2023.01.25
ロッベンのイッペン読んでみ!
「笑い神 M-1、その純情と狂気」中村計著
コロナで療養中、一気に読みました
面白過ぎて2回読みました
今では誰もが知る年末の国民的オバケ番組「M-1グランプリ」
漫才師日本一を決めるガチンコバトルに挑む
お笑い芸人を主人公に
制作者側まで切り込んだ名著です
笑い飯、麒麟、チュートリアル、中川家、フットボールアワー
ブラックマヨネーズ、パンクブーブー・・・
80人以上の芸人さんに取材をし
この賞レースの凄さ、怖さ、面白さを描き出しています
俺たちが・・・
一番・・・
面白い!
事を証明する為だけに悩み、傷つき、人生を賭ける
お笑い好きを自負していましたが
知らないことだらけでした
笑わせることに憑りつかれた
愚かなものたちが
この大会に狂わされ
この大会に身も心も捧げる
膨大な取材は筆者の身も削っていったでしょうが
一方で
ここまでお笑いの深淵を覗き込んだ筆力に
尊敬と羨望の思いが沸き上がりました
縦軸となる主人公は笑い飯ですが
スリムクラブがステージに向かう前に
二人で交わした言葉を読んだときは
自然に涙が溢れました
完璧です
5ブック
PS:それでも療養中、時間があったのでアマプラでM-1を全部見直しました