2015.08.10
えさシネマ倶楽部
「日本のいちばん長い日」
半藤氏の原作では玉音放送までの24時間を
クーデターを起こす側と阻止する側のとの攻防が
1時間ごとに区切って細かく展開していくのがとても緊迫感があり面白かったのですが
映画では作り方が違っていたのが残念でした
それでも評判通りモックンの昭和天皇は格調がメチャクチャ高かったですし
役所広司は海軍のカリスマ(山本五十六)も陸軍の人格者まで何でもござれの安定感
さらに特筆すべきは
二・二六で暗殺されかけた鈴木首相役の山崎努
完全に本人が憑依したかのような怪演振りは戦慄を覚えんばかりです
70年前、長崎に新爆弾が落とされたときに観た本作
胸に来るものがありました
4シネマ