2007.11.22

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「モルヒネ」(文庫版:安達千夏著)

女流作家特有の繊細さと表現力で
何度も読み直したくなるフレーズが散らばっています。
恋愛小説は好みではないのですが
羽田空港という非日常的な空間が
この本を手にとらせたのでしょうか。
最終便の機内で
自分だけのスポットライトに本書を照らしながら
時折、窓から見える真っ黒な雲を眺める。
日頃使っていない神経細胞に
ゆっくりと血が流れていくのがわかる。
ほら、すぐ影響されるでしょ。