えさシネマ倶楽部
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
特にファンではなかったのですが
ちゃんと、「:序」「:破」「:Q」をアマプラで観てから
劇場へ向かいました
佐久間さんがANNゼロで「長尺だからトイレ行っておくように!」
と行ってたので気を付けてましたが
後半に行ってしまいました泣
大きく分けると
①戦いのシーンと②説明のシーンと③全裸シーン(サービスカット)
で構成されてますね
なかでも一番好きなのは①です
エヴァVS使徒のなんでもありのバトルシーンがやっぱり天才ですね!
ガンダムのモビルスーツはあくまでも人間の動きに則ったバトルが素晴らしい
エヴァ(OR使徒)はその人間の動きを超越した、取っ払ったところが面白くて
見入ってしまいますね
②は・・・もう理解することを諦めました
だいたいが分かっていれば大丈夫です
③は・・・もちろん好きですよ
っていうかあれですね
由美かおる&しずかちゃんの入浴シーンと
あだち充作品での下着シーンのようになくてはならないものですもんね
あ、碇ゲンゾウのモノマネが出来るようになりました
(ゲンドウでした汗、今、後輩から注意されました)
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ゴーマニズム宣言 コロナ論&2」 小林よしのり著
「闇金ウシジマ君」にドハマりして
スピンオフものでは満足できなかった先日、日経新聞の一面広告で
“真鍋昌平最新作!「九条の大罪」発売”の文字を見つけ即買
そのついでに?久しぶりに買ったのが「ゴー宣」でした
ご存じのとおりただの漫画ではありません
「戦争論」「脱原発論」などと同じように
読前読後で全く違う意識を持つようになりました
というより
“何も考えてなかった事をしっかり考えるようになった”という方が正確でしょうか
毎日発表されるコロナ感染者に一喜一憂することに違和感を持っていましたが
今は疑問視、もしくは嫌悪感さえ感じる様になりました
メディア側にいながら、今さらかい!と叱られそうですね
いつまで感染者速報を流し続けるのでしょうか
「0になるまでに決まっとろうが!」
というマスク信者のアナタ
この本を読んでからでも同じことが言えるでしょうか
4ブック
*最近面白かったマンガは「空腹なぼくら」と「先生の白い嘘」です
えさシネマ倶楽部
「アンチ・ライフ」
こ、これは凄い作品を観てしまいました!
これほどチープな、ダサい、ク〇面白くない映画は初めてです!!
あまりの酷さにビックリして直ぐにググっても
ネット上は酷評の嵐
「どうしたブルース・ウィリス」
「B級感ハンパない!」「ってかB級よりF級だろ」
ネット評価は信じないほうですがほぼこの表現で正解です
近未来の地球に住めなくなり宇宙船で逃げるがエイリアンに襲われる
っていう設定も超ベタベタ
ブルースも途中で絶対気が付いていたはず
いや彼も台本読んだときに思ったはずです
これは大丈夫かと
長く映画を観ているとこういうこともあるんですね~
中盤からはギャグ映画としてみれば笑えますので
逆に是非、観てほしい!
いやあ、それにしてもスッゴイの観たわ~
1シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「スクリーンが待っている」西川美和著
これまたロッベン的、2021年大賞を受賞しても
おかしくないほどの良作でした!
きっかけは著者の制作した映画「すばらしき世界」から
いや、佐木隆三の「身分帳」か
いや、「復讐するは我にあり」だったか
もはや全てが入り組んで縺れ合って入口が分からなくなってるくらい
西川ワールドにハマっています
「すばらしき世界」が出来上がるまでの映画つくりの裏側を
綴ったエッセイ
映画と同じでおもっきり笑えて
ホロっとさせてくれます
これからも西川作品は絶対に観ますし
本も読んでみます
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「あの頃。」
良く知らずにハロプロオタクの作品か~と思って観たら
メチャクチャ面白かったです!
ただのコメディものではありません
声出して笑って、最後泣ける
けどやっぱ笑ってしまうという
しかも、松坂桃李君が「男の墓場」のTシャツやらバッジを
やたら身に付けてるな~と思って…
ん?ハロプロ?オタク?あ、この前のラジオ「どっきりナイト」で特集してた!
と思ってググったらガッツリ原作が男の墓場(現・狼の墓場)所属・劔樹人さんの自叙伝「あの頃。男子かしまし物語」だったんですね
杉作J太郎先生、スイマセン汗
しかも脚本も愛媛出身の冨永昌敬さんだし!
ただのオタク映画と侮ってはいけません
一度でもアイドルや俳優に心ときめいた「あの頃。」がある人は
絶対に共感できます
で、これも今更感強いのですが
仲野太賀君の凄さよ
最近観た映画ほとんどに出ています
「すばらしき世界」では小説家を目指すテレビディレクター
今回は大病を患うハロプロオタク
いずれも主役ではありませんが
メチャクチャ難しい役どころです
若くしてはや名バイプレイヤーのフロントランナーですね
4.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「すばらしき世界」
佐木隆三さんの原作「身分帳」を読んでたので
楽しみにしてました
西川美和監督×役所広司
これだけで観る価値があります
まっすぐ過ぎて?融通が利かな過ぎて?
刑務所とシャバを行ったり来たりの主人公
世の中の不条理にぶつかりながらそれでも生きていきます
原作と違って時代設定が現在になってます
その難しさやロケの大変さなどを
脚本も担当した西川監督がエッセイとして綴った「スクリーンが待っている」を
今読んでいてこれがまた面白い
単純に映画つくりの裏側だけでなく
関西人のノリで(え、広島生まれ???)オモシロ可笑しく書いているので
映画ファンじゃなくても楽しめます
出来れば私の様に原作からの~映画からの~エッセイ
が一番おススメです
あ、もっと楽しむならば
“映画からの~”の前に
佐木隆三さん直木賞受賞作を映画化した
「復讐するは我にあり」(今村昌平監督)を観てください
私はアマプラで観直しました
緒形拳、メチャクチャカッコいいです!
4.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」
40歳オーバーのサッカーファンで彼がアイドルじゃない人はいないでしょう
先日調べたら知らない間にマラドーナグッズを集めていたことにビックリ
・アルゼンチン監督時代のフィギュア人形(両手人差し指を突き出してるやつ)
・神の手ゴールがモザイクデザインされたTシャツ
・メキシコW杯時のサッカーマガジン(数冊)
・ラヌスで生まれスーパースターになるまでを追いかけたノンフィクション「ディエゴ・マラドーナの真実」
などなど…
そういえば彼が好き過ぎて
高3になった時、サッカー部のユニホームをアルゼンチンカラーにし
部室の前で出来上がったばかりのユニを皆で着て写真撮ったことがありました
カッコつけてたのは最初だけで直ぐにふざけまくって
みんなが死ぬほど笑ってる写真
楽しかったなあ
弱小チームだったけどW
マイク・タイソン、スティーブ・マックィーン、松田優作、ハン・ソロ…
いつまでも心惹かれるのは
やっぱりヤンチャなヒーローなんですよね
運のいいことにサッカー畑に居続けてるので
いつか彼に奇跡的に取材出来たら「パス交換してもらう!」っていう
人生の夢が一つ叶わなくなりました
さよなら、ディエゴ
ありがとう、ディエゴ
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯 上・下巻」 伊集院静著
テンションが上がっていたので新刊を、しかも上下巻一気に買っちゃいました
まあ間違いのない著者なので外すことはないと思っていたら
やっぱり外しませんでした
上巻でなかなか刃傷事件にいかないなとちょっとやきもきしましたが
下巻の冒頭で
松の廊下で浅野内匠頭が吉良に切りかかってからの~
赤穂浪士が恨みを晴らすまではあっという間でした
誰もが知ってるこの物語を
今あらためて読むといろんな感情が沸き出てきます
特に部下を持つ立場の人にはチョーおススメ
大石内蔵助良雄が誰にも迷惑をかけないように
そして絶対に失敗しないように討ち入り準備にメチャクチャ時間をかけるんです
そんな大将を見てなぜなかなか決起しないんですか!と部下がキレるんですが
それでも時機を見てじっくりと待つ
大事を成すには絶対にブレてはいけないんですよね
念には念を入れ、石橋も叩きまくる
これが出来るのが真のリーダーなんですよね
この年齢になると小さな気の緩みが失敗に繋がることを
実体験として知ってるし
焦って良い事なんて一つもないと身に染みてることだらけ
著者は時々、こういったメジャーテーマに真正面から切り込む
それが、またカッコいい
リアル世代ではないので
伊集院さんのエッセイ作品などは敷居が高いのかな~と食わず嫌いだったけど
以前の「ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石」を読んで以来
大好きになりました(遅ればせながら)
その後、道後に「ノボさん」講演でいらっしゃった時、
ダメもとでオファーしたたらなんと独占インタビューを快諾!
楽屋にお伺いした時
「あ、今大きなレースしてるからちょっと待ってね~」と
オールスター競輪が終わるのを待ってからお話を伺いました(競輪大好きなんですよね)
ガチガチのローカルアナウンサーの質問に丁寧に答えて頂き
最後にサイン&メッセージも貰っちゃいました
夏目雅子さんじゃなくても、そりゃ惚れるわっ
と納得しながら帰社したことを覚えています
(ANAに乗ると「翼の王国」の「旅行鞄のガラクタ」も必読)
あの頃は出来なかった“我慢すること”
少しは出来てるといいな
伊集院さんに少しでも近づけますように
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「哀愁しんでれら」
愛媛出身、渡部亮平監督の最新作です
デビュー作「かしこい狗は、吠えずに笑う」を観ていきなりファンになりました
ヌルい作品を作る人が多い中、噛み応えのある内容でメチャ面白かったです
誰もが持つ人間の内面の襞を見事に描いていてソッコーファンになりました
が、その後はテレビ界に行ってたので映画を監督するのは久しぶりじゃないかな
松山東で宮嶋ANの同級生ってことで
当時も直接お話を聞かせて頂きました
今回も金曜ラジオで生インタオファーを快諾
3度も出演を断ったという土屋太鳳ちゃんをどうやって口説いたのか?
あれだけの美女を口説き落としたのですからスッゴイ台詞だったはずw
今回も幸せな人間が少しずつ狂っていく様が亮平テイスト満載
太鳳ちゃんが3回断った意味もなんとなく理解できる内容です
にしても
普通、3回断られたら諦めますけどねw
私は2回までです
あと子役の娘さん(cocoちゃん)がメチャクチャ上手いです
4シネマ
えさシネマ倶楽部
「ミセス・ノイズィ」
未だに大街道系の作品に魅かれてしまいます
フラれた彼女を思いっきり引き摺るタイプですw
作品の元ネタはあの“引っ越しオバサン”(懐かしい)
そっち系でドロドロになっていくのかと思いきや
いい意味で裏切られます
真実は裏側にあり
表側とは全く違うという非常によくできた良作でした
見た目だけ、世間の評価だけで判断していると大間違い
うわべだけで結論を出してしまう今の風潮を
ブラックジョークで見事に切り刻んでます
してやったりと高笑いしている監督の顔が想像できます
キャスティングも完璧
女流天才監督、天野千尋38歳
映画ファンなら、覚えておいた方がいいです
ただ
一つだけ残念だったのは
受付のお兄さんが
「はい、ミセス・ノイズ1枚ですね」
「ミセス・ノイズは会場中です。お入りください」
とずっとビミョーに間違えていたことです・・・
4.5シネマ