えさシネマ倶楽部
アベンジャーズ/エンドゲーム
ついに終わった
いやホントに終わったのかな?
3時間超の超大作は最後まで見飽きませんでした
シリーズ11年で22作品
全部を見てないので良くわからないままだったが
タイムマシンで過去のハイライトに戻っていく手法が楽しかったです
ヒーロー出まくりの全部のせ状態でわけわからんくなるかと思いきや
そんなことはありませんでした
定期的に出てくる豪華なカメオ出演には
ロバート・レッド・フォードまで
最後は予想通り
アベンジャーズVSサノス軍の関ヶ原合戦
冬公開「SW9」がショボく見えないか心配になりました
ただ一つずっと気になってたのは
指パッチンで人類を半分にしてバランスを保ったって…
やるんなら全部いかんかい!と思ってしまった私は
ダークサイドに堕ちるのでしょう
3.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「愛がなんだ」
評判通り成田凌がいいです
グズグズな男子役を完璧にこなしてます
さすが異常今治タオル性癖者w
その彼に
偏屈な片思いをしているのが岸井ゆきの
こちらもいい感じで異常ですw
よくあるキラキラ男女のありえんやろっっていう
ペラペラな恋愛ものではありません
リアル感を突き詰める角田光代ワールドを
完全に映像化できています
この二人の愛ってなんだ?って思えますし
愛がなんなんだ!とも思えます
キネ旬は好きな作品ですね
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ著
後半に中島みゆきさんの「糸」が出てくるんです
〝縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布はいつか誰かを 暖めうるかもしれない〟
このフレーズが終盤でガッツリはまります
本屋大賞は総じて女性受けする(個人的感想)モノばかりが
受賞していてちょっと噛みごたえがないのもあります
でも本作はそれが嫌じゃなかった
良い人ばかりが出てきますが
ホッコリ感動を〝カツアゲ〟するような質の低さはありません
この世界観をそのまま現実に持ってこられると
キツイものがありますが・・・
3.5ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ヒキコモリ漂流記 完全版」山田ルイ53世著
久しぶりの良本との出合いに一人驚喜しました
面白すぎます
だって読みながら
「あ、このままだとあっという間に読み終えてしまう」と思い
わざと読むペースを下げたくらいです
著者は〝ルネッサーンス!〟ギャグでお馴染み?の
お笑コンビ、髭男爵のツッコミ担当の大きい方です
文才がありまくり!
元々東大を目指すくらいの天才だったらしいので
カシコなんでしょうね
ただタイトル通り、そこから真っ逆さまに転落していきます
自身が6年間引きこもった話をメインに書いてるのですが
声を出して笑いました
例え方とか文末の一言とかがゼツミョー
髭男爵の漫才よりもメチャクチャ笑えます(失礼!)
さらに愛媛大学にちょっとだけ(中退)いたというのですから
縁を感じずにいられません
又吉さんあたりからでしょうか
オードリー・若林さんといい南キャン山里さんといい
今の〝芸人本〟はハードルがメチャ上がってます
これから書く人は大変だと思いますよ
読者はちょっとやそっとでは満足できなくなるでしょう
4.5ブック
えさシネマ倶楽部
「運び屋」
いい意味で〝イーストウッド汁〟がドロドロの作品です
不器用で家庭を顧みず仕事人だった男が
人生のラストに恩返しをする…
イーストウッド作品の王道です
全て予想の範疇ですがファンにとってはそれで充分です
でもよくよく考えたら老人とはいえコカイン運んでお金稼いじゃいかんでしょっ!
アナタが運んだ何百キロのコカインで人生メチャクチャになっている人(子供を含む)が
星の数ほどいるし
アナタの周りの人達だけ汚れたお金で幸せになっていいの?
と思うのはアメリカの事情をよくわかってない青臭い反論でしょうか
ただ
素直に凄いな~と思うのは御年88で
作る(監督)のと演じる(主役)のは未だに現役バリバリということ
そんなハリウッドのレジェンドにオファーされれば
ブラッドリー・クーパーもローレンス・フィッシュバーンもアンディ・ガルシアも
出ちゃうよね
しかもレジェンド振りは私生活でも健在で
最近は20代の恋人が出来たとか!
いろんな意味でまだ引退しそうにありません
ハリー・キャラハンを地で行く御大
映画作りの時もおネーちゃん作りの時もこう言ってるのでしょう
Go ahead. Make my day と
3.5シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「争うは本意ならねど ~日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール~」
サッカーモード切り替え第2弾にしては
かなりヘビーな作品でした
が、一気読みしました
サッカーに身近で、伝える側で末席を汚している者として
あまりに無知だった己を恥じ入るばかりです
多くの読者と同じように本作に触れるまでは
「あ、あの我那覇選手…えーっと確かドーピングで…どうなったんだっけ?」
くらいの認識しかありませんでした
誤解したまま実況をしてたと思うとゾッとします
スポーツ界で、しかもサッカー界、Jリーグで史上最悪の〝冤罪〟があった
筆者が「オシムの言葉」を上梓された木村元彦さんでなければ
手に取らなかったもしれませんし
彼だからこそここまでの濃厚なノンフィクションに仕上げることが出来た
ただのサッカー本ではなく上質なドキュメンタリーとしても読みごたえ十分
さらに我那覇選手を救う一助になったのが
元愛媛FCで当時参議院議員だった友近聡朗氏だったことにも縁を感じます
終盤、潔白が証明された時のシーンは涙なしでは読めません
イニエスタがどれだけ華奢なのかも実際に見ないと分かりませんでした
知ってるつもりだったこと、知ったふりをしていたこと
まだまだあります
勉強になりました!
4ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう」
マラソンモードからサッカーモードへ
現代は実況も〝切り替えの速さ〟が大事ですw
おそらく、いや間違いなく世界ナンバーワンのサッカー監督
ドイツ、バイエルン・ミュンヘン時代
密着取材を許された著者のペップ本第1弾を
遅ればせながら読みました
(マンチェスター・シティ時代の第2弾は「グアルディオラ総論」)
サッカー関係者だけでなく誰もが知りたいペップの頭の中と私生活
シティで優勝した時のAmazon密着企画「ALL OR NOTHING」で
すっかりペップファンになってしまいました
(ロッカールームでのモノマネが出来るくらいに)
今回の書籍であらためてわかったこと
・チーム練習後の個人練習が大嫌い(プラシーボ効果)
・ただのパス回しであるティキタカが大嫌い
(特に最終ラインでU字型に回すパス)
・ホームの試合後、相手監督を招いてワインを飲む
・試合の日はゲームの事を考えすぎて一切食事を摂れない
(終わった後もチーズ一切れとワインでいつまでもサッカー談義)
頂点にいる天才もただの負けず嫌い(死ぬほど!)
人間グアルディオラに益々興味がわきました
先週のプレミアも見ましたが
あのチェルシーを子ども扱い(6-0)でしたもんね
シティの連覇はありそうです
ペップ本第2弾も必ず読みます!
4ブック
ロッベン的、高校サッカー新人戦FINAL観戦記!
【決勝:今治東2-1新田(*延長)】
長年高校サッカーを担当しながら
新人戦初観戦だったことを恥じるばかり
名勝負ここにもあり!でした
新田の先制シーンは見事でした
⑫玉井君~⑧福井君~⑪中田君のショートパスで
今治ディフェンスのど真ん中を完全に崩し切ってのファインゴール
「前から奪ってショートカウンターがウチのパターンですから」
新田・小野監督も会心の出だしでしたが
戦況はここから俄かに動き始めます
失点直後、4-1-4-1から4-4-2へシムテムを変えたのは今東⑦岡本君
「相手の状況を見て⑭馬場と話して変えました」
これが新田の守備陣を混乱させます
驚くのは既にこの時期で選手自らジャッジ出来る能力の高さです
ベンチワークも流石でした
慌てて中盤を飛ばし放り込む選手を見て
「外から外から!」「繋いでサイドから!」
ぶれることなく自分たちのスタイルを再度徹底させた今東・谷監督
後半そのサイド攻撃から同点に追いつくと
終盤はほぼハーフコートゲームに
「2試合分のスタミナがないとダメですね…」
足がつり次々にピッチに倒れ交代選手を使わざるを得なかった自チームと
戦術的交代で選手を入れ替えた相手の差を見せられた小野監督
「ただただ守るしかなかったです…」
延長までもつれ込んだが
今治東が追加点を入れるのは時間の問題でした
ただ
中盤までは“ついに来たか新田!36年振りの新人戦タイトルか!?”と期待させてくれました
⑧福井君の〝3人引き連れ超人ドリブル〟を生で見た甲斐もありましたし
新田にはやり返す時間が充分にあります
さらにこのカードは4月から始まる四国プリンスリーグでも見ることが出来ます
新生・新田を完成させるには絶好のシーズンです
一方
新人戦連覇で好発進となった今治東
試合後「やらせることはまだまだあるけんな~」と褌を締めなおした谷監督
悪夢の昨シーズン
選手権切符は四冠達成(プリンス含め)の向こうにこそあるのかもしれません
さあ本格的に開幕した愛媛の高校サッカーシーズン!
ストップ今東は新興の新田か、タレントの済美か、盤石の松山工業か、それとも…
遅ればせながら今頃気づきました
選手権をホントに楽しむには新人戦からなのだと
まだまだ勉強不足でした泣
(準決勝今東1-0済美、新田2-0松工、3位決定戦 松工3-0済美)
えさシネマ倶楽部
「クリード 炎の宿敵」
クリードシリーズでは2
ロッキーシリーズで言うと“ロッキー8”です
今回はアポロの息子とあのロシアの巨人・ドラゴの息子が対決します!
オープニング
ボロボロのジムでドラゴの息子をトレーニングする大男の背中
パーンして顔にズまる(ズームイン)と
ヒゲ面のドラゴ父ちゃんことドルフ・ラングレン!
もうこれだけで号泣w
あとはブレないスタローン先生
強敵の相手が決まる→ちょっと変わった訓練→ロッキーテーマ流れる→負けそうになる→ロッキーテーマ流れる→ギリギリで勝つ
強敵の相手が決まる→ちょっと変わった訓練→ロッキーテーマ流れる→負けそうになる→ロッキーテーマ流れる→ギリギリで勝つ
この繰り返しです
スタ先生の鉄板コピペ脚本
やる前からオチは分かっているけれど泣けます
偉大なるワンパターンは寅さんの域にまで来ています
あ、後半ドラゴの元嫁(私生活ではスタローンの元嫁)も出てくるのも感動
観賞後、叫んでました
やっぱり俺たちはロッキーが好きだーーーーと
それから家で一気にロッキー1から全部見直しました
1は今見ても傑作、5とファイナルは今見ても駄作
ってことで中二病が治らない私は今週金曜のモーニングティライトを
『ロッキーイナゾー!』とすることを決めました
ロッキーに関するマニアッククイズを制作中
チャレンジャーには映画チケットプレゼントです
挑戦しないとミッキーに叱られますよ
「ジャブだジャブ…そしてジャブだ!!」
3.5シネマ
えさシネマ倶楽部
「暁に祈れ」
まずタイトルがカッコいい!
原題『A Prayer Before Dawn』が
残念な邦題になってないw
しかもボクシング映画で
実在するタイの極悪刑務所が舞台
全身(顔も!)タトゥーで埋め尽くされた囚人の中に
いきなり放り込まれたイギリス人ボクサーの自叙伝が原作
これだけで公開日に行く!と決めていました
冒頭のガチムエタイからレイプシーン(男性囚人同士の!)の件で
ガッチリ鷲掴みにされました
スクリーンから漂う闇感、アングラ感、没入感に圧倒され
ひじ掛けを握りっぱなしの2時間でした
こんな怖いとこ1秒も無理っ
タイで絶対に麻薬はしないぞ!(どこでも)と心に誓いました
4シネマ