サッカー魂　～本と映画と、ときどきサッカー～

【第８７回全国高校サッカー選手権大会　愛媛県大会　準々決勝】

南宇和　１（０−１・１−０・延０−０・０−０・ＰＫ４−２）１　松山工業
≪得点≫１６分野田（松工）・７６分清水（南宇和）

宇和島東　２（０−０・２−０）０　川之江
≪得点≫４９分有間・５７分有間（宇東）

松山北　１（０−０・１−０）０　新居浜工業
≪得点≫５９分兵頭（松北）

済美　３（２−０・１−１）１　東予
≪得点≫２１分渡邉寛・３９分渡邉寛（済美）・５８分行本（東予）・７８分近藤（済美）

【第87回全国高校サッカー選手権大会　愛媛県大会】

１０月２５日（土）準々決勝＠新居浜グリーンフィールド

１１：００　松山工業ー南宇和　　　新居浜工業ー松山北
１３：００　宇和島東ー川之江　　　済美ー東予

一番の見どころは松山工業対南宇和。去年は同じ準々決勝で対決し南宇和がＰＫ戦を制した。松山工業はエース野田が前の試合でダブルハットトリック。南宇和がどうやって彼を抑えるかが見もの。第２シードの松山北と新居浜工業との中東予強豪対決。去年優勝候補ながら早々に敗退した新居浜工業だが今年は順調なスタートを切った。伝統の堅守で松山北の攻撃を封じ込めるか!?２回戦はどちらもエースの得点で競り勝った宇和島東と川之江。宇和島東・下谷と川之江・尾藤の出来が勝敗を決する。南宇和以来の３連覇を目指す済美は東予と対戦。今年前半結果がでなかった済美だがここにきてチーム力は急上昇中。対する東予も藤本監督の下、年々力をつけてきている。今年のＥリーグでは前期１位を走るダークホース的存在だ。一発勝負だけにひと波乱あるかもしれない。一番面白いと言われる準々決勝。明日の新居浜に注目！

守備、守備、守備
前線からフォワードもドンドンボールを追いかけて
ディフェンスの連動した中で
ボールを奪う

“人とボールが動くサッカー”に食傷ぎみな私にとって
両チームあわせて9ゴールは痛快でした！

もちろん守備が出来ないと
世界では通用しないし
個人としても有り得ないのは百も承知

しかし
一サッカーファンとしては
スカッとしました〜
辰吉対薬師寺戦を見ているような
いやドン・フライ対高山戦を見ているような
とにかく
やっぱりゴールが多いと面白い

２点３点取られたら
４点５点取ればいい

いまだに
｢メキシコW杯以前のサッカーはよかった〜｣とか
｢クライフこそ全て！｣と思っている
オールドファンの気持ちがよくわかりました

大袈裟でなく
未来を感じさせる原石を
多数発見しました

サッカーファンのあなたの目で確かめてください

１１月１日(土）
午前９時３０分〜南海放送テレビでO.A.

PS.井上選手の初解説も見もの！最初はさすがに緊張していたようですが
　　すぐに慣れていい感じになりました。やっぱり現役プロ選手に褒められると
　　中学生たちはたまらんでしょうね。名コンビ？誕生です

【東武開発カップ２００８愛媛県ジュニアユースサッカー選手権大会】

≪決勝戦≫
愛媛ＦＣジュニアユース　６（３−２・３−１）３　三津浜中学

〈得点〉前半
３分堀田（三津浜）・１３分城村（愛媛）・１４分竹本（三津浜）
１９分城村（愛媛）・２５分近藤（愛媛）
〈得点〉後半
３分安藤（愛媛）・１２分山本（三津浜）・１４分城村（愛媛）・２１分城村（愛媛）

＊愛媛ＦＣジュニアユースは３年ぶり６回目の優勝
＊テレビ放送　１１月１日（土）午前９時３０分〜１０時２５分
　　解説　井上秀人（愛媛ＦＣ）　　実況　江刺伯洋

《松山工業ー宇和島南》
松山工業のエース野田がダブルハットトリック。
ちゃんと調べないとわかりませんが過去に記憶がありません。
しかし難しいことをしたわけではありません。
シンプルにつないでゴール前にボールを運ぶ松山工業のサッカー。
その一員としてボールを運び、ゴール前で確実に決める。
積み重なった結果が６得点。城戸も２得点で各々がきっちり仕事をした試合。
第一シードの松工が３年ぶりの優勝に向けて最高のスタートを切りました。

《南宇和ー新田》
南宇和・羽田監督、新田・越智監督。
監督として選手権初登場の両新監督の対決。
前半は新田が組織された守りでボールを奪い、優勢に試合を進めます。
しかし最後のフィニッシュまでなかなか持ち込めない展開。
対する南宇和も守りはいいがゴール前の決定機を作れない。
０−０の膠着状態で進んだ後半、新田ＤＦのミスから南宇和がボールを奪い清水が先制ゴール。
終盤前がかりで攻める新田の裏を突き、清水が追加点をあげます。
新監督対決は南宇和の羽田監督に軍配があがりました。
敗れた新田も好チーム。１・２年生が多く来年に期待できそうです。

次は、因縁の松山工業対南宇和。去年は延長・ＰＫ戦で南宇和の勝利。
リベンジに燃える谷監督と熱血羽田監督にも注目です。
来週の準々決勝は目が離せない。

・松山聖陵-松山北

初戦の固さが見られた松北だが
守備の差で聖陵を下した
1回戦とはうってかわり聖陵は
小堀にボールが収まらない
｢松北のプレッシャーが速かった｣と本人も
認めたように
前線からのチェイシングに
聖陵サッカーは分断された
守備からリズムをつかんだ松北は
やはり堀部、脇坂らの左サイドからの攻撃が
ストロングポイント
ほとんどのチャンスをそこから作っていた
初戦の入り方はどのチームも難しい
試合後、
｢ホッとしました｣と胸に手を当てた兵頭監督のホンネが全てを表していた

・済美-内子

宮田と大野で何度か決定機を作った内子だったが
ディフェンディングチャンピオンには及ばず
完成度が心配された済美は
ちゃんとあわせてきました
選手権メンバーはやっぱり伊達じゃありません
そして秘密兵器も発見
いきなり2得点の2年生FW近藤
｢地元から離れたところで勝負したかったので愛媛にきました｣と
満面の笑顔
そして麻生の1年生スーパーカー渡邉
南宇和以来の3連覇
無くは無い！

PS,明日はタレント軍団の愛媛FC対ノーガード三津浜のガチンコ対決
　　ジュニアユース決勝は毎年レベルが高いのでホントに楽しみ！
　　今から資料作りです

【第８７回全国高校サッカー選手権大会　愛媛県大会　２回戦】

松山工業　８（３−０・５−０）０　宇和島南
《得点》松工/15分野田・32分野田・36分野田・43分城戸・60分野田・63分城戸・67分野田・74分野田

南宇和　　 ２（０−０・２−０）０　新田
《得点》南宇和/63分清水・89分清水

宇和島東　１（０−０・１−０）０　新居浜西
《得点》宇東/50分下谷

川之江　　　３（２−０・１−２）２　八幡浜工業
《得点》川之江/0分尾藤・25分南・42分尾藤　八工/46分向・51分東田

済美　　　　４（１−０・３−０）０　内子
《得点》済美/34分菅・60分近藤・68分近藤・73分渡邉尚

東予　　　　３（０−１・３−１）２　松山商業
《得点》東予/48分曽我・50分中岡・57分中岡　松商/1分中川・73分横本

新居浜工業　１（０−０・１−０）０　松山東
《得点》新工/80分飯尾

松山北　　　２（２−０・０−０）０　松山聖陵
《得点》松北/18分西原・32分堀部

大西、黒田、小原、友近、羽田、金守･･･
愛媛の歴代キャプテンの中で
もっとも異質な辛さを味わっているのではないでしょうか

｢負けるとほとんど家から出ない｣そうで
今年はまるで引きこもり状態
そんな中での“応援なし事件”
個人的には無駄な事ではなかったと確信していますが
チーム創設以来、前代未聞の事件が起きた年の
キャプテンに想うところは多いでしょう

普段の金守選手は
｢まるとく｣のゆかりさん曰く“なぜかまわりが相談したくなるタイプ”
言い得てますね

決して俺が俺がという感じではなく
周りに気を使い、目を配りながらのキャプテン

“愛媛に来た頃はそうではなかったけれど
キャプテンになってから目に見えて変わってきた”と
あるチームスタッフが言ってました

しゃべらないとちょっと恐い印象がありますが（失礼！）
話してみるとすれているところが無く
会話が上手い
なるほど相談したくなるのがわかります
私もついつい余計なことをしゃべっていました

２ちゃんネラーのお父さん（息子の情報チェックの為）ともいまだに仲良しで
試合後は必ず電話がかかってきて
ケガの様子から試合の調子まで話し込むそうです
今時の若い子ならちょっと照れくさくて出来ませんが
ゆかりさんとのことや家族の事をサラッと言えるところが
逆にオシャレでカッコ良い

そうそう
そういえば当番組の初代MVPが金守君でした
あの時の楯、まだ持ってくれてるかな〜？

さあて、次回のサッカー魂ヤローは･･･

（左：金守主将　右：羽田前主将）
（インタビュー場所：よく行くお店｢まるとく｣で　聞き手：江刺伯洋）

草津戦でサポーターが応援をやめた事について？）
前の日からそういうことを応援できないけれどということを
（サポーターから）言われてたんですけど

でも自分達は（愛媛FCが）好きだからスタジアムにも行くし
応援したいけれど今回はゴメンネということを言ってくれてたんで
自分の中ではそんなに応援の声がなくても・・・

逆に前半からこっちが飛ばしていって
後半はこっちから応援してやろうかと思ってくれたらいいなと

でもプレーの合間で個人の声とかは聞こえていたんで
サポーターの人も応援してあげたいけどっていう気持ちが伝わってきたので
是非勝ちたい試合だった

で勝てて
スタジアム全体から（試合後）愛媛FCコールが聞こえて
あれはホント凄い嬉しかったです

残り数試合になりましたが？）
やっぱり勝ってサポーターの皆さんと喜ぶって言うのが
一番大事なことだと思うが

それよりも選手が一人一人一生懸命プレーして
100パーセント以上の力を出して
これ以上走れないっていうくらいの熱い試合をして
最後に結果が付いてきて
そこでみなさんと喜べたらいいかなと

やっぱり自分達だけの力じゃ
まだまだたりないし
プラスアルファの力がサポーターの皆さんなので
最後までがんばりたい！

（前キャプテン羽田敬介さん・現清水エスパルスユースチームGKコーチに電話）
羽田：おう、久し振り。今何してんの？
金守：｢まるとく｣でメシ食ってます。
　　　そっち（エスパルスでのコーチ生活）はどうですか？
羽：慣れないよ。難しいよ、指導は。
　　サッカー自分でしているほうが楽だな笑
金：こっちもいまシンドいっすよ笑。
　　ボロボロにやられて
羽：個人的にはどう？
金：個人的には去年よりゼンゼン良いんですけど
　　まあ（シーズン前半）ケガはあったんすけど　
　　やっぱなかなかチームが勝てんから･･･
羽：前には進んでる感じ？チームとして
金：まあ･･･停滞しているような･･･
　　進みかけたけどまたちょっとダメで
羽：まあ、それはずっとそうだよね
　　俺がいるときからそうだったけど･･･
　　俺はお前には個人的にはキャプテンだからどうこうしろとか
　　チームのためにっていうよりは
　　自分の為に頑張って欲しいなというのがある
　　そういうふうに人のためにとか誰かのためにだとどっかで疲れちゃうから･･･
　　お前は充分がんばって来ているから
　　自分のためにサッカーをやる気持ちで毎日グラウンドに行って欲しい
　　ってことを俺はサッカー辞めてみて、愛媛は離れてみて思うんだけど
　　J１のクラブに比べたら自分でやらなきゃいけないことが多くて
　　大変なことがあるのはわかってるけど
　　自分の為にサッカーやっていることを意外と忘れちゃう事も多いので
　　そこを毎日原点に戻るじゃないけど
　　そういう気持ちになる時を持って置いて欲しいな
　　そういうふうに思えば少し気も楽になるかなと
金：はい･･･さすがダイナマイト一本松ですね笑
羽：そういうふうに改めて思うよ
　　ほんと（現役生活は）短いからさ　
　　がんばってほしい
金：そうですね
羽：楽しんでやって欲しいなと思うよ
金：わかりました
江刺：では、最後に現キャプテンから前キャプテンに誓いの言葉があるので聞いてください
金：そうですね･･･
　　目先の事だけでなくて長い目で見て　来年もあるし再来年もあるし
　　今ダメだからどうのこうのじゃなくて
　　よくなるようなことを毎日毎日考えて　プラス思考で一日一日がんばっていきます！
羽：がんばってください！
金：スンマセン、ありがとうございます
　　また電話します

この年代と中学までは
日本は世界レベル、いや世界でもトップレベル

帝人がキッズに守り勝ち優勝

帝人は
キャプテンの水本君や廣瀬君のCBコンビ
キーパーの佐々木君など
守備の選手が特に光りました

攻撃では
注目の清川君
嫌いな野菜もちゃんと食べて
アーセナル入りを目指してください

ヒデも野菜嫌いだけど
それを補う為、死ぬほどの努力をしたことを忘れないで欲しい

セスクも君の入団を心待ちにしているはずだ

一方、キッズはゲームメーカー鎌田君が奮闘しました
彼も既に大きな目標を持って
進路を決めています

キッズの指導モットーである
｢自分で考える｣ことを胸に大きく羽ばたいて欲しい

他にもDFリーダー山本君やダブル藤岡君などなど
将来、楽しみな原石を見つけることが出来
オジサン嬉しくなりました

ありがとう
やっぱり少年サッカーも面白い

あ、
あと得意技“PK勝利”のオブリガード保内笑と
光子ちゃんのいる双葉FCも
しっかりとしたサッカーを見せてくれました

とエラソーなことを言っておきながら
万全の体調で臨めなかった自分に最大のダメ出しです
猛省