えさシネマ倶楽部
「あん」
樹木希林さんが日本にいてよかった~
と心底思える作品です
原作を先日ご紹介しましたが
想像通りの外さない演技でした
永瀬正敏の二人をキャスティングした時点で
河瀬直美監督の勝利でしたね
内田伽羅ちゃんも最初は大丈夫かな?と思いましたが
その自然な感じが良かった
河瀬監督好みって感じでしたし
市原悦子さんの再ブレークも頷けます
ただ原作で読むとそこまで感じないのですが
ちょっと重過ぎるのか説教くさく感じてしまう人が要るかも
敢えてバラエティ要素を増やせば若者達にも感心を持ってもらえるような…
そこがグランプリを逃した要因か
などと勝手に詮索しておりました
でも秀作には違いありません!
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「あん」(ドリアン助川著)
メチャクチャ良かったです!
カンヌ映画祭で話題になった河瀬直美監督作品の原作
原作読んじゃうと映画が物足りなくなるパターンは多いけれど
これは違います
ずっと樹木希林と永瀬正敏の声と演技を想像しながら読んでると
止まらなくなり自然に涙が溢れてきます
河瀬監督のキャスティング力、100点満点です!
小さなドラ焼き屋さんのぐうたら大将と
元ハンセン病患者のおばあさんとの物語
決して説教くさくないのでとっても自然にメッセージが心に沁みこんでくるんです
自治体やスポンサーの意向を丸呑みしたような無脊椎映画とは違います
CGも派手な爆発シーンもまったくありませんが
これだけ骨太な作品が出来るんです
映画も絶対観ます!
これを書いた著者も凄い
出ました5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「運命の法則」「『生きる力』の強い子を育てる」(天外伺朗著)
こういった自己啓発系の本は読まないのですが
FC今治のオーナー岡田武史さんに大きな影響を与えた理論だと
ある人に勧められたので思い切って読んでみました
タイトルだけだとちょっとアヤしいですが笑
一気に2冊読んでしまいました
著者はSONYでCD作ったりAIBO作ったりした知る人ぞ知る天才です
「“FLOW(夢中になる)”状態に入れば奇跡が起こり運が良くなる」
私が簡単に言っちゃうと実に陳腐なのですがハマりました
上からの押し付けに悩んでいたら
「人間万事塞翁が馬」
子育てや周りのお受験戦争に悩んでいたら
「小さい頃に“古い脳”を鍛える為にペーパーテストではなく
自然に触れさせることが大切」など
今の状況にバッチンバッチンに当てはまる内容ばかり
これも“FLOW”のお蔭なのでしょうか
そういえば最近は兎に角、やりまくるぞ!と気合を入れていましたが…
よく考えると全てが繋がっているんです
「最も真剣に準備した人のところに強運が訪れる」
4ブック
ロッベン江刺の県総体観戦記 ~ファイナリスト決定~
【準決勝 済美1-1(PK3-1)松山工業】
生放送直後に飛んできたのに
チャンと観られたのは残念ながらこの試合だけでした
会場近辺で100m進むのに30分かかるってどういうことですか!!
WHY?JAPANESE PEOPLE!!
その話はあとでゆっくりするとして…
「お互い決定機を決めきれない」→「延長」→「PK」
これ県総体の中日に必ずあることです
もう何十年も観てきていますが変わりません
そんな試合で鍵を握るのはゴールキーパー
済美にはスパイダーマン・奈島君がいました
久々に全国クラスの大型Gk登場です(身長188センチ!)
「(Pk戦になったとき勝利を)確信してました」との自信はブラフではなく
相手4人のキッカー全てに反応してたことで証明
偶然ではなく蹴る方向を読んで全て当てていました 驚愕です
「コツは言えません」だそうで笑
読みの鋭さだけでなく強心臓でもあります
実は延長が終わりPK戦に入る直前
済美の三好GKコーチがアドバイスをしようとしたところ
自分で出来ます!と断ったそうです
「彼は努力してレギュラーになったんです。去年まで応援団長してましたから笑」
スケールの大きな守護神を全国で観て見たい気もします
さて
ここからは冒頭の話に関連しますが完全な“独り言”ですのでご了承を
にしても怪我人や途中交代が多かった~
この暑さの中、3日間で最大5試合
練習不足で足がツる選手は嫌いですが
単純にいい試合が観たい私などにとっては
この時代遅れなハードスケジュールは
まったくもって超“厚切りジェイソン”です
もう少し日程に余裕があれば
おそらく松工のエース野川君や松山東・主将武村君の怪我も回避できたはずだし
おそらく済美ー松工戦で中心選手があれほど交代することも無かっただろうし
おそらく会場に来るまでの地獄のようなフ○詰まり渋滞にもならなかったはず!
もちろん走りきれない弱さとか
選手層の薄さを言い訳にするのはダメですが
どうにかならんもんですかね
今日来た小学生や中学生にお兄ちゃん達の速くて強いプレーを観て憧れて欲しい
キレの無いドリブルや苦し紛れのファールなど誰もしたくないし観たくないですよ
誰に言えばいいのでしょう?
ブラッダーさん? ジーコさん? 私も会長に立候補しようかな
なんて
閑話休題
さあ、あっという間に明日は決勝戦
今日の喜びと疲れと愚痴(←これは私だけ)を素早くリセットして
ビッグタイトルへのFINALに臨まなければいけません
終盤までもつれる様ならスパイダーマンのいる新人戦チャンピオン・済美か
ラッシュをかけて逃げ切るならグレイハウンド・新田か
済美が8年振りの王者となれば二冠達成
新田が勝てばなんと県総体は34年ぶりの快挙
共に5回目のインハイ行き“プラチナ・チケット”を賭けて
KICK OFFは明日の午後2時県球技場!
そしてまたまた私は終日市内でロケ~
「おかデリ」大好きです!
ロッベン江刺の高校サッカー観戦記 ~愛媛県総体初日~
ようやく開幕しました高校サッカー夏の陣
しかもかなり久しぶりのサッカーネタ笑
では早速、観戦順に
【1回戦 松山西0-0(PK6-5)今治北】
PK戦を制したのは松山西でした
今北も10番越智君のコントロールの上手さや
7番日浅君の惜しいシュートもありました
歓喜と絶望がもれなく付いてくるのが
PK戦の醍醐味でもあり残酷さでもあります
誰が最初に考えたんでしょう
ラストキッカーがペナルティ・スポットに向かうとき
思わず松西ベンチ前で正座し祈っていた金子監督
富山第一高校の大塚監督を彷彿とさせました
両チームにエールを
【2回戦 新田8-0今治西】
観戦した4試合で最もインパクトに残ったのは…
新田でした
しかも強烈な印象が残りました
そのスコアーうんぬんよりも
スタートした途端の怒涛のラッシュ
これは強い!とスグ感じました
とにかく出足が速いんです
もはや猟犬レベル
「それしか(練習を)やってきませんでした笑」
小野監督も大満足
2点目の高速FKを直接ぶち込んだ7番井上大志君を
マン・オブ・ザ・マッチに
「直前に練習してた通りに出来ました!」
ギリギリまで復習していると良い事があるんですね
見習います
Eリーグ4連勝は伊達じゃありません
と誉めすぎるとたいてい次の試合でコケるのでこのくらいにして…
【2回戦 今治東3-0松山西】
観戦は前半のみ
ガッチリブロックを作って守っていた松山西を物ともせず
5番石川君、10番宮本君のミドルがスドンと決まる
新人戦準優勝、やはり底力があります
ただこれまでのイメージよりは流れの中でのチャンスが少なかった印象
ベンチの谷監督もイライラが爆発していました
そこをどう調整してくるか名将の手腕にも期待
次は新田との対戦
“猟犬軍団”VS“優勝候補”
明日の好カードNO.1は間違いないでしょう
しか~し
明日午前はラジオ生放送中…泣
誰か番組にメールして情報を教えてください!
sunday@rnb.co.jp まじで
【2回戦 松山東4-1南宇和】
観戦は後半のみ
南宇和は7番重見君、10番吉良君にサッカーセンスを感じたし
小柄なキーパー尾崎君の反応も良かったけれど
昨年からほぼ同じメンバーで戦う松山東の連動性に
後半はついていけませんでした
おそらく冬の選手権を待たず
この大会をラストにする松東の3年生
野球部の伝説を目の前で観たばかり
次は俺たちが!と
思わなければ“漢(おとこ)”じゃないでしょう
愛媛の高校サッカーファンよ
ROAD TO “神戸”への短期決戦を見逃すな!
(あ、ユーベVSバルサもね)
えさシネマ倶楽部
「チャッピー」
「第9地区」の監督なので絶対に観に行こうと思っていたのですが
タイトルがちょっとヌルい感じなのでビミョーかな…
と穿っておりましたら大丈夫でした笑
前作といい今作といいどうやってあのロボットを撮影したんでしょうね
どう観ても人は入ってないしなあと
観念したところでどんどん惹き込まれていきました
最後も人間の脳へインストールしていくというオチも
あ、未来はこんな風になっていくのか~と
リアルに思えました 流石です
「ロボ○ー」とは大違い笑
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ
【誰も書けなかった「笑芸論」森茂久彌からビートだけしまで】高田文夫著
言わずと知れたカリスマ放送作家
松村さんの「たけちゃんバウバウッ」のモノマネのほうが
若い人にはわかりやすいのでしょうか
タイトルのように森繁久彌から三木のり平、渥美清、立川談志、大瀧詠一!
そしてビートたけしまで
著者が思いつくままにエピソードを披露しています
小難しい時代背景とか細かいお笑いの評論はありません
流石、江戸っ子 サッパリしています
それでもたけしさんとの出会いや
伝説の「オールナイトニッポン」スタートのいきさつなど
ラジオ好きお笑い好きにはたまらない一冊です
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「日本のいちばん長い日 決定版」 (半藤一利著)
久しぶりに読む手が止まらない傑作と出会えました
“堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス”
恥ずかしながら「玉音放送」といえば
国民が跪き聞いているくらいしか知りませんでした
その当日の宮城(皇居)篭城事件があった一日を1時間単位で
当時の証言を織り交ぜながら緊迫感、緊張感タップリに書き上げています
また
発刊当時は“いろいろなことがあり(本人あとがきより)”
大宅壮一著としていたけれど
実は原作者は半藤氏だったといういきさつもミステリアス
まもなく公開される映画では裕仁天皇を本木雅弘さんが
演じられているそうで
これキッカケで三船敏郎編と見比べるのもいいかも
戦後70年
世間では教訓を踏まえたのか忘れたのかわからない様な法律が
誕生しておりますが…
まさに今読むべき一冊でしょう
5ブック
えさシネマ倶楽部
「フォーカス」
ウィル・スミス主演の詐欺師の話
痛快でしたね
弱者を狙う詐欺じゃなく大富豪を騙すので
レベルはだいぶ違いますが
ロバート・レッド・フォードとポール・ニューマンの
「スティング」のような痛快感が残る秀作です
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「火花」又吉直樹著
久しぶりの本ネタでしたが
読めていなかったのではなく
ここに書くような本を読んでなかっただけで笑
で、かなりベタなチョイスですが
これは早く読んでおきたかった
予想通り面白かったです
特にお笑いが好きな人は感動ものです
短いのであっという間に読めますが
何度も読みたくなります
一緒にしてはいけませんが
同じ喋り手として
才能にジェラシーです
好きなことを突き進むのってカッコいい!
4.5ブック