2007.09.13
ロッベンのイッペン読んでみ!
久しぶりにサッカーブログらしい内容です笑
「メキシコの青い空 〜実況席のサッカー20年〜」(山本浩著)
山本浩は詩人である。
自分をサッカーマニアだと誇る全てのファンにとって
彼は実況界のカリスマである。
日本中のサッカー実況者をピラミッドにして
その頂点に居る(もしくは居た)のが山本浩である。(今はNHK解説員)
実況アナの良し悪しを語るのもファンにとっては大きな醍醐味。
しかし、私もスポーツ実況アナの末席を汚している者として
彼らと同じ目線で居ては失格だ。
同じ土俵に引き摺り下ろしてでも勝負をしている。
恐れ多くも
しかし、堂々と。
そんな存在のスポーツ実況者が私には2人いる。
(残念ながら2人とも現場からはいなくなってるが)
平たく言えば、私にとって彼等は一方的なライバルだ。
80年代以前の韓国のような存在と言えば解り易いだろうか。
スポーツ番組、サッカー実況の最前線、ど真ん中にいて
今のスポーツ番組に感じるところは多い。
大いに偏見を交えて言わせてもらえば
N○Kのサッカー実況が全ていいとは思わないし、
日○テレビ(もしくは系列)のエピソード偏重の実況も違和感がある。
フ○テレビも好みのアナによって大きく変わるし
T○Sの演出にいたっては論外だ。
W杯や五輪中継をこなしている者と、
ローカル大会を年数試合しか体験できない者とでは
絶対的なスタートラインが違うというのは
弱者のいいわけである。
この本は、気概だけでも前者と同等に持ち続けようと
改めて思わせてくれた本であった。
PS.奇しくも明日は高校サッカー愛媛県大会の抽選日!