ロッベンのイッペン読んでみ!
「ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭祐著
ずいぶん昔の作品ですが私を含め周りのディズニー熱が高まっているので
棚から引っ張り出してみました
夢の国のキャスト(従業員)が主人公
ある日、ミッキーの着ぐる…じゃない皮膚?が一体無くなります
世界一の有名人がいなくなったと
まるで要人が誘拐されたかのような大事件になります
ランドやシーの裏側が細かく描かれるので
読後に夢を壊されるのかといえばまったくの逆で
ランド&シーの素晴らしさ
それ以上にそこで働くキャストたちの素敵さが伝わってきます
にしてもかなり詳しくステージ裏や人間模様が描写されているので
筆者に経験があるのかと思ってしまうくらいです
ディズニーランドの達人にも初心者にもおススメ
最高のエンターテインメント作品なのですが
唯一、残念なのは映画化(映像化)されることは絶対にないだろうということ
本社ディズニーが許可…しないですもんね笑
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「流」 東山彰良
又吉フィーバーに隠れがちですが
今年の直木賞である本作の評価がメチャ高かった
まあ直木賞獲るくらいだからあたりまえですが…
日本の統治下にもあった
そして中国ともまた違う“台湾”を舞台にしています
戦争や内戦に翻弄される若者の青春が描かれています
登場人物が(当然)漢字だらけなので
後半にこんがらがってしまいそうになりましたが
歴史ばっかりの説教的なストーリーでないところが気持ちよく
まったく違う青春時代だったけれど
主人公の激動の人生に
なぜか“わかるわかる”と共感してしまいます
4ブック
えさシネマ倶楽部
「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」
気がついたら唯一劇場で観たいと思えるトム作品
流石に人気健在お客さんは多かったです
確かに飛行機しがみつきトム君などはカッコよくて迫力はあったのですが
これまでの4作品のようにノンストップで2時間中
あり得ないアクションシーンの連続であっという間に終わったぜ感は薄くなってました
派手なバイクアクションは「2」で堪能済
(あの時は長髪&フリークライミング&アンソニー・ホプキンスがメチャカッコよかった)
振りかえると
「1」はもちろん若々しさ&宙吊りブランブラン&ラストの「レッドライト!グリーンライト!」
「3」はなんといってもフィリップ・シーモア・ホフマン
「4」はブルジュ・ハリファよじ登りトム君などなど
これぞ「M:I」というシーン&悪役がいました
ストーリーとしても「4」と同じIMF解体話で
セリフシーンが多かったからかな?
シリーズごとに要求度の増す我儘な私にとっては
こんなもんじゃないはず!と思ってしまいました
こうなると「6」は老いとも戦うイーサンが
ロケットにしがみつくしかないですよね
3.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「日本のいちばん長い日」
半藤氏の原作では玉音放送までの24時間を
クーデターを起こす側と阻止する側のとの攻防が
1時間ごとに区切って細かく展開していくのがとても緊迫感があり面白かったのですが
映画では作り方が違っていたのが残念でした
それでも評判通りモックンの昭和天皇は格調がメチャクチャ高かったですし
役所広司は海軍のカリスマ(山本五十六)も陸軍の人格者まで何でもござれの安定感
さらに特筆すべきは
二・二六で暗殺されかけた鈴木首相役の山崎努
完全に本人が憑依したかのような怪演振りは戦慄を覚えんばかりです
70年前、長崎に新爆弾が落とされたときに観た本作
胸に来るものがありました
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「その女アレックス」ピエール・ルメートル著
「このミス」など史上初の6巻達成!の謳い文句に
思わず手が伸びました
フランス人作家のミステリーです
ここからは少しネタバレになりますが
最初に登場するアレッスクという美女が
実は連続殺人犯なんです
殺し方が硫酸を口に流し込むやり方でグロいのですが
まあ、今までに無くは無い話で
なんだその女が捕まるのかと思っていたら
終盤に向けて衝撃の事実が!(←陳腐な表現でスイマセン)
映画化されるかなあ
されるとしたらそこの部分は外せないしなあ
と余計な心配をしながら読破しました
映画化キボンヌ
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「漱石先生ぞな、もし」半藤一利著
かなり懐かしい作品ですが
愛媛県人なら思わず手にとってしまうタイトル
著者が大の漱石ファンで
各作品ごとに小ネタを紹介してくれます
ただ「坊っちゃん」しか細かいところまではわからず…
今、漱石ブームも来てますし
もう少し勉強するぞな、もし
3ブック
えさシネマ倶楽部
「セッション」
全国公開より遅れたので
待ちに待っての観賞でした
簡単に言えばドラマーのスポコン映画
期待通りのバチバチ具合でしたし
思った以上にJ・K・シモンズが演じる鬼教官が
最後の最後まで嫌なヤツを貫き通してくれたのが
オスカーに繋がったのでしょう
これを観ると「プラダを着た悪魔」とかがアマちゃんに思えます
特に今、テンパっている人に観てほしい!
大変なことや理不尽なことを上司から
押し付けられている人
そのままイジけていてもこっちが損するだけです
痛快なカウンターパンチ、リターンエースを
ブチかましてやろうじゃありませんか!?
まあ、私は常に喜んで上司の仰る通りにしますけどねっ
4.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「評伝 森岡天涯 日振島の自力再生にかかわった社会教育者の生涯」 木下博民著
日曜日の担当ラジオ番組の関係で
愛媛の偉人に凝っております
その中でもかなりマニアックです笑
恥ずかしながら存じ上げませんでした森岡天涯
今日取材で日振島に初上陸
南予の教育界に革命を起こした凄い人です
簡単に言うと
親の借金返す為アメリカに出稼ぎ↓
帰国後、島の教育を向上させようと小学校を作ろうとする↓
お金を捻出する為、島民に禁酒運動を勧める↓
お酒大好きな島民に鉈で殺されそうになる↓
諦めず島の再生の為に道路(「天涯道路」という)も作る↓
日振島だけでなく宇和島、南予の教育向上の為偉い人を呼んで講演会を開く↓
中にはあの新渡戸稲造さんもいた
などなど…
しかもそれらをエラソーに説き伏せるのではなく
ユーモアを忘れず相手をおだてながら成功させたというところが素晴らしい!
取材した自称“現代の天涯”こと笠岡組合長が言ってました
「殺されそうになるくらいやらんといかん!」と
この本は小説というよりは資料的な要素が大きいですが
まさに隠れた偉人を見つけたりでした
とっても充実した取材を終えさあ面白い番組にするぞ!と
この胸の高鳴りをどう落としこめるのか
苦しくなったら天涯さんのこの言葉を唱えます
“大きな石は俺にもてころ”
3.5ブック
全てが強引ではなく
ロッベン的、雑感 ~少年サッカー最終日~
決勝:小野フットボールクラブ3-2FCゼブラキッズ
見応え(実況し応え)のある決勝戦でした
「小野フットボールクラブ」は新人大会優勝チームの強さを最後に発揮
⑩佐川君、③大宅君の攻守の要はもちろん
FCゼブラキッズ対策として
⑥中越君(マン・オブ・ザ・マッチ)を2トップに上げた柳原監督の采配がズバリ当たりましたね
「3-3-1から2-3-2にする」と試合前に聞いたときは
大舞台を前に自分達のスタイルをいきなり変えて
自滅したチームをこれまでたくさん目の当たりにしてきただけに
今回もか?と正直、思っていましたが
素人アナウンサーの予想はやっぱり素人でした
一方、自分達のスタイルをあくまでも貫き敗れた敗者
「FCゼブラキッズ」も天晴れでした
“拘りのパスサッカー”
自陣深くエリア内であっても簡単に外へ蹴りださずパスを繋ぐ愚直さ
放送席から観ていてカッコよかったです
試合後、君たちが流した大量の涙は
いつか自分達の糧となり
やがてチームの伝統となることでしょう
ナイスゲームを観せてくれて本当にありがとう
君達があれだけやったんだから
俺も明日がんばるぞ!と思わせてくれるような良い試合でした
人の心を動かすのは
少年だろうがA代表だろうがカンケー無いんですよね
変えたスタイルに素早く反応し結果を出したチームと
絶対にスタイルを変えなかったチームの
追いつき追いつかれのシーソーゲーム
これ以上何を求めることがあるでしょうか
余計な飾り文句を並べなくても今大会ベストゲームだったってことが
ご確認いただけると思います
(テレビ放送7/26 15:00~)
PS:“新居浜のワンバック”こと川西教室の近藤桃花ちゃんも今大会の大発見
マジで“なでしこ”あり得ますよ!
ロッベン的、JAバンクえひめカップ少年サッカー大会雑感 ~初日~
【ベストバウト&GOODプレイヤー(勝ち残り4チーム以外で)とそして・・・】
観戦した中で今日のベストバウトを2つ発表!
1回戦「小野対新居浜・高津」戦と「FC今治対番城」戦です
負けはしましたが新人戦チャンピオンとほぼ互角の戦い見せた高津は
イイチームでした
⑦日野君、⑩浅井君、⑥近藤君は将来が楽しみな逸材
あと今、旬のFC今治
はやくもこの世代に“岡田メソッド”が浸透してました
⑨増原君のビッグマウスは本物だったし、⑪矢野君、⑩中岡君も赤丸チェック
他にも
帝人⑧山内君、⑪鈴木君、喜多のビッグマン⑩久保君
久枝⑤岩城君の大人びた身のこなしも大好き
そうそう水都GK⑯船越君の安定感も良かった~
とまあ実際に間近で観戦せていただくと綺羅星のごとく
愛媛にも楽しみなサッカー小僧が結構いるじゃないか!と嬉しくなったのですが
個人的に残念だったと思うことを独り言として最後に
(超個人的な意見ですよ)
もちろん全てのチームではありません
でも結構多くのベンチから発せられる大人達の指示や声が
子供達のプレーに対して余りに否定的で馬鹿にしたような罵りにしか聞こえなかったのは
私だけでしょうか
まるで敗戦の原因が目の前の子供達にしかないような発言がありとても気になりました
子供達は誰一人として失敗しようと思ってミスをしているわけではないはず
劣勢の苛立ちを紛らわす為の大人たちの照れ隠しだと聞き流すほど私は出来た人間ではありません
例えば
本当に選手が約束していたプレーが出来ていないならば
それはそういう指導や練習しか出来ていなかった大人側の責任でもあるはず
ベンチに座ったことも無いド素人が何をセンチメンタルなこと言っとんねん!
と言う方もいるでしょう
そうかもしれません
でも20年近く一応、伝える側のプロの目であらゆるカテゴリーの試合を観て来ました
その結果、サッカーは観るのもするのも世界一楽しいスポーツだと私は思っています
そして今まで観てきた何百試合の中で
否定的なことばかりを選手にぶつける指導者のいるチームが
人を感動させるようなゲームをしたのを私は一度たりとも見たことがありません
選手からも慕われ名将といわれる
岡田武史さんや木山隆之監督などはその対極にいることを取材者として知っています
青臭いかもしれませんが私は言葉には力があると信じています
これからサッカーがドンドン好きになって行くであろう
真っ只中の愛媛の少年少女たちに
もっともっとサッカーを好きになってもらうような“前向きな言霊”を聞かせて欲しいと思うのです
というのが
明日の実況資料も今だ完璧に出来ていないローカルアナウンサーの今日の独り言でした
さあ、気を取り直して!
明日のベスト4へ生き残った4チーム
小野、新居浜川西、ゼブラキッズ、番城は
なんとどこが勝っても初優勝
初の夏開催、歴史を変える最終日に注目しましょう!