サッカー魂　～本と映画と、ときどきサッカー～

（インタビュー場所：母校・堀江小学校体育館にて　　聞き手：江刺伯洋）

子供達とのフットサルを終えての感想は？）
疲れましたね。ハハハ

初めてやったの？）
そうですね。チビッコとやるのは初めてですね。

上手い子もいた？）
そうですね。中にはスピードある子もいたりして。楽しみですね。

堀江小学校に帰ってくることはある？）
あまりないですね。

今日戻ってきての感想は？）
そうですね。僕もここで6年間やってたので。非常に懐かしい気持ちになりましたね。

子供達だけでなくお母さん達からもサイン攻めでしたね）
もっと活躍してもっともっとみんなに名前を覚えてもらえるようにがんばりたい。

サッカーを始めたきっかけは？）
それが良く覚えてないんですけど、
親に聴いたら小さい頃からサッカーがしたいと言ってたみたいです。

愛媛FCのスクール1期生になる？）
そうですね。出来たばっかりの頃から通ってます。

そのトップチームに入るようになったというのはどんな気持ち？）
その頃は漠然とプロでやりたいと思ってたと思うんですけど。
実際、この舞台で出来るとは思ってなかったんで非常に嬉しいです。

地元の応援は感じる？）
そうですね。
地元でプロでやってると友達とか知り合いによく“がんばれがんばれ”といわれる事はあります。

その声援はどう？）
そうですね。いい意味で自分にプレッシャーというか活躍してでないといけないなと。
いい意味で。いいモチベーションになってます。

大学卒業する時は就職を考えていたそうですね？）
大学の時は就職活動もしていて。そんな時に(入団の)話を頂いて。

その時はよしやるぞ！と思った？それとも迷いがあった？）
自分の中でサッカーをしたいというのがありましたので、嬉しかったです。
とりあえずサッカーをプロで出来るというのは嬉しい事なんで。
それがまた地元だったというのがさらに嬉しかったです。

今年は唯一の地元ルーキーですが、愛媛ＦＣユースの後輩から見られる存在ですが？）
そういう意味でもはやく試合に出て活躍したいと思っています。

敢えて今の自分の課題は？）
とにかく自分の良さであるヘディングとか対人の強さって言う部分を磨いて
さらに通用するものにしていきたいなと思います。

練習後も個人で練習してますね？）
もっと上の高いレベルでやるためにも個人でやるという時間は大事だと思う。

出場したらどこを見て欲しい？）
やっぱりヘディングですね。
ディフェンスでは跳ね返すであったり、セットプレーでも得点に絡んでいけるようなヘディングをしたいなと思います。

お父さんがファンクラブに100人入れたというのはホント？）
そうですね。親も張り切って入れてがんばって集めてくれました。ハハハ。

プロ入りについて親と相談もした？）
イヤ、特には相談しなくて自分で思ってる通りに応援してくれてたんで。
特に何も言わないんです。無言で応援してくれているというのが伝わってきます。

出場しなくても親はスタジアムには来てる？）
毎試合来てくれてます。

将来の夢は？）
とりあえず試合に出て、こういう地元の小学校とか応援してくれているんで
子供たちに夢を与えられる選手になれたら嬉しいと思います。

ユース時代は代表経験もあります。フル代表も狙いたい？）
まずはやっぱり試合に出てそれでしっかりそこで活躍できたらいいなと思います。

最後に特に地元ファンへ）
こういう風に地元の小学校や保護者の方が応援してくれているので、
その期待にこたえられるにしっかり試合で出られるようにがんばりたいです。

（インタビュー場所：ニンジニアスタジアム　聞き手：江刺伯洋）

まず愛媛に来られた理由は？）
まずJ２のクラブに出来るだけ行きたいのが1つ。
春の時期に行ったほうが効果があるだろうと。
特に愛媛についてはお客さんを増やしたい。
あるいは現状の話しを聞いているが、もっと改善できる事はないだろうかと。
県知事、市長にお目にかかって、チームと話をして改善点があれば
ドンドンやっていきたい。
お願いや応援にも来たり、文句も言いに来たりということです。

集客で苦しんでいる愛媛FCのお尻を叩きに来てくれた？）
それもあります。
お客さんの少なさは少しずつ積み上げていく事がJリーグの百年構想ですから。
日々努力する事が一番。
しかし、愛媛FCの環境はとても良い所がある。
メディアの方に随分書いていただいて、随分露出して頂いて
いろんなところで助けて頂いている。
それに、愛媛FCのスタッフ、選手が応えているかというと、
もっともっとできると思うので、そこを自ら表に出てサポーターの関心をもっと愛媛FCに向けてもらえるように努力する必要がある。

サッカー専用スタジアムが出来れば、お客さんが増えるという意見もあるが？）
スタジアムに来てこんなにおいしいものがあって、
遊べて、お父さんお母さんと来ても最初はサッカーにそれほど興味がなくても
楽しめるという、複合的に充実しているのが一番いいです。
いきなりサッカー専用スタジアムを作ってくれといってもそれは時間がかかる事。
それをファンや自治体にアピールするには
今勝って、たくさんのサポーターに支えられて、
このスタジアムでもこれだけのお客さんが来るんだと。
サッカーの仲間が増えたというふうにすればいずれ変わってくる。
ここ（スタジアム）に来るまでのアクセスの問題もあるが、
逃げ道ばっかり言い訳ばっかり作ってもしょうがないので日々努力する。
積み重ねで一人でも二人でもサポーターが増える。
そういう努力をしないといけない。

お客さんが一杯なので新しいスタジアムを作って欲しいというのが一番いい？）
そういう事。
今、ファン・サポーターに足を運んでもらえないんだから、
だから作れというのは意味がない。
今、お客さんが来てなかったらいいものを作っても来てもらえない。
不便でもよし行ってやろう！とファンが思うという積み重ねが
新しいスタジアムにつながる。

愛媛にエールを）
まず、愛媛FCがいいゲームをする事。激しく、ひたむきに、フェアなプレーをする事で
皆さんはこちらを向いてくれると思う。
だからがんばらなきゃいかん。
で、勝たなきゃいかん。というのがひとつ。
多くのファン・サポーターの方はぜひ長い目で、仲間として付き合っていただきたい。
愛媛FCが愛媛の、松山の、スポーツ界の、社会の、経済界の核になるような頑張りをしてもらいたい。
応援してください！

｢サッカー魂｣は5月から毎月第1､3金曜日に変更になります。
　｢おかえりテレビ　デリシャス｣内　16時30分頃〜です。

GW特別企画ラジオ生討論番組｢愛媛FC　これで委員会！｣
　スタジオに愛媛FC担当の番記者や愛媛FCのGMなど招き
　放送局の枠を越えて愛媛FCの現状（特に観客動員について）を
　徹底的に激論します！
　さらに鬼武チェアマンやズーパー友近、スポーツジャーナリスト・二宮清純氏も
　緊急出演決定
　5月5日（月）午後10時〜
　愛媛の未来はここにある！

｢大いなる陰謀｣

結局、この手の映画は戦争止めましょう、
イラクから撤退しましょうと
言いたいんでしょうけど
実際はまったく違うアメリカの現状は“大いなる滑稽”です。
まあ、その辺は次の大統領の手腕を見てみたいものです。
しかし、どうがんばって見ても
この映画をわれわれ日本人が理解するのは無理でしょう。
だって今、戦争してないですから。
（まあ、正確には戦争をしている国を手伝ってますが）
そんなのは平和ボケの意見だというかも知れませんが
戦争ボケよりは100倍ましだと思います。
ただ、純粋に演技として評価すれば
やっぱりトム・クルーズは
メリル・ストリープに敵わないって事がよくわかりました。
あと、ロバート・レッドフォードも
自分が作ったからといって
そんなにカッコ良い役をまだやりたいですか？って感じがして
ちょっと引いてしまいました。
ファッションも昔のまんまだし。
大物になりすぎて誰もツっこめないんでしょうね。
3．5シネマ

『ゴールデンスランバー』（伊坂幸太郎著）

｢本屋大賞を受賞した時は
友達から“面白かったよ”と言われたようで
とても嬉しかった｣という伊坂さんのコメントが全てですよね。
評論家にこねくり回されて恭しく受賞賜るよりは
本屋さんに一番売りたいと思われるなんて最高に嬉しいですよね。

エンターテイメントは人に知られて何ぼ
人に見られて読まれて何ぼですもんね。
｢タイタニック｣だって駄作だと言われようが
じゃあ、文句あるならこれ以上の集客を記録して見ろよって事ですよね。

面白い作品に出会うと
わざと残り100ページくらいを残して
｢よし、明日最後まで読もう！｣みたいな
こちらもラストを迎え入れる気合と覚悟と
スケジュール調整笑をしますよね。
まさにそれでした。
最後のほうは早く結末を知りたくて焦っていたようで。
読み返してみると
とばしていた文章が結構あり
その文章も面白かったりして。
ただ
犯人（黒幕）を明らかにしなかったのが不満です。
筆者は｢わざとそうした｣と言ってるようですが
そこを描いてこそ。
逃げたと思われるのも本意ではないでしょうから。
なので
4．5ブック

｢フィクサー｣

アカデミー助演女優賞受賞ですね。
確かにジョーク・クルーニーよりは
敵の女弁護士（ティルダ・スウィントン）のほうが印象に残りますね。
ジョージ・クルーニーは何をやっても｢ER｣のドクターにしか見えません。
作品自体は
前半ややこしすぎて何でこれがオスカー候補？と
疑ったのですが、中盤以降話がつながり始めると面白くなります。
オープニングシーンが終盤になると
ああ、これかあとわからせる方法って
誰が始めたんでしょうね〜
最初にやった人はすごいと思いますが
もういいかげんやり過ぎではないでしょうか。
ただ、今までだと過剰に演出していたシーンを
シンプルにサラッとすることで
逆にリアル感が出ていたのは画期的な演出方法でした。
この辺はさすがオスカー候補。
汚い世界に埋もれていても
小さな正義を忘れない。
見習いたいものです。
見た後はスッキリ。
4シネマ

｢潜水服は蝶の夢を見る｣

誰もが知っている雑誌で
実話なだけに引き込まれます。
たまにはおフランスモノを見るのもいいもんです。
スタイリッシュな映像はハリウッドでは絶対に無理。
ジャン・ドミニク・ボビーのエロオヤジ加減が
面白くてカッコいいです。
本妻の前で自分の愛人と電話でしゃべるあたりなどは
見てるほうが緊張しました笑。
フランス映画らしからぬ
ユーモアのセンスもあるので悲惨な出来事ですがちゃんと笑える。
オスカー候補止まりでナットク。
4シネマ

記念すべき｢サッカー魂｣復活の第１回で取り上げる選手をだれにしようか、
相当悩みました。
やっぱり地元出身の選手がいいだろうという考えがほとんどだったんですが
僕は彼の事が前から気になっていました。
正直に告白すると
昨年までは、同じポジションでもあり愛媛出身でチームの顔でもあった羽田選手に
どうしても気持ちが傾いてしまい彼を深く取り上げる事がありませんでした。

でも、練習のあいまに何度か話をさせてもらううちに
彼はかなりの“サッカー魂ヤロー”ではないかと感じていました。
それにいつ、誰と話していても熱いし朗らかだし裏表が無いなあと。

練習を始める時いつも｢よし、元気出していこう〜！｣って大きな声を出してみんなを盛り上げるんですよね。
（他にも何人か声で引っ張る選手はいますが）

このみんなの前での大きな声だしって、どの世界でもそうだけど
実力と実績が伴ってないとなかなか恥かしくて出来ないんですよね。
サラリーマンの世界でもそうですよね。
大人しいといわれているチームの中では貴重な存在。

きっかけは何気なく家族の話をしてくれた時でした。嬉しそうに２人の子供の話をして｢いろいろチームを変わると子供の転校なんかで迷惑をかけるし、今のチームに認められて出来るだけ愛媛にいたい｣みたいな事を言ってくれた。
ああ、この人はいっぱい背負っているんだろうなあと。もっと聞いてみたいなあと。

その思いが消えなかったので記念すべき伝説番組のトップバッターにさせていただきました。

果たして、深くしゃべってみるとやっぱり相当なサッカー魂ヤローでした笑。

元は野球少年でサッカーを始めたのはダイエット目的だったそうで。
（あ、ナイショって言われてたけど書いてしまいましたスイマセン笑）
それから大阪の高校選手権予選で北陽に負けて、大学行って甲府でプロになって
順調に見えるようだけど徳島で生死を彷徨うような大怪我をして運命の眉山に行って笑、
愛媛でプレーしてるってすごい人生の巡り合わせですよね。

嫁さんに頭が上がらないのもヒシヒシと伝わりましたし笑。
キーパーやる選手って何かあるんですよね。絶対。
そういう意味では多田、河原、兼田の３選手もますます気になってきました。

川北選手の試合前の儀式。
必ず左のポストを触ってから右のポストを触るんです。
シュートを弾いてくださいって祈ってるんです。

孤独なポジションだからこそ大きな声を出して仲間とつながって居たいし、
無機質な金属の柱もお友達になって欲しいと思ってしまうものなんでしょう。

さあて、次回のサッカー魂ヤローは・・・

（インタビュー場所：子供達とよく行く公園で　　聞き手：江刺伯洋）

子供達といつもよく遊んでいるの？）
そうですね。僕が散策している間（ひなは）一人で遊んでます笑。
勝手に友達を見つけて飽きてきたら僕のところに来て。
2人で公園に来る事が数えるほどしかなくていつも下の子ともきてるんで。
どっちかが遊んでますね。嫁さんか僕が。

川北選手の子供らしく活発？）
僕も週一回の休みも体休めたりしてあまり外に連れて行ってあげてなくて､
行くとしても公園くらいで。（今日は）嬉しそうにしてますね。

試合の無い時とか練習後は常に一緒にいられるの？）
試合のない日は常に一緒ですね。嫁とひなと下の子と。

家族と過すのは大切な時間？）
大切ですね。サッカーはすごい楽しくてやらせてもらえるんですけど・・・。
メンタルの部分で切り替えさせてくれる。
家族で嫁さんとか嬉しそうな顔をしてくれると嬉しいですね。
もともと僕は休みのときは家でゴロゴロするタイプやったんですけど
今は極力、外に出て喜ぶ顔がみたいから。

家族はスタジアムにもよく来てくれる？）
はい。前は下の子が調子悪くてこれなくて。
この頃は恥かしがって僕の名前を呼んでくれないんですよ。
“パパ！”って呼んでくれないですよ。スタジアムで。
それすごい寂しい。ハハハ。

もう完全にお父さんがサッカーしてるのはわかっている？）
そうですね。でもまだ漠然としてると思いますけど。
下の子がしっかり解るまでやりたいと思います。
出来る限りつづけたいですよね。
大怪我して引退覚悟した時があって。
それをしっかりある先生に出会って治してもらって
サッカー出来るのがどんだけありがたいのかそのとき解って・・・。
出来るんやったら出来るだけやりたい。

大怪我というのは？）
2つしたんですが、一つは顔面多発性骨折を試合中に。
頭蓋骨がそのままバコンッと落ちちゃって。
今も目の下にシリコンが入ってて。
(目の周りを触りながら)こことこことここにチタン。眼下底が粉々になって。
まだ麻痺残っているんですけど。
そこはもう治らないと思うんですけど。でも不幸中の幸いで打ち所がよくて。
眼球も下に落ちなかったし。
でもサッカーするには支障は無いので。

命に関わるケガですよね？）
もしかしたら右目は失明していたかも。先生もこれくらいでよかったなあと。
上の子（ひなちゃん）は全部見ているんですよ。
顔面怪我して（対戦相手だった草津との試合後）群馬から帰ってきて
手術の日も一緒に居てくれたから。
全部知ってますね。顔グチャグチャになっているのも。

そのときはＪＦＬの大塚時代？）
そうですね。
それ勝つと優勝できるんだったんですけど。怪我しちゃって。
それからプレーが恐くなって。
それと同時に膝も悪くなって、顔はフェースガードしながら治ってきたんですけど。
で、もう引退しようかなと。徳島でもクビって言われたし。したくても出来なくなってきて。
でも・・・治して貰えて膝も。出来るんやったら体しっかり作ってやろうと決めて。
で、愛媛が拾ってくれて。だからがんばってプレーで返していけたらなと。

家族からサッカーを辞めて欲しいといわれた？）
いつも試合終わったら嫁に電話するんですけど、そのときは出来なくて。
電話無いので焦ったみたいで。大塚のマネージャーからの電話でピンと来たみたいで。
最初の病院は施設があまり整ってなくて最初、あごの骨折って言われて。
でも寒気もするし急に眠たくなったり痛いし。で嫁は看護婦やから頭やったんやと思ったみたいで。でその日帰ってから僕が顔面腫れてましたけど・・・（嫁は）泣いてましたねすごい。
今はいろいろ話しできるんですけど・・・。あの時はほんまに辞めて欲しいと思ったみたいです。
引退しようかなって言うのを、徳島クビって言われて膝も痛くて出来ないし顔も恐いし、日常生活はいいけどサッカーやってたらまたバーンとなるかも。
また違う道を考えようかなと言ったときに。嫁さんがおもむろに（徳島の）眉山行こう！って言って。膝メッチャ痛いのに。ハハハ。膝曲がらんのに行こういうて。
（山の）中腹のところで…｢やるだけやろう｣って｢やりたいやろ｣って言われて
｢そりゃやりたいよ｣って。｢私はもう覚悟を決めたから。膝とか顔とか。
後は私が面倒みたるから｣って。｢だからやれるだけやりたいんやったらやり！｣って。
・・・でそっからですね。
体作って。そこから色んな人が助けてくれて。
いい先生も見つけてくれて。膝も治してもらって。
怪我をした事で、生かされているのに気付けて。こうやってまた取材もしてもらって。
貴重な体験もさせてもらって・・・。
あんときはなんで俺ばっかり怪我するんやろと思いましたけど。
嫁にはすごい頭が上がらないです。子供にも力をもらえてるんで感謝しています。
ゼンゼン出来てないんですけどね、感謝を（ちゃんと形にするのが）。ハハハ。

大病の時に支えてもらっていたのは？）
家族ですね。嫁さんとも話しするんですけど。最初、山梨（ヴァンフォーレ甲府）にいて。
そこでも助けてくれる人がいて。徳島にも（助けてくれる人が）いて。
その土地土地で助けてくれる人がいて。感謝してもしきれない。
嫁さんとも話しするのは、その人たちに何で返すかって言うたら
元気に健康でプレーしてサッカーをがんばってるのを見せるって言うのが恩返しだからって言ってる。
上手くいかないときでも。愛媛に拾ってもらって。プレーで返していくしかないですし。
そんな気持ちで今やってるんですけど。ゼンゼン出来てないですけど。ハハハ

2人のお子さんの未来像を既に想像している？）
女の子2人なんで・・・・今から心配です。ハハハ。僕が男なんで・・・・
こんな気持ちになるとは思わなかったです。そこは今から僕が成長しないといけないところですハハハ
2人の子供には元気で健康で、ただただ幸せになって欲しい。
人の気持ちがわかるようになって欲しい。その為には親がしっかりしないと。
言う事も大事なんだけど背中見ていくと思うんで。そのあたりは嫁さんとも話をしながら。
すごい子育てしてるんですけど逆に教えられる事が一杯あって。
もっとしっかりしたお父さんになりたい。

オムツ換えなどもする？）
ハイ。今も。ガンガンです。
嫁さんはサッカーに集中して欲しいっていうんですけど。
逆にやることでいろいろ勉強になる。やってる回数は少ないですけど。
やっぱ奥さんは嫁さんはすごいです。どんだけしんどくてもご飯作ってくれて。
プロサッカー選手ってことで料理の品数もすごい多くて
栄養士に二人で見てもらってゼンゼンダメだといわれて。つねに6〜8品。
それプラス子供の世話もしてくれて。

嫌な質問ですが、将来2人のお子さんがサッカー選手の彼氏を連れてくるかも？）
ハ〜・・・・（しばらく凹む）。
サッカー選手は辞めとけと。ハハハ。いろいろまわり見てきて比率ですね比率。
落ち着いてきてる時の選手だったらいいですけど。
（フタッフ広報の川井）コウちゃんみたいなのがいい。

ところで、去年はサポーターが選ぶＭＶＰを受賞、これはそうとう嬉しい？）
嬉しいですね〜。（スタッフの）ジャンさんから（MVPに）選ばれたといわれたときは、
もっとがんばって勝ち試合をみせないと（いけないなと）。
そういうプレーが出来てないなと。

あと、よく練習中も試合中もよくしゃべりますよね？）
ハハハ。いろいろなタイプのキーパーを見てきたけど。
キーパーはしゃべりますよね。
僕は人を動かしてプレーするタイプやから。
よく（難しいシュートを）止めましたねって言われるけど
前からコースを消してくれて僕のところに来てるんで。
みんなで取った勝利やなと思っている。自分の力がそこまで身体能力が高いわけではないのでコースを消してもらってボールを取るタイプなんでチームメイトに凄く感謝しています。
チームメイトがしっかり切ってくれてそこに僕がおる。でもそれだけじゃダメなんですけど。
自分の能力をもっと高めていかないと。Ｊ１とかＪ２でも外人のシュートとか
自分の力つけてやっていきたいなと思いますね。
静かにやるよりは盛り上げて。たわいもない話をしてますけど。

これからのサッカー人生について）
去年サポーターが（MVPに）選んでくれたのも嬉しかったんですけど。
観に来てくれた人の心に残る。もちろん勝つことが大事で。
もう一回コイツのプレー見てみたい（というような）心に残って、
あいつもあんなにがんばってるんだから俺も普段の生活がんばろう、
そういう気持ちの入ったプレーをして試合を見てもらいたい。
前向きになれるような。
例え点を取られたとしても前向きに下向かず諦めない。
当然な事なんですけど。前向きになってもらえたらいいですけど。
そういう選手になっていきたい。キーパーやからなかなか難しいけど。
自分は自分のプレーをしたいですね。

『火車』(文庫版：宮部みゆき著）

“｢このミス大賞｣20年のベスト１”。
この作品で宮部ファンになった人が多いでしょう。
散々追ってきた犯人が
ようやく現れたところで終了という
ラストシーンは忘れられません。
え〜これからやん！っていう放置プレイのような手法が
よりこの作品を崇高なものにします。
普通の作家なら
捕まった後の取調べなどもキッチリ描くんでしょうが
それをしなくても（いやしないからこそ）
読み応えがあり
余韻を残し
読者の記憶にいつまでも残るんでしょうね。
確かに骨の髄まで知り尽くした恋愛より
キス1回だけのあの娘の方が心に残ってたりしますもんね〜
4ブック

｢モンゴル｣

いいですね〜。
こちらは期待した通りでした。
浅野忠信に外れなしですね。
最後の合戦のシーンまでは
彼の演技で充分引っ張れますし
ラストは４カ国合作、制作費５０億という壮大さで
迫力があります。
ひとつ気になるのはチンギス・ハーンを日本人が演じて
モンゴルの人たちはどう思っているのでしょうか。
やっぱり嫌でしょうね。
日本でいえば徳川家康とか坂本竜馬（いやそれ以上？）を
韓国人かインド人に演じられるようなものですもんね。
そう考えると微妙だな。
そこはモンゴル人俳優を起用して欲しかったな。
ということで・・・４シネマ