主観と贔屓目の間で揺れる
えさシネマアワード、“ベスト3”&“金返せ3”の発表です
(苦情は受け付けません笑)
まずはベスト3
第3位【WOOD JOB! 神去なあなあ日常】
今絶頂の染谷君がやっぱり上手い、矢口監督の真骨頂“大笑いして泣ける”これぞシネマ!
第2位【her 世界で一つの彼女】
中年キモ男“ホアキン・フェニックス”が人工知能に恋するイタい内容ですが
最後は切なくて泣けます
スパイク・ジョーンズ監督、アカデミー脚本賞
こんな作品が撮れる懐の深さに感服
第1位【インターステラー】
今撮れる宇宙物では限界と思われた「ゼロ・グラビティ」を突き抜けた逸品
クリストファー・ノーラン×マシュー・マコノヒー
天才と天才で描き出す四次元、いや五次元の世界、文句なし!
「ダラスバイヤーズ・クラブ」「MUD」など“滑らない男・マコノヒー”
オスカーの威光はまだ続きそうです
他に「RUSH プライドと友情」「ディス/コネクト」などビッグタイトルでなくとも良い作品がありました
いつまでも「壁ドン」ばかりにたよっていると邦画は置いて行かれるばかりですよ
一方、金返せ3
第3位【神様の言うとおり】
三池作品はやっぱり私には合わない
第2位【ノア ~約束の舟~】
聖書や神話ものは日本人には無理です
第1位【オールユーニードイズキル】
いつまで無駄使いをしているんだ、トム
目を覚ましてくれ!