Archive for the '高校サッカー' Category
県大会、開幕!
【1回戦:松山商業2-2(PK4-2)松山聖陵、東予0-10済美】
優勝候補の済美が大爆発
いきなり10点って!
攻撃力はガチでパネエッってヤツです
ただ得点王候補の福本君には得点が無く
「そこだけが一番気になりますね~」と試合後の宮本監督
プレー自体はさすがでしたが
一人抜くと二人三人と東予ディフェンスが雲霞のごとく襲い掛かってきたので
決められなかったというところでしょう
厳しく言えばそれを突破してこそのスーパースター
おそらく監督は“得点王への道が少しだけ険しくなったこと”が
気になったのでしょう
東予にとっては厳しいスコアとなりました
川添監督も佐山部長も「実力差は覚悟していた」
「でも、新人戦(15-1)のときよりは成長できましたかね」と
相手の強さを潔く認めていました
一方、ディフェンディングチャンピオンの松山商業はヒヤヒヤのスタート
「負けに等しいです」と大竹監督は厳しい顔
特に前半は聖陵が良く守りました
そのツケが後半に来て動きが止まったところを
昨年の全国経験者である松商の“半世紀メンバー”が躍動
10番松木君が超高校級の“スナイデル・ゴール”をぶち込むと
6番山之内君もファインゴール
あ、そうそう5番左サイドの北中君も良く走ってました
常にPK戦は劇的で残酷ですね
【1回戦:新居浜高専2-3帝五、大洲8-0新西】
こちらも接戦&大差という2ゲームでした
新居浜高専の先制点は8番村上君のFK長~ロングシュート
45メートルはあったんじゃないでしょうか
こんな距離からのゴールインを目の前で見たのは初めてかも
風にもうまく乗り見事に吸い込まれていきました
まさにタイフーン・シュート!
終了間際、帝五・4番浅倉君の体で押し込んだ同点ゴールは“執念”
こちらもインパクト大でした
一方、攻撃力を発揮した大洲はゴールの度に盛り上がる大応援団
観客席に“一体感”がありますね
選手でファンになったのは8番の上岡君
大柄なチームの中で小兵のテクニシャンに目を奪われました
特にダイレクトパスがオシャンティ
何て言うんでしょう
多分、いろいろ考えながらの難しいパスなんでしょうけど
“僕、サラッと出してますよ~”っぽく出すのがカッチョいい
途中交代だったのは残念
次回はフルタイムでよろしく
さてその次回(2回戦)がエライ事になってますよ!
大洲は第3シード・新田と
辛勝の昨年王者・松商は夏の王者・松北と
二桁得点でイケイケの済美は堅守を誇る第2シード・松東でしょ
さらに優勝候補の今治東も登場するなど
来週も見逃せないカードだらけ
はやく土曜日になって欲しい~
いや、他にしなければならないことがメチャクチャあるので
やっぱりゆっくりでいいかな
大会パンフ完成!
(第93回高校サッカー愛媛県大会公式パンフレットより)
それはフジファブリックの「若者のすべて」が遠くに聞こえていた
秋の気配を感じ始めた8月末
選手権愛媛県大会を盛り上げる目玉企画の会議中
妙案が出ず停滞しかけた雰囲気を打破しようと
「じゃあ、開幕までに20校全部を僕が取材してその様子をラジオとHPで公開、
1回戦からは試合会場から毎回生放送ってのはどうですか?!」と
少しやけくそ気味に言った言葉が全ての始まりでした
期待した「日程的に厳しいだろう」という援護射撃は皆無で
「それ、いいね!」と目前に陣取るいかにもギョーカイ風な上司たちからあっさりOKが出、
『ロッベン江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!』(9/6~11/1南海放送ラジオ
毎週土曜午前11:30~45、同HP公開中)はスタートしました
でも“大見得を切ったはいいもののこれは大変なことになったぞ”と思ったのは最初の5、
6校くらいまでで、10校を過ぎた辺りになると「どうして今までこの企画をやらなかったん
だ!」と後悔するばかり
思えば“こういうのやれたらいいな”とか、“やっといたほうがいいな”とは以前から
考えてはいたんです(マジで)
でもいつものパターンで「いや、スケジュール的に無理だし~」という免罪符のもとやらな
かっただけでした(こういう大人になりたくなかったはずなのに)
東予から南予、中予の順に時には一日で3校を回る強行スケジュールで
各練習場に実際に訪れてみると新発見やエピソードがあるわあるわ…
トトロが出てきそうな山奥の練習グラウンドに迷いながら行った今治西
壬生川工業、全国準優勝の“選手権シャーレ”が玄関で神々しく迎えてくれた東予
選手、マネジャー達自ら考えたプロ顔負けの台本(本田モノマネも有)でチーム紹介をし
てくれた大洲、八幡浜工業では地獄の練習、みかん山を駆け上る通称“全力坂”を
私も走りました
あ、宇和島東はボイスパーカッションを披露してくれました
などなど試合を実況するだけでは絶対にわからなかった貴重な取材が出来ました
改めて“行こうと思っていたのに行かなかった”己の怠け癖を猛省
愛媛の高校サッカーを知っていたような顔をしてしゃべっていた自分が恥ずかしいです
今回の『ロッベン~』企画は私のちっぽけな歴史を変えていただいたといっても過言では
ありません、大感謝です(あとはこの企画が無事終了するのを祈るばかり汗)
ところで、歴史を変えるといえば全国と愛媛の“聖地”が変わります
日本一を決める場所が国立から“埼スタ”へ
愛媛の代表決定戦が球技場から“ニンスタ”へ
愛媛FCのホームスタジアムとしてお馴染みのニンスタ
かつてはブレーメンの奥寺康彦、グランパスのリネカー、A代表のキング・カズやラモス、
最近では世界一になる前のなでしこなどが駆け回った
愛媛サッカー史の金字塔が積み重なった“聖地”
今年は間違いなく歴史に残る決勝戦となることを我々は覚悟しています
もちろんテレビ(毎月曜21:54~『激闘高校サッカー』)やラジオ、WEBでの盛り上げ企
画や会場が変わることなどは大人たちによる外野の事情だけど
“やりたいと思っていたのにやらなかった”後悔は私だけで充分
選手達よ、これまでに無いくらいの大舞台が整った
あとは君達がグラウンドで歴史を変えてくれ!
(尚、ラジオ&HPで展開中の「ロッベン江刺が全20チームを取材スルンデス企画」は
一応、公約通り?“開幕まで”には取材を終えました!
放送はまだ出来てないチームがあるのですが
“初戦まで”ということでご容赦いただければと思います・・・言い訳です)
ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!5
「ロッベン・江刺が、開幕までに全20チームに行くンデス!」
~本当に20チーム行けるのか?!~
きょうは10月3日金曜日、そう、、、
あす、いよいよ高校サッカー、開幕!!
・・・で、↑タイトルの”開幕まで全20チーム行くンデス!”
(行けんかったな、やっぱり!)と思った人もいるはず。
そうじゃない!取材には全20チーム、ちゃんと行ってますよ!
全チームが”開幕”する11日までには紹介するからね~!
==========
9校目は、宇和島東
2010年、52年ぶりに奇跡を起こしたあの時のメンバー
有間君、富永君(共に現高知大)ら偉大な先輩たちが始めた“朝練”が
しっかりと受け継がれていました
東海林君、門田君、森君
ちょっとオチャラけた表情ですが彼ら1年生トリオは特に熱心だそうであの時もそうでした
たしか富永君という一人のカブキもん(失礼!)が“朝練”の言いだしっぺで、
それに皆が白けることなく付いて行って半世紀越えの偉業を達成しました
・・・続・・・
そして10校目は松山西中等
出場チーム最少の14人で本大会に臨みます
おそらく予選を含めてもトップクラスの少なさでしょう
でも精鋭
宇和島東を選手権に導いた山本先生、その教え子である金子新監督を迎え
今年は総体ベスト16、さらに中高一貫となって11年で初の選手権出場
素晴らしいです!ありがとう!(心の叫び)
もちろん、私のころは普通の県立高校だったので100%先輩面出来ませんが
今の環境の中でこの結果は快挙です
・・・続・・・
今回のラストは、11校目の帝京第五
誰が呼んだが(私だけ?)“冨士山の織田信長”、植田洋平監督
指揮官というよりは“古武士”といったほうがしっくりきます
国見時代、高校日本代表選出
あの小野伸二、高原直泰、遠藤保仁らと一緒に戦った実績があります
「小野は意識が当時から常人とは違ってました、いい意味で変人でしたね」
と凄いことをサラリと仰います
その国見(小嶺)イズムがこのグラウンドには漂っています
おそらく愛媛で一番“ピリッと締まっている”のが帝京第五
「僕たちはサッカーだけでなく、授業でも学校の模範となるよう
植田監督に教えていただいています!
続きは「ロッベン・江刺の高校サッカー応援ページ」で。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page05.php
◆応援メッセージ、集まってます!
OBからのメッセージはもちろん、憧れのアノ先輩に・・・みたいなメッセージも。
熱いメッセージをお寄せください。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page04.php
◆南海放送ラジオ毎週土曜11:30から「ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!」を放送中!
◆ホームページでは未公開インタビューも音声ファイルでアップ!
ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!4
「ロッベン・江刺が、開幕までに全20チームに行くンデス!」
~本当に20チーム行けるのか?!~
6校目は、新居浜高専
安藤監督が自嘲気味に紹介した「怪我人3兄弟」…
CBで主将の3番宮崎君、7番の菅君、10番の村上君
いずれも主軸のセンターラインの選手
放送ではみんな明るく取材に応じてくれました
ギリギリ間に合うかもしれないけれど本音は悔しくて堪らないはず
実はそれ以外にも怪我人がいたりして(詳細はWEB音源で)
台所事情はかなり困窮しているようですが
それでも表情とか雰囲気は前向きに感じました
・・・続・・・
そして7校目は南宇和高
最近は低迷しているとはいえ、
「うちは南宇和という名の“クラブチーム”ですから」といった羽田監督に垣間見えた
意地、プライド、矜持、誇り…
それでも“南校魂”は続いているんだと実感しました
その一つがこの“南レク・グラウンド”
ここにくると色んなシーンがフラッシュバックします
日本一になったころは全国から本当のトップクラスのユースチームが集まっていた
ゴールデンウィーク恒例の「南レク・カップ」
・・・続・・・
今回のラストは、8校目の大洲高
PCで書かれた台本・・・
実はこれ、今回の取材を受けるにあたって選手達側が考えてくれた原稿なんです!
凄くないですか?かなりしっかり、構成されていてビックリ
全20チームを回る企画はまだ半ばにも到達していませんが
こんな風に自分達でノリノリで迎えてくれるなんて、なんて嬉しいことでしょう!
しかもマネージャーが変わりばんこで話したり、本田圭佑のモノマネを途中で挟んだり
など構成的にもプロ顔負けの出来のよさで
(後で知りましたが本田モノマネをした選手は良く知るラジオリスナーさんの息子さんでした爆)
まさにGOOD JOB!
続きは「ロッベン・江刺の高校サッカー応援ページ」で。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page05.php
◆応援メッセージ、集まってます!
OBからのメッセージはもちろん、憧れのアノ先輩に・・・みたいなメッセージも。
”青春”を感じさせてくれます。まだまだ大募集!熱いメッセージをお寄せください。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page04.php
◆この模様は、南海放送ラジオ毎週土曜11:30から「ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!」で放送中!
◆ホームページでは未公開インタビューも音声ファイルでアップ!
ロッベン江刺は頑張っているぞぉ~!頑張っているんだぁ~!
ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!3
「ロッベン・江刺が、開幕までに全20チームに行くンデス!」
~本当に20チーム行けるのか?!~
正直、疲れます。20校行くなんて言ってしまって後悔しています。
でも、行っただけのことはあるんです・・・。
4校目は、東予高。
学校の正面玄関に燦然と輝く“壬生川工業・全国準優勝”の選手権シャーレ眩しく、そして重みがありました。
その年に私は生まれました。
そして、今年その時のストライカー、佐山彰博部長が最後の選手権に臨みます。
これまでお話を伺わなかったのを悔やみつつ、それでも最後の最後に当時の話を聞けたことがとても貴重でした(詳しくはWEB音源で)。
実はその次の年、昭和47年度の第51回大会も壬生川工業は全国出場。2回戦で当たった浦和市立とは2-2で延長でも決着つかず(当時は延長もあった)。結局抽選で負けたんですが、その年優勝したのはその浦和市立でした!
「あの時は試合後、審判が両キャプテンの前でコイン投げて『じゃあ浦和は表、壬生川は裏ね、ハイ、浦和の勝ち』でアッサリでした」と笑ってらっしゃいましたが、もしかすると南宇和よりも先に日本一になっていたかもしれないんです!
・・・続・・・
そして5校目は今治北高。
「総体、選手権2つ続けて県大会に出られたんです!」とホントに嬉しそうに話してくださったのが大塚監督。
前就任校、松山工業ではスタッフとして全国大会の経験があります。
でも「インターハイ出場の時は谷さん(現今治東監督)、選手権出場の時は坂本さんが作ったチームですから」とまったく別物として捉えています。久しぶりに“監督”として率いる現チームに今まで以上の愛があるのは当然のことでしょう。
しかし!今北監督として初めて臨む選手権県大会には大きな壁があります。
なんと2回戦(抽選の結果、初戦は10/11 2回戦対宇和島東)の前日まで2年生は修学旅行に行ってるんです!
・・・続・・・
続きは「ロッベン・江刺の高校サッカー応援ページ」で。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page05.php
◆応援メッセージ、集まってます!
OBからのメッセージはもちろん、憧れのアノ先輩に・・・みたいなメッセージも。
”青春”を感じさせてくれます。まだまだ大募集!熱いメッセージをお寄せください。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page04.php
◆この模様は、南海放送ラジオ毎週土曜11:30から「ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!」で放送中!
◆ホームページでは未公開インタビューも音声ファイルでアップップだぁ~!
ロッベン・江刺のホンキはこんなもんじゃないぞ(T_T)
ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!2
「ロッベン・江刺が、開幕までに全20チームに行くンデス!」
~本当に20チーム行けるのか?!~
高校サッカーの監督の間で「ロッベンきた?」「きたよ」「え~なぁ」と挨拶になった感もある(?)この企画!
2校目は、新居浜西高。
今回、取材で取り上げたのはたった一人選手権まで残ることを決めた3年生の渡邉君。
彼が入学時に書いた意気込みからすでにその決意が感じ取れたと嘉村監督も驚いていました。
「普通は勉強の事から書く子が多いのですが、サッカーのことを最初に書いたのは彼が初めてです」
引退していった3年生の思いも背負い、もちろん家族の理解も感じながらは少年の背中にはちょっと重たいかもしれませんが、“たった一人の熱量”だからこそ、チームに特に後輩達には伝わるものなんです。
・・・続・・・
そして3校目は今治西高。
ここまでの取材で一番衝撃だったのが、今西の“蛍雪グラウンド”。
学校から4キロほど離れた場所でトトロが住んでるような山の中をメチャクチャ迷いながらどんどん入っていくとようやくたどり着きます。
「今まで誰も一回で来れた人はおらんけん笑」と迎えてくれたのは兵頭監督。
・・・続・・・
続きは「ロッベン・江刺の高校サッカー応援ページ」で。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page05.php
◆また今年は応援メッセージも募集中!
選手に、監督に、マネージャーに、熱いメッセージをお寄せください。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page04.php
この模様は、毎週土曜11:30から南海放送ラジオの同名番組で放送中!
応援ページでは未公開インタビューも音声ファイルでアップップだぁ~!
ロッベン・江刺のホンキを思い知れ~(T_T)
ロッベン・江刺が勝手に高校サッカーを盛り上ゲルンデス!
今年の江刺はホンキだぁ~!
”血をはくほどやってみろ!”といわれ(笑)、言ってしまった、「県大会出場の全20校を単独取材します!」
取材初日で言ってしまったことを後悔!
ロッベン・江刺は、10月4日の開幕までに本当に全20チームに行けるのか?!
記念すべき1校目は、『新居浜東高』
いきなり越智監督が自分の後輩だったことにビックリ!
ただ越智監督は元愛媛FCユースから「選手権に出たい!」ってことで、松西サッカー部へ移籍したエリート。県総体後にとっとと引退したロッベン・江刺とは質が違います!
続きは「ロッベン・江刺の高校サッカー応援ページ」で。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page05.php
◆また今年は応援メッセージも募集しちゃう!
選手に、監督に、マネージャーに、熱いメッセージをお寄せください。
http://web.rnb.co.jp/sports/hsoccer/93/page04.php
この模様は、毎週土曜11:30から南海放送ラジオの同名番組で放送中!
応援ページでは未公開インタビューも音声ファイルでアップップだぁ~!
ロッベン・江刺のホンキを思い知れ~(T_T)
県総体決勝 ~ロッベン的雑感~
【松山北4-1松山東】
今日の1点目と2点目は
後の無い決勝の舞台や代表決定戦というプレッシャーの中では
有り得るシーンであり同情できるプレーと言える
それよりも注目すべきは3点目だ
松山北のチームカラーを具現化した得点シーンだった
松山東に攻められたあと
味方が奪った長いパスから10番清岡がドリブルで抜け出し
中央の9番柳田へラストパス
文句なしの“堅守速攻”が結実したシーンだ
4点目も相手エリアの中で粘りに粘った清岡から
2得点2アシストと全ての得点に絡んだタレントは大舞台に相応しく
文句なしのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)だ
今大会のヒーローは本当に遅れてやってきた
結果は戦前とは違い思わぬ大差となったが
松山東も恥じることは無い
“サイドを使ってパスサッカー”という時流に乗ったサッカーを披露
今日、松東ファンになった人は多かったはず
選手権には新チームで臨むだろうが
10年程前から松山北が夏の勢力図を塗り替えたように
愛媛をかき回す次の新勢力になり得るチームだと予言したい
さて
8年ぶり3度目の夏へ挑む松北イレブンよ
磨き上げた自慢の“北校アタック”を武器に
今日も強力な後押しとなった応援団が歌っていた如く
“愛媛で風を起こし”たのだから
“全国の兵ども”にド正面から堂々と“会いに行って”来い!
高校サッカー県総体予選 ~ロッベン的雑感~
準決勝第1試合【松山北2-0宇和島南】第2試合【松山東0-0PK5-3新田】
生放送から飛び乗りで試合会場へ向かう途中に
最後の生き残り4校を確認して驚愕したのは2年連続のことだった
夏の王者を予想するのは本当に難しいと
1年前のことがデジャブとなった
済美も今治東も混沌とする愛媛総体の渦に飲み込まれてしまった
毎年ながらベストコンディションで戦えない
総体の気温とハードスケジュールに
呪詛を吐きながら準決勝2試合を観戦
“守備力”という命綱を握り締め今予選を生き残ったのは
松山北と松山東
松山北はCB4番上東とボランチ7番藤岡の桑原中コンビに目がとまる
フィニッシャーらしいスピードを持つのは10番清岡
しかし、松北から今日のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を選ぶとすれば
それは“応援団”だろう
会場に響き渡る大声援はプロのクラブチームに勝る迫力があった
味方にとってこれほど力になるものはないし
敵にとってはやり難さこの上ない
一方、松山東は冗談ではなく“新ユニホーム”が勝利の一因と見た
京都橘や市立船橋など選手権常勝チームと同じデザインを身にまとうのは
それなりのプレッシャーもあったはずだが
見せかけだけではない実力が彼らにはあった
特に今までの松山東にはなかった力強さがユニデザインと融合し
“威圧感”となってピッチに漂っていた
たかがユニホームと侮る無かれ
こちらもディフェンスでは3番平山、5番河野
トップから最終ラインまで動き回る10番尾崎は無尽蔵のスタミナを持つ
(心の呟き「このチームを選手権でも見たいなあ」)
ただ気になるのは延長、PKの疲労感をどこまでリセットできるかだが…
共に勝てば3回目となる夏の王者の称号は
松山北は8年ぶり
松山東は実に46年ぶりとなる
未だ今大会にヒーローは現れず
カオスな年に相応しい主役は遅れてくるものだと信じ
明日、14時のキックオフを待ちたい
高校サッカー総括、そして愛媛の未来・・・?
福島・富岡がノビノビとプレーし
松山商業が実力の半分も出せなかった今大会
初戦に臨む“準備の仕方”で明暗が分かれた
試合前、解説の都並さんが
「この両チームは良い勝負しますよ」と言ってくれていただけに
悔しさがこみ上げる
全国の大舞台で本領を発揮することの難しさを痛感
この屈辱を晴らす方法は唯一つ
“出来るだけ早く”その舞台に帰ってくること
50年の空白は長すぎた…
一方、少年サッカーに明るい未来を見た
昨年、南海放送杯で準優勝
ニュースでも取り上げた「石井東フットボールクラブ」が
第23回バーモントカップフットサル全国大会で予選突破
惜しくも決勝1回戦はPKで敗れたが健闘
昭和46年度全国準優勝・壬生川工業
昭和51年度ベスト4・八幡浜工業
平成元年度日本一・南宇和
“国立最蹴章”の歴史に燦然と輝く愛媛の金字塔
“新生・国立競技場”でその続きを見ることは
不可能ではないはずだ