2008.04.17

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「フィクサー」

アカデミー助演女優賞受賞ですね。
確かにジョーク・クルーニーよりは
敵の女弁護士(ティルダ・スウィントン)のほうが印象に残りますね。
ジョージ・クルーニーは何をやっても「ER」のドクターにしか見えません。
作品自体は
前半ややこしすぎて何でこれがオスカー候補?と
疑ったのですが、中盤以降話がつながり始めると面白くなります。
オープニングシーンが終盤になると
ああ、これかあとわからせる方法って
誰が始めたんでしょうね〜
最初にやった人はすごいと思いますが
もういいかげんやり過ぎではないでしょうか。
ただ、今までだと過剰に演出していたシーンを
シンプルにサラッとすることで
逆にリアル感が出ていたのは画期的な演出方法でした。
この辺はさすがオスカー候補。
汚い世界に埋もれていても
小さな正義を忘れない。
見習いたいものです。
見た後はスッキリ。
4シネマ

「潜水服は蝶の夢を見る」

誰もが知っている雑誌で
実話なだけに引き込まれます。
たまにはおフランスモノを見るのもいいもんです。
スタイリッシュな映像はハリウッドでは絶対に無理。
ジャン・ドミニク・ボビーのエロオヤジ加減が
面白くてカッコいいです。
本妻の前で自分の愛人と電話でしゃべるあたりなどは
見てるほうが緊張しました笑。
フランス映画らしからぬ
ユーモアのセンスもあるので悲惨な出来事ですがちゃんと笑える。
オスカー候補止まりでナットク。
4シネマ