Archive for the '高校サッカー' Category
組合せ決定!
今年もロッベン江刺の勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス企画をやります(やってます)
去年は「リターンズ!」
今回は「ハイパー!」
(来年は…「ジェネシス」とか「リボーン」とかにしましょうかねえ)
現在は出場全19チームを隈なく周っているところです
この弾丸企画を始めてもう3回目
毎年どのチームに行ってもそれぞれの思いに出会うことが出来ます
メチャクチャ大変ですけど大好きなサッカーのためなら何でもやりますよ~
取材の模様はラジオでは毎週火曜22時「MOTTO!」内(10月~土曜)で
チーム紹介とか試合結果、勝利チームインタなどを放送予定
(テレビは毎週月曜「激闘、高校サッカー!」で)
SNSはHPでロッベンコラムとかチームデータとか応援メッセージ書き込みとか
今年も充実させて勝手に盛り上げていきますのでご贔屓に!
第40回JAバンクえひめカップ少年サッカー!
【決勝:石井東フットボールクラブ3-1帝人サッカースクール】
松山ダービーとなった今年のFINAL
記念の第40代王者は石井東FCでした
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は2得点1アシスト
全得点に絡んだ2沖宮君で文句なし
*同点弾は8大野君と間違えで実況してしまいました ゴメンナサイ 反省中
松山北高校グラウンドで開催された昭和52年の第1回大会と同様(おそらく)
激闘となった今年のファイナル(第1回 松山1-1 PK5-3 新谷)
両チームの特徴を出し切った白熱の好ゲームは
どうしても攻撃陣が目立ちますが
助演男優賞は敗れてしまった帝人の2バックコンビ、4日野君と3山下君でした
絶対に行かせないスッポンディフェンスや
シュートコースに入る的確な読みは放送席を呻らせました
3バックが主流のこの年代で二人きりで最終ラインを任されている意味を証明
今日流した悔し涙の苦さを忘れなければやり返すチャンスは直ぐにやってきます
我々世代になるとそんな機会が圧倒的に少なくなるので
君達が羨ましくて眩しかったです
石井東の初優勝を称えつつ
今回敗れた全てのチームを冬の最大ビッグトーナメントでお待ちしております
尚、大会2日間の様子は7月24日(日)15時~南海放送テレビでONAIR
決勝進出校決定! ~NICE GAMEにGOOD LOOSERあり~
準決勝:【松山工業3-0新居浜工業】
“アイアン・ダービー(勝手に命名)”は
昨年の選手権チームに一日の長がありました
前チームほどの完成度はまだありませんが
1、2年生を中心とした新チームに楽しみなルーキーがいます
⑫GK伊藤君と⑭FW向井君
「バレーボール一家なんですが何でかサッカーに…」
188センチの大型守護神・伊藤君
今日は横っ飛びのナイスクリアーに1対1での飛び出し
さらにはエリア内でのドリブルまで披露!
いろんな意味で目立ってました笑
二人とも「四国プリンス(リーグ)の経験があるので特に緊張するとかは…」と堂々としたもんです
新工もまったく歯が立たなかったわけではありませんでした
大きな展開のダイナミックなサッカーとFKで見せ場を作りました
ただ両チームとも3日連続3試合目の疲れと
酷すぎるピッチ状態に本来の力が出せなかったのが可愛そうでした
準決勝:【松山北4-3*延長今治西】
今大会、私が見た中でベストゲームです
いい試合には必ず“美しい敗者”がいる
それが今治西でした
実績面でも伝統面でもチャレンジャーは今治西
ワンサイドになるかとも思われた戦前の予想を見事に裏切りました
前半13分に⑩田中君のスーパーゴールで松北が先制
⑧稲井君の左クロスをトリモチトラップ、からの~即シュート!
愛媛FC・瀬沼選手が昨年の四国ダービーでぶちこんだ
伝説のビューティフルゴールを彷彿とさせる圧巻のゴール
3点目もキーパーの前にスルスルと抜け出して決めるなど
2日連続で田中君の忍者ショーかと思っていたら
今日の男は左MF⑧稲井君でした
なんと1得点3アシストで全4得点に絡む大活躍
選手採点するならば8.0ですね8.0!
決勝点となった延長でのFKは
今だから言うわけではありませんが
外から見ていても絶対入るだろうなと思ってました、マジデ
「あそこしかなかったです!」と本人も自賛
「やっと稲井の“稲妻”が光り始めた~」とか「松北の“稲妻”なんです!」と
観客席や女子マネから冷やかされていました笑
ウソのようなホントの話
帰りに取材車のカーラジオをつけると
“先ほど県下全域に雷注意報が出されました”とベテラン女子アナが告げてました
今度の土曜日も発表されるのでしょうか稲井君の雷注意報笑
とまあ試合内容は取ったり取られたりのシーソーゲーム
午前中とは変わって躍動感のある見応えあるゲームでした
ただここまで松北を本気にさせたのは
今治西の実力が本物だったから
35分ハーフの短期決戦で先制されると負けが決定的と言われる総体で
後半早々に追いつきなんと逆転までしたのは天晴れ
延長終了1分前まで攻め続けたイケイケサッカーを冬にも見たいけれど
「3年生は皆これで解散なんです…」
試合後、やり切った表情の主将・宇都宮君に涙はありませんでした
次の進路に向けても今日のサッカーのように突き進んで欲しいものです
にしてもこうして社に戻りPCに向かっていても
今西サッカーの“蛍雪魂”が瞼に焼き付いて離れません
このまま解散するのは余りにも惜しすぎるチーム
そういえば蛍が光るのはこの時期だけですもんね…
しょうがないか
冬に光る蛍も見たかったなあと未練タラタラになるくらいのGOODLOOSERでした
さあ気を取り直して
いよいよ5日後が代表決定戦!
広島(インターハイ)にいけるのは松山工業か松山北
数多の名勝負数え歌を演じてきたライバルチーム同士
誰が考えても激闘になるのは容易に想像できます
しか~も!
意図的にしろ偶然にしろ
4日間という最長期間が設けられ両チームともコンディションは100パーセントに回復している(はず)
さら~に!
ニンスタという県内最高のピッチで決勝が開催されるということは本当の勝負が見られる(はず)
しか~し!
私には丁度その時間に担当している大事な番組がありまして…
誰でも良いです、生放送中で結構です
速報メールを携帯までお願いします! 究クエ!
ベスト4決定!
準々決勝:【松山北2-1済美】
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ):⑩田中宏武(松山北 3年生)
2点共に絡む活躍
2年前の全国選手権
日本で唯一2トップ共1年生先発だった(たしか)
あの時のスーパールーキーコンビがはやいもんで最高学年になってるんですね
(あ、⑤栗田君も忘れていないよ)
少し前に⑪村上君が張って、衛星の役を田中君がこなすスタイル
ゼブラ時代から入れるともう6年ですか
2点目アシストのドリブルも圧巻でしたが
1点目きっかけのミドルシュートにビックリ
かなり思い切った選択肢だったのではと聞いてみたところ
「いや2年前、先輩が総体で同じような位置からミドルを入れたのを
思い出したので打ってみたんです!」
ってそんなことがあるんですね
これも最高峰の選手権を知っているからこそなのでしょうか
済美はなんとか終盤に個人技で1点を返しました
怪物・藤本君(現ファジアーノ岡山)達が選手権を獲ってから5年
オレンジ軍団にそろそろビッグタイトルが欲しい…
ベスト4以上に残るにはやっぱり守備力が大事
松北の守備は新婚のだんなのように“戻り”がメチャクチャはやい笑
「いや守りが弱いのを皆自覚してるからですよ~」
渡部監督は笑ってますが
済美のカウンターに対してあっという間に7~8人がゴール前にブロックを形成
これが出来るのはもの凄い練習をしている証拠
次は新田を破って勢いに乗る今治西との対戦です
明日までの連戦はまさに総力戦
そしてタイトルもチラついてきますが
浮き足立たずに地に足を付けられるかも試される準決勝&決勝
新居浜工業なら20年振り4回目
松山工業なら4年振り11回目
松山北なら2年ぶり4回目
今治西なら3年ぶり2回目
冬の大本命の為にも絶対に獲っておきたい夏の全国切符
全国大会って人生変えますよ
でもまだ駄目ですよ意識しちゃ
まだですよ~
愛媛高校サッカー、夏の陣開幕!
2回戦:【今治工業1-1(PK3-0)宇和島東】
やっとサッカーの話題です笑
しかも生放送を終えて会場に飛び込むと
いきなり新人戦チャンピオンが敗れる波乱
第1シード宇東の前に立ちはだかったのは
本日の殊勲、今工GK①渡部君
PKの1本以外でも決定的な2本を防ぐなどベスト8進出に貢献
「今日はたまたまです!センターバックの二人ががんばってくれたので笑」
と遠慮気味にはにかんだが、聞くと午前中の松山聖陵戦でもPK2本止めたらしい
勝ち上がっていくにはこういう選手が必ず必要だ
“たまたま”を“波”にして“勢い”がつけば
即ちそれが“風(旋風)”となる
明日は新居浜工業との工業ダービー
こっちも盛り上がりそう
(盛り上がるといえば今工応援席のチャントはレベル高いよ!)
一方、
有間・富永らレジェンド10年組以来
6年ぶりの総体チャンピオンを狙った宇和島東
⑦門田君を中心に⑪清岡君、⑨森君の強力アタッカーで
攻め続けたが力及ばず
コンディションの悪さ、初戦の怖さ以上に
エース⑩東海林君の不在(怪我で欠場)が響いてしまった
伝説を残した先輩達も苦しんだが
そこを乗り越えなければビッグタイトルは掴めない
このまま解散するには惜しすぎるチーム
冬に暴れまわる姿を見てみたい
次はどこに行こうか
明日も高校サッカーが見られるぞ!
戦い終えて・・・ ~松山工業~
地元駒沢大高校が大応援団に勝利の報告をしている
申し訳なく思いながらも放送の段取りをこなす為
試合直後、敗戦の弁を坂本監督に聞いた
「…これからも(パスサッカーに)こだわって行きます」
泣き虫先生の言葉にもらい泣きしそうになるが
差し出した手に込められた力に次への決意を感じた
「全国で勝つのは難しいっスね」
一方、作戦参謀の大西貴コーチ
腕を組んで駒沢のピッチにうなだれる松工イレブンを見ている
「…繋ぐサッカーがまだ出来てないって事ですね」
曰く“ボールを受けるのも嫌がっていた”くらいガチガチだった初戦
50年ぶりの勝利をギリギリで手に入れた
全国選手権の雰囲気に慣れた2戦目は伸び伸びとプレー
特に最初の15分はベスト8クラスの内容だったけれど
今度はギリギリのところで勝てなかった
言われるまでも無く
勝敗は内容とは違うところに存在すると知っているけれど
見ていて泣ける試合だったと胸を張りたい
敗戦の余韻も無くピッチでは第2試合の神戸弘陵と國學院久我山の試合が始まっている
「なかなか立てる所じゃないので
しっかりと見ておこうと思って…」
ひとしきり泣きじゃくった後、1年生の石井がロッカーから通路に出てきた
近くには同じ1年の志摩、2年生の山西と大木もいる
今の3年生とこれまでの偉大な先輩たちに連れてきてもらった最高の舞台
ここで勝ち上がるために必要なものがそこからは見えるはずだ
それは君たちにしか見えないし伝えることも出来ない
新しい伝統は少しずつ少しずつ作られていく
”伝統”を守り続ける丸岡 vs ”伝統”を作り上げる松山工業(1/2対戦)
親の進んできた道を受け継いでいる子供は一体どれだけいるのだろうか
先代(親)が偉大であればあるほど、その道は険しくなる
「小さいときからここに連れてこられて(丸岡サッカー部の)お兄ちゃんに
遊んでもらってたから、こうなるのは必然でした笑」
北陸では貴重な快晴となったこの日、校内の応接室で微笑んだのは小阪康弘監督
(写真左:小阪監督)
福井の伝統校、丸岡高校サッカー部
今大会3番目の多さを誇る28度目の選手権出場
礎を築きベスト4の実績を残した偉大な父、清吉さんの後を継いで7年目
「ようやく父が何をしたかったのか、なぜこういうサッカーをしていたのか
わかってきたんですよ」
サッカー小僧がそのまま大きくなったようなキャラクターにあっという間に虜になった
四国、愛媛との繋がりも深い
父清吉さんが高知県出身、子供の頃よく遊びに来ていたそうだ
自身、丸岡OBで全国選手権初勝利(1988年度)のメンバーでもある
しかし喜びに浸る間もなく次戦で対戦した南宇和に粉砕された
「0-5でやられました メチャクチャ強かったですね」
(因みに翌年89年度南宇和優勝、松工・大西コーチは当時の主将)
その時の悔しさを持ち続けたまま25年以上
選手から監督になった今でも憧れを追い続けている
タクシーの運ちゃんが、商店街のおばちゃんが、町の駐在さんが
おらが町のサッカー部に激励の声をかける田舎町
あの頃の南宇和と同じような環境で父の夢を継承している
今度の試合は
“伝統”を守り続けるために戦っている丸岡高校と
これから“伝統”を作り上げようとしている松山工業の対戦だ
祭りの後で想うこと
愛媛高校サッカーとFC今治の戦いが終わりました
「平常心でやれるかどうかだな」
これは高校サッカーの準決勝直後
帝京第五・植田監督の携帯に直接かかってきた
レジェンド・古沼貞雄さんからのアドバイスです
まさにそれで全てが決まりました
松山工業も帝京第五も初めてのニンスタでガチガチの立ち上がり
解消する為の特効薬はやっぱり先制点でした
前半16分に生まれた松工・⑧越智君のスーパーゴール
実況席の私はその瞬間、一か八かのミドルシュートが入ったんだと思っていましたが
偶然ではなかったことを後で知り猛反省しました
「ミドルが打ててなかったのでこの1週間、1年生に手伝ってもらって毎朝6時から練習してたんです!」
試合後の本人のコメントです
特別な舞台に“偶然”や“たまたま”が入り込むような余地は無いんですね
それから始まった怒涛のゴールラッシュ
史上最多得点がブラフでないことを証明する為にも
全国大会でもう一暴れてしてもらいましょう
一矢報いたとはいえ悔しさしか残らなかった帝京第五
「あの状況では攻めるしか無かったです。あと応援でこっちの声がゼンゼン選手に届かないんですよね」
自身としても初の大舞台だった植田監督
いくら人から聞いても、いくら外から見ても
実際に体験した人にしかわからないことがたくさんあります
それでも今大会を盛り上げてくれたのは間違いなく帝京第五でした
創立53年で初の準優勝
この時点で既に立派なレジェンド
進化した黄色いハードワーク軍団を来年も見てみたいものです
一方、3度目の挑戦だったとはいえ、岡田オーナーが就任し
たくさんのマスコミが押しかけた中での地域決勝大会
想像を絶するプレッシャーを背負っての戦いはFC今治の誰もが初経験でした
結果、90分で勝利していれば決勝ラウンドに勝ちぬけていましたが
その僅かな差が足りないものの全てでした
“平常心で戦えるかどうか”
ピッチ上の事だけではありません
サポーター、スタッフ、今治という地域にとってもそう
今年に賭けていただけに逃したショックは余りにも大きいけれど
今回のチャレンジが残してくれた貴重なものもあります
試合後、肩を落とした選手達を乗せたFC今治のバスを
40~50人のサポーターが拍手で見送りました
「これまではこんな見送りはありませんでしたから…」
広報の青木さんがポツリと呟きました
高校生から社会人まで
これまでにないサッカー狂想曲となった先週の愛媛
幸せなことに今年はまだ続きがあります
全ての想いを背に今度は愛媛FCがやってくれるはずです!
タイトルの行方は・・・
FC今治中継の興奮も冷めやらぬまま
高校サッカーの準備をしております
(FC今治VS阪南大クのテレビ放送は明日の夜中1:45~ですよ!)
今日の試合もそうでした
あの時、阪南大クラブの池田君のヘッドが決まっていたら
長尾君の負傷交代は痛かったけれど
もし乙部君、桑島君が出てなかったらあの劇的なゴールは生まれてなかったのか
いや長尾君がいたらもっとはやく決めていたかも
などなど…
ほんの一瞬、紙一重で勝敗は左右される
岡田さんが言う「勝負の神様は細部に宿る」あるあるが満載でした
勝負の神様は今日も気まぐれ
おそらく明日も(明後日も)そうでしょう
史上初の帝京第五か
王座奪還の松山工業か
「今までやってきたことを神様は見てるんでそれが結果に出るんじゃないですか」
岡田さんらしい試合後のインタビューでした
明日のお昼ごろ
ニンスタの上空から
どちらがどれだけやってきたかを見て勝敗を決めるんでしょうね
明日はSEMI‐FINAL!
【帝京第五-今治東】【松山工業-松山北】
第1試合のカードは
ともに“史上初”を賭けて
第2試合は“奪還”か“連覇”か
それぞれに大きなものを背負っての準決勝
どのカテゴリーでも
どの種目でも
ベスト4の対戦が一番面白いのは周知
中でも初めての舞台に勝ちあがってきたのが帝京第五
いつかくるとは思っていましたが
とうとうやってきました
「(初のベスト4進出で)校内外でたくさん声をかけてもらってます」と闘将・植田監督
ただ選手達を含めて浮き足立っていることはないと冷静さも併せ持つ
明日の相手は去年、一昨年と2年連続で敗れた今東
「3年連続で同じところに負けるなんて日本におらんでしょう!」と
笑いながらも
「ただ、秘策はメチャクチャ考えています」と締めくくりました
戦の前の軍師です
いやあシビれます!
10時と13時、北条でキックオフ