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えさシネマ倶楽部 〜DVD編〜
「オール・ザ・キングス・メン」
惹きつけるよねショーン・ペンは。
演説のシーンは彼の真骨頂ですね。
ジュード・ロウよりもアンソニー・ホプキンスよりも
見入ってしまう。
彼が出てくると空気が変わる。
ただ友人としてとか
会社員としてはノーサンキューですが笑。
だからこそハリウッド俳優としてトップにいるんでしょうね。
一度、ジョニー・デップとがっぷり四つの共演をして欲しい!
4.5シネマ
「ブリッジ」
観光名所で自殺名所でもある
アメリカのゴールデンゲートブリッジを追ったドキュメントです。
橋から身を投げる人たちを
そのまま映しているのが
あまりにも非現実的です。
日本だけでなく世界中で大人の自殺は後がたたないようです。
環境問題と共に人間が抱える大きな課題ですね。
笑いというのは人間にだけ与えられた特権です。
笑って死ぬか、泣いて死ぬか。
どうせなら前者で行きましょうよ。
3シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
『古沼貞雄 情熱 〜全国制覇9度 帝京サッカーの真実〜』(元川悦子著)
『国見発 サッカーで人を育てる』(文庫版:小嶺忠敏著)
選手権を前に
歴史を再勉強すると共に敵情視察を兼ねて。
今さら言うまでもなく
高校サッカーの生き字引のような両人。
伝説として
語り継がれたエピソードを
改めて読むとその偉大さが増幅されます。
早く、帝京取材に行って見たくなりました。
この時期に、この年齢で
帝京と言う選手権の総本山に乗り込めるのは
なにかの運命のような気がします。
・・・ここからは独り言。
I先生、やっぱり現場に帰ってきてください!
ロッベンのイッペン読んでみ!
「モルヒネ」(文庫版:安達千夏著)
女流作家特有の繊細さと表現力で
何度も読み直したくなるフレーズが散らばっています。
恋愛小説は好みではないのですが
羽田空港という非日常的な空間が
この本を手にとらせたのでしょうか。
最終便の機内で
自分だけのスポットライトに本書を照らしながら
時折、窓から見える真っ黒な雲を眺める。
日頃使っていない神経細胞に
ゆっくりと血が流れていくのがわかる。
ほら、すぐ影響されるでしょ。
ロッベンのイッペン読んでみ!
機内は極上の読書空間です。
「沈底魚」(曽根圭介著)
前半は苦しかった〜。何度諦めようと思ったか。
が、江戸川乱歩賞に敬意を払い読破。
後半は刑事の人間らしさが見え
スパイのスパイス(お!)も加わりスリリングになります。
「予知夢」(文庫版:東野圭吾著)
マシャファンならこちらもどうぞ。
ロッベンのイッペン読んでみ!
「探偵ガリレオ」(文庫:東野圭吾著)
一応、おさえておかないとね。
内容については特筆することもなく・・・
ドラマとの違いを見つけるのが楽しいです。
違いと言えば
あの主人公は佐野史朗をイメージして書いたそうです。
本人があとがきまで寄せているのに
ドラマは福山君かいっ!とイジケけてるのではと
いらん心配しています。
まあ、これがテレビの現実。
大人の優先順位があるんでしょうね。
そこで一句。
「芸能界 それでも テレビは回っている」
ロッベンのイッペン読んでみ!
『クローズド・ノート』(雫井脩介著)
エリカ効果で手にとってしまいました笑。
映画は見てませんが・・・
本の中で手紙を読んでいくという手法が面白く
ドンドン入り込みました。
途中は恋愛チックになりすぎて
飽きそうになったけれど(教育現場のリアルさがもっと欲しかったかな)
ミステリーものに食傷気味だったので
逆に新鮮でした。
「犯人に告ぐ」を書いた人だったのですね。
こちらも面白かった(まもなく映画公開のはず)。
ネタバレになるので書きませんが
筆者は男性なのに
なぜ、こんなにも女性視点で手紙が書けるのかは
あとがきでわかります。
そういう意味では最後のオチを含めて
あとがきまで楽しめます。
泣けます。
そして、万年筆が欲しくなります笑。
同じく泣けて
しかも声を出して笑え
直ぐに読めるのが
麒麟の田村裕が書いた「ホームレス中学生」。
こちらもいいですよ。
えさシネマ倶楽部
「シッコ」
アメリカの医療保険はメチャクチャやな〜と言いながら
所詮は対岸の火事なので
ああ、日本人でよかったなあと思ってしまうんですよね。
ニュース以外では
マイケル・ムーアの映画でくらいしか
現在のリアル・アメリカを知る機会がないので
なんでブッシュさんは大統領でい続けることが出来るのだろうと不思議で仕方がありません。
彼の作品に出てくるブッシュさんを見ていると
金の問題で更迭されている日本の政治家が可愛く見えてきます。
ヒーロー観るなら、シッコ観ろ!
4シネマ。
PS.やっぱり総合的にはカナダ人がいいかな。
ロッベンのイッペン読んでみ!
久しぶりにサッカーブログらしい内容です笑
「メキシコの青い空 〜実況席のサッカー20年〜」(山本浩著)
山本浩は詩人である。
自分をサッカーマニアだと誇る全てのファンにとって
彼は実況界のカリスマである。
日本中のサッカー実況者をピラミッドにして
その頂点に居る(もしくは居た)のが山本浩である。(今はNHK解説員)
実況アナの良し悪しを語るのもファンにとっては大きな醍醐味。
しかし、私もスポーツ実況アナの末席を汚している者として
彼らと同じ目線で居ては失格だ。
同じ土俵に引き摺り下ろしてでも勝負をしている。
恐れ多くも
しかし、堂々と。
そんな存在のスポーツ実況者が私には2人いる。
(残念ながら2人とも現場からはいなくなってるが)
平たく言えば、私にとって彼等は一方的なライバルだ。
80年代以前の韓国のような存在と言えば解り易いだろうか。
スポーツ番組、サッカー実況の最前線、ど真ん中にいて
今のスポーツ番組に感じるところは多い。
大いに偏見を交えて言わせてもらえば
N○Kのサッカー実況が全ていいとは思わないし、
日○テレビ(もしくは系列)のエピソード偏重の実況も違和感がある。
フ○テレビも好みのアナによって大きく変わるし
T○Sの演出にいたっては論外だ。
W杯や五輪中継をこなしている者と、
ローカル大会を年数試合しか体験できない者とでは
絶対的なスタートラインが違うというのは
弱者のいいわけである。
この本は、気概だけでも前者と同等に持ち続けようと
改めて思わせてくれた本であった。
PS.奇しくも明日は高校サッカー愛媛県大会の抽選日!
えさシネマ倶楽部〜DVD編〜
「それでも僕はやってない」
いいですね、加瀬亮。
出来れば、映画俳優のままで居て欲しい。
変にトレンディドラマなどには出ないで欲しいですね。
原作本での主人公は、
妻子持ちでもう少しオヤジだったので凄く興味深く読んだのを覚えています。
でも、映画も面白かった。
理不尽な冤罪で苦悩する若者を
動きの少ない法廷内でのシーンで表現しなければならないのですが
加瀬亮、見事でした。
アイドルには出来ません(しつこいですね)。
2009年から裁判員制度が始まります。
検察と弁護士の言葉だけで真贋を見抜くことが自分には出来るのか。
いや、自分が裁かれることがないともいえないと思うとホント笑えない映画でした。
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「楽園」上・下巻(宮部みゆき著)
さすが大御所。
気合が伝わってきます。
「名も無き毒」よりも力の入り方が違うのが分かります。
「模倣犯」の大ヒット(映画は中○君の拙い演技でコケましたが)を
良い意味でも悪い意味でも引き摺らなければならない著者自身の苦悩を
見事に受け止め、克服したのではないでしょうか。
主人公と同じように。
テーマとしては、サスペンス物の王道である少年犯罪や猥褻犯罪など
現代日本の暗部を軸に
サイコメトラーという異次元な世界を“宮部語録”によって見事に編みこませています。
ところで「理由」とともになぜ、宮部作品は映画で大コケするのか。
それは彼女にしか書けない天才的な文章表現にあります。
会話だけを読んでいればわかる東野作品とは違い
宮部作品は、その表現の上手さ、器用さに惚れ惚れして
何度も読み直してしまうパートがあります。
女性ならではなのでしょうか。
このテイストを映画で表現するのは絶対に無理。
ましてジャニーズのアイドルには荷が重過ぎます。
でも、映画化されたら観に行きます。
たぶん。