2015.01.12
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ソロモンの偽証」(宮部みゆき著 文庫版:第1、2、3部 各上下巻)
インフル中になんとか読破
中学生がある少年の死をめぐって学校内裁判を自分達だけで開催します
最初はユルめの「チョコレート戦争」的な感じで
いまいちかなあと思っていたのですが
ところどころに散りばめられたミステリー感が気になり
ついに最後まで読みました
ラストのところでは
オチが先に目に入らないように本の左側を紙で隠しながら
慎重にページをめくるなどガッツリはまってました
今回は細かいところまでちゃんと書くぞ!という
宮部みゆきの気迫と拘りがこの全6巻という大作になったのでしょう
ケチって文庫版にしたのですが
最後に書き下ろしで20年後の世界が書かれてあり
逆にラッキーでした
「へえ、あの中学生がこんな大人になったんだあ」って
そこで主人公が言うセリフが全てを言いえています
「強い意志を持つリーダーがいて共通の目的があれば
大人を仰天させるようなことをやってのけるのが中学3年生だ」
さて映画はどうなっているのやら
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