Archive for the '未分類' Category

2023.03.02

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「バビロン」

ブラピが出演しているゴージャスな映画です

アカデミー3部門ノミネート!

っといっても作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞

メチャクチャ派手な作品なのですが・・・

昔のハリウッドが舞台

トーキー映画が出てくる前のサイレント映画時代

というとチャップリンとか

なんか白黒でイメージで大人しい感じですが

バブルが4倍!みたいな毎日パーティ~

でどでかいクラブでパリピ男女がそこら中で踊りまくって、ドラッグやって、Hもやって

ハリウッドスターや怪しいプロデューサー、のし上がってやると思ってる女優の卵らが

踊り狂っています

そこに本物の象!を送り込むゾウ!てw

下っ端のスタッフが命令されトラックの荷台になんとか象を積んで

そのパーティ会場に向かう所から始まります

その会場で女優になるためには何でもする野心溢れる美女と出会う

その女優の卵がマーゴットロビー

あの「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で世界的にブレイクした美女です

ブラピはちょっと落ち目な当時のハリウッドスター

当時のハリウッドの頂点と使用人らのヒエラルキーがテンポよく展開する

音楽がとにかくカッコいい

というのも監督が『ラ・ラ・ランド』のチャゼル監督

ミュージカルではありませんがあのテイストです

にしても最近、映画のシネマの草創期を取り上げる作品が多いですね

スピルバーグの自伝映画「フェイブルマンズ」とか

やっぱり映画ってすごいよね!映画館で観る、あのデッカースクリーンでみんなで観る感動って違うよね!

令和版「ニューシネマパラダイス」みたいなメッセージなのかな

それほどネトフリなどの配信映画を意識しているんでしょうね

4シネマ

2023.02.22

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ケイコ、目を澄ませて」

泣く子も黙る【キネマ旬報2022 日本映画ベスト・テン】で

堂々の1位!えさシネマアワードでは4位でしたが・・・

主演女優賞も主役の岸井ゆきの!

助演男優賞も助演の三浦友和!

三宅唱監督は読者選出日本映画監督賞!

の四冠となればこれはもう観なくても名作なのですよ

でも観に行きましたw 

公開初日に行きましたシネマルナティック

目利きの映画ファンがけっこういましたね  

耳の聞こえない女性ボクサーが下町の小さなボクシングジムで

現実とぶつかり合いながらちょっとずつ成長していく

ジムの会長が三浦友和で優しくケイコを見守るがジムが閉鎖される

絶対、良い映画でしょ!悪くなる要素が無い!!

実話を元にしてるんですね~

ド派手な事が起こるわけではありませんが

ちゃんと最後に観た人を前向きにさせる力がある!

私の観た回は目の不自由な人用に邦画ですが字幕が出るようになってました

もう一つ特徴は全編16ミリフィルムで撮影しているということ

専門的なのでわかりにくいですがデジタルで撮るより画質は落ちるけど

この映画にはハマっている  古さが良い 

そしてボクシングと映画と言えば数々の名作があります

「ミリオンダラー・ベイビー」「百円の恋」「サウスポー」

「チャンプ」「ああ、荒野」「クリード」「どついたるねん」

「ロッキー」「ザ・ファイター」「レイジング・ブル」「キッズ・リターン」

・・・また一つ、ボクシング映画シリーズに名作が加わりました

4.5シネマ

2023.01.25

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「笑い神 M-1、その純情と狂気」中村計著

コロナで療養中、一気に読みました

面白過ぎて2回読みました

今では誰もが知る年末の国民的オバケ番組「M-1グランプリ」

漫才師日本一を決めるガチンコバトルに挑む

お笑い芸人を主人公に

制作者側まで切り込んだ名著です

笑い飯、麒麟、チュートリアル、中川家、フットボールアワー

ブラックマヨネーズ、パンクブーブー・・・

80人以上の芸人さんに取材をし

この賞レースの凄さ、怖さ、面白さを描き出しています

俺たちが・・・

一番・・・

面白い!

事を証明する為だけに悩み、傷つき、人生を賭ける

お笑い好きを自負していましたが

知らないことだらけでした

笑わせることに憑りつかれた

愚かなものたちが

この大会に狂わされ

この大会に身も心も捧げる

膨大な取材は筆者の身も削っていったでしょうが

一方で

ここまでお笑いの深淵を覗き込んだ筆力に

尊敬と羨望の思いが沸き上がりました

縦軸となる主人公は笑い飯ですが

スリムクラブがステージに向かう前に

二人で交わした言葉を読んだときは

自然に涙が溢れました

完璧です

5ブック

PS:それでも療養中、時間があったのでアマプラでM-1を全部見直しました

2023.01.05

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」

オスカー獲るでしょうね~

でも視覚効果賞あたりでしょうね

第1作は13年前ですか 

最初観た時はビックリしましたね~

アバター前後でCG技術は飛躍しました

興行的にはトップガンを超えるらしいです

約456億円で制作したので回収するには

約1954億円の興行収入が必要だけど充分採算はとれるそうで

2009年に公開された前作が今でも歴代1位の興行収入約3869億円

第1作の10年後を描いています

今回は海のアバターが出てきます

テーマは第1作とほぼ同じですが

3時間12分の長時間が全く退屈しない

メチャクチャ美しくて壮大なのですが、もう驚かなくなりましたね

ジェームズ・キャメロンならこれくらいするでしょうって思ってしまう

「ターミネーター」「エイリアン」「ランボー」

代表作は数知れず

あと続編を作るのが上手ですね

因みにキャメロン監督は私生活も活動的で

女性監督とか女優と結婚離婚を繰り返してます

「ターミネーター」の主演女優リンダ・ハミルトンとも夫婦でした

いわゆる職場結婚が多いのです

皆に身近な所で手を出すのはやめろと言われても

好きになったら突っ走ってしまうらしい

これをアバターもえくぼと言うそうです(なきら健一みたいなギャグを言ってしまった)

御年68歳、まだまだやりますよ~

「アバター」は5まで作る気です

その間にターミネーターの続編も作るとか

この状況を監督はこう言ったそうです

あ~バタバタするな~・・・

3.5シネマ

2022.12.29

2022年えさシネマアワード決定!

Author: ロッベン江刺

今年は例年より劇場で観れたのは少なかったです

それでも40本ほどでしょうか

配信やレンタルを入れると

ノルマの50本行けたかな

今年は邦画が強かった!

さあ、行きましょう

ますはベスト3・・・「THE FIRST SLUMDUNK」

迷いました~「流浪の月」と迷いました~

今、決めろと言われればSLUMDUNKに軍配

「流浪の月」は話題となった衝撃のラストシーン

広瀬すず、松坂桃李、横浜流星

全員がエグかった 

途中まではまあまああるでしょうって感じからの

怒涛のラストシーンへ

ですが、宮城リョータの物語には勝てなかった・・・

ベスト2・・・「トップガン マーヴェリック」

洋画では断トツですが「ブルーバイユー」と言う作品もメチャクチャ良かった

けどトップガンですね 

で、ちゃんとこの作品にはオスカーの作品賞を獲ってほしい

ベスト1・・・「さがす」

「岬の兄妹」でいうこれまた問題作を作った片山慎三監督、

主演・佐藤二朗に度肝抜かれますから

覚悟して見ないとひどい後遺症に悩まされます

基本、父と娘の話なのですがとんでもない世界に引き摺り込まれます

最後、二人が卓球のラリーをするシーンは映画史に残る名シーンですね

今年は邦画強かった~

他にも「ちょっと思い出しただけ」「手」

「ケイコ目を澄ませて」「そばかす」とか・・・

観れてないけど絶対観たい作品がたくさんあります

そして金返せワースト3をサラッと

第3位・・・「チタン」気持ち悪い
第2位・・・「ドライブマイカー」(2021年作品)意味わからん
第1位・・・「クライマッチョ」イーストウッド先生、もう恋愛は挟まなくていいです

って感じです

本のベスト3も
第3位・・・「Black Box」伊藤詩織
第2位・・・「オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~」
      喜瀬雅則
第1位・・・「僕の心臓は右にある」大城文章(チャンス大城)

です(*全て個人の感想です)

来年もイイ作品に出会えますように~

2022.12.16

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「THE FIRST SLAM DUNK」

前日のB2リーグ実況中継で

イライラしていたので

その答えを井上雄彦しぇんしぇーに教えてもらおうと

観てきました

審判問題なんてもういいや!と思えるくらい

泣けました(´;ω;`)ウゥゥ

声優問題もカンケー無いでしょ!って思えるくらい

良い作品でした

ネットなどで言われている通り

ラストのメインとなるゲームを縦軸に

宮城リョータの物語が挟まっています

その宮城物語になる度に泣いていました

間違いなく今年の邦画ベスト10に入ります

井上しぇんしぇー、一息ついたら

「バガボンド」も再開してくださいね

4シネマ

2022.12.01

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「アフター・ヤン」

AIロボットと生活する未来の家庭

家族の父親がコリン・ファレルで

奥さんが黒人女性で

娘が中国人でAIロボットも中国人?

ある日、ロボット“ヤン”が故障して動かなくなる

ヤンがいなくなったその後“アフター”がどうなるか

この設定とキャスティングにメチャクチャ期待してました

が、思ってたのと違いました

美しくゆったりとした時間がずっと流れます

言い換えると芸術性の高い作品です

近未来ロボットとのリアル感を求めると肩透かしにあいます

調べてみると監督・脚本・編集を担当したコゴナダさんは

小津安二郎の信奉者だそうで

なるほど…

そういうことですか

そう思ってみれば良かった

これは小津イズムなんだ!と思ってみると理解できるし

芸術的だ!と思えます

つまり小津安二郎が凄いってことです

同じ監督で「コロンバス」って作品もあるのですが

予告編を観たら同じようなテイストでした

今度観てみます

だって小津信奉者なんですから

3シネマ

2022.10.28

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ラム」

あたる、ウチだけ見てほしいだっちゃ💛のラムちゃんではありません

羊のラムです

おなじみのA24スタジオ制作で話題になっていたので劇場で観ました

アイスランド、スウェーデン、ポーランド合作

地元でヒットしてA24が権利を買い取りました

ほぼ事前知識ゼロで観ました

面白かった

よりはようこんな映画作ったな~が正直な感想

企画書だけ見たらボツにされていたでしょうね

でもここまでリアルに作ったのが天晴

顔と右手が羊、残りの下半身が人間の子供が出てきます

人里離れた山奥に暮らす若夫婦が羊の出産に立ち会う

いつものように引っ張り出したら羊じゃないものが生まれてくる

若夫婦は娘を幼くして亡くしていたので妻はどうしても育てたい

見た目は半分羊でクリーチャーだけどしぐさとかは愛くるしいのです

この半分羊君が張りぼて感が酷いとみてられないのですが

これがメチャクチャ精巧

ホントに居りそうな感じなんです

家の周りには誰も住んでない山の中なのでホントの親子の様に暮してるのですが

幸せはいつまでも続きません・・・

その子の父親が取り戻しにやってくるのです

で、いよいよここからか~と思ったら

そこで終わります

おいッとツッコんでください

これが北欧スタイルなのでしょうか?

羊映画と言えば「羊たちの沈黙」が金字塔

あと4,000万頭の殺人羊が人々を襲う「ブラックシープ」っていう映画もあります

羊はホラーに使いやすいのですかね

なんじゃそりゃって感想が多いようですが

こういう映画を作ったことが素晴らしい

ので

4シネマ

2022.10.13

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「シン・サークルクラッシャー麻紀」佐川恭一著

ゼンゼン知らなかったのですが

“童貞は読んでください 童貞からのお願いです”

という帯コメントと

ロンブー淳さんが絶賛!みたいなのを見て手にしました

電子書籍で話題になったのですね

著者が京都大学出身

京大のサークルに来た麻紀という性に奔放な美女が

次々と男たちを喰いまくる・・・

というとただのエロ小説に聞こえますがそうじゃない

大学内でのヒエラルキー

童貞と非童貞のルサンチマン

大学生から社会人へのメタモルフォーゼ

(カッコよさげな言葉を羅列してみた)

サークルをクラッシュした女と

彼女の毒牙にかからなかった(ホントはかかりたかった)男

二人の物語である本筋と

作中に書かれる小説の中の小説で構成されます

あまり読んだことのない手法が斬新で面白い

だからなんやねん!っていう終わり方ですが

奇天烈の最高峰、京大OBが書きそうな作品でした

4ブック

2022.09.14

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「ブレット・トレイン」

ブラッド・ピット主演の映画

伊坂幸太郎さん原作で、先日ブラピが来日してましたね

全編新幹線の中で展開

主人公がついてない運び屋

東京から京都に行く新幹線でブリーフケースを盗むだけ

という簡単なミッションなのに次から次に殺し屋が乗り込んでくる

真田広之らも出ています

監督がデビット・リーチ

「ジョン・ウィック」「ワイルド・スピード」「デッド・プール」を

作った人なのであの世界観です

殺し合いがグロいけどコメディタッチなので笑える?

原作を読んでないのですがこんな感じなのでしょうか

展開に無理がありますがあまり真剣に見過ぎない事ですね

ブラピの出世作と言えば「ファイト・クラブ」のタイラー・ダーデン

この時ブラピのスタントマンをやっていたのがデビット・リーチ監督

ブラピは「PLAN B」という映画会社でプロデューサーとしても活躍

作る側でもチャレンジしてます

これはあるレジェンド俳優に影響されています

それがロバート・レッドフォード

二人の出会いといえば名作『リバー・ランズ・スルー・イット』

ハリウッドの大御所と若き主演俳優

当時、ルックスがそっくりだと言われてた駆け出しのブラピは

おそらく撮影中に映画とは何かという話を

大先輩のレッドフォード兄さんから聞き

この人みたいになりたい!と思ったのでしょう(知らんけど)

で、ブラピはその時からずっと偉大な先輩の背中を

真っすぐに追いかけているのです

そうまるで新幹線の様に

伏線回収~♪

3.5シネマ