2008.04.11

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

『火車』(文庫版:宮部みゆき著)

“「このミス大賞」20年のベスト1”。
この作品で宮部ファンになった人が多いでしょう。
散々追ってきた犯人が
ようやく現れたところで終了という
ラストシーンは忘れられません。
え〜これからやん!っていう放置プレイのような手法が
よりこの作品を崇高なものにします。
普通の作家なら
捕まった後の取調べなどもキッチリ描くんでしょうが
それをしなくても(いやしないからこそ)
読み応えがあり
余韻を残し
読者の記憶にいつまでも残るんでしょうね。
確かに骨の髄まで知り尽くした恋愛より
キス1回だけのあの娘の方が心に残ってたりしますもんね〜
4ブック